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チリマリ小学校・チリマリ病院訪問 |
11月23日 (水) |
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夜中の内に着いたので、今日は朝から有意義に時間を使うことができた。
今日は「テーマ活動大会の日だな~」とチラっと考えながら、チリマリ行きの車に乗り込んだ。
チリマリ小学校へ通う子ども達の家は皆貧しいため、学校での昼給食が彼らの唯一の食事なのだという。朝食を食べてないので、朝からふらふらして勉強に集中できない、という現地スタッフの報告を受けて、先生方と話し合いをした。やはり・・・先立つものがなければ・・・何も始まらない・・・。厳しい環境の中でも、子ども達の笑顔は救いである。しかし・・・
チリマリ病院の状況もまた深刻である。ドナー停止により、12月末での閉鎖は決定である。外来のみはかろうじて継続とはいうものの・・・、外来には医者は在駐せず、メディカルアシスタントが患者の診療に当たる。そして、何か深刻な状態や異常があった場合には政府の病院かCBクリグラム病院へ搬送されるとのこと。しかし、CBクリグラム病院へは車で約1時間かかるので、一刻を争う場合には間に合わない。政府の病院は、以前福岡医療NGOのH医師が「不衛生でとても臭い」と言っていた。しかも薬はない・・・医者はほとんど来ない・・・という状態のようである。病院の医師の数は、名簿上は満たしているようだが、どこの途上国でもあるように「公務員は仕事をやってもやらなくても給料が貰える」ため、給料を貰いながら日頃は家で他のビジネスにいそしんでいるとか・・・で、8人いるはずなのに通常は1~2人らしい。そして、薬は横流しで私腹を肥やしているので患者には渡らない。注射液等は10倍に薄めて使う・・等で、治る患者も治らない・・という状態だという。このシステムが改善されスムーズに当たり前に事が進めば、CBチリマリ病院は外来だけでも、きっと十分なのかもしれないが・・・。道は遠い気がする・・。
しかし、ヨーロッパからの支援打切りが決定した今、チリマリ病院の閉鎖は確実なので、「患者」を多く出さないためにはどのようにしたら良いかという」予防に重点を置いた方策を考えなければならないのだけれど・・・。
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