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その後の”Tom Tit Tot”-3- |
12月17日 (土) |
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かなり時間が経ってしまってけれど、どうしても書いておきたいの
で懲りずに発表会(11・20)後の子どもの様子を。
テューターとして、去年同時期に行った”The Three Sillies" (3人の
おろかもの)の発表と比べてラボッ子自身の中で変わったもの、なにか
違いがあるかを彼らの口から発してもらいたいという狙いがあった。
S(小4)「去年よりいっぱいせりふ覚えた、しっぽの動き(彼自身がし
っぽ役)が増えた、去年はあんまり動かなかった。
もしTom Tit Tot の名前が一ヶ月の真ん中で当たったら、娘は王様
に殺されていた。 おっかさんはパイを5つ食べたといわずに、1
つ食べたと歌っていれば、・・じゃなかったら5かせでなくて、1
かせと歌っていれば、娘を王様と結婚させ泣いて済んだ。」
H(小5)「去年はあんまりCD聴かなかった。Tom-は終わった時『やった
~!!」と感じた、英語を去年はあまり覚えようとしていなかっ
た。 娘に『(パイが)戻る」のいみをおしえておくべきだったの
に教えたいおっかさんが悪い。 娘は(理解力ない)もしかし
て・・・障害者かも? 娘は運が良かった、おっかさんは
娘を金持ちにしたかった。」
H(年長)「娘はどうして糸がつむげないっておうさまにいわなかったの
かなぁ?」
N(小6)「娘が紡げないことを王様に打ち明けたら、おっかさんの命が
危なかった(そもそも初めにでまかせのウソ歌を歌ったおっかさ
んを処刑する)。
「3にんのおろかもの」の時はただ楽しいって感じの話だったけ
ど、”Tom-"はCDをよ~く聞いたら、わかってきたところがあって
面白かった、ゾクゾクって感じ。」
自分の目標に向かってせりほをおぼえなくちゃ、自分ががんばらないと
越え、さぞかしもう終わった”Tom-"の話のことなんか話題にしたくない
かなぁと内心あきらめてのテューターからの投げかけに、みんな語調を
強め前ににじり寄りながら発した言葉のやり取りが、上記である。
自分たちの表現をするために、必然的に物語を深く聞き、出てくる人
(物)に心を寄せて、その人(もの)に自分を重ねてみることで、子ど
もなりに考えたことがあるからこそ、終わってなお熱く、物語について
語ることができるんだ、と再認識させられた。
深くであった物語が、子どもの心に刻まれ今後の彼らの力になることを
祈ると同時に、さて、つぎのおはなしはとパーティでの各同にこの子ど
もたちのエネルギーをそのままいい方向に生かさなくちゃとテューター
は気がはやる(笑)。
さてさて、子どもたちからは 『おばけのQ太郎 4話」 「セロ弾きの
ゴーシュ」 『ピーターパン 3話」が次々にあがった。
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