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ハートで感じる英文法 |
10月02日 (日) |
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“日本人の多くは中学校・高校での英語教育の中で十分に知識は得ている。大切なのはそれを感覚に変えること。!!” 毎週水曜日の朝放送の“ハートで感じる英文法”と言う番組の最終回での挨拶の言葉です。 例えば単語: 言葉のイメージをしっかりつかんでいれば語彙数を増やすことができます。
Look;視野に入れる, See;視野に入る, Watch;注意深く見る。 このイメージがあれば当然 Lookodg,や seedog,では役に立たないので watchdog でなくてはならない事が分かります.そこから,watchful,watchtower, watcher などのことばの意味も想像できます。
また,Talk;相手が居て成立する, Tell;言葉の内容を受け渡す, Speak;一方的に声を出す, Say;言葉そのものに焦点を当てる・・と言う感覚があればTalk showもなるほどだし,ラボの物語の中で「~」he says ・・と繰り返し出て来るのも自然です。
さらに,パターンで覚えた構文や文の並びかたにもネイティブの持つイメージがあるのです。 例えばThere is~ 構文; There is the girl in the garden. There is Aiko in the garden. There is she in the garden .などの文はおそらく日本の英語のテストでは正解がもらえるでしょう。でも,ネイティブにとってはとても不自然な表現になっています。それはThere is のイメージによるもの。 話題の中になかったものを突然登場させるときに使われるイメージがあるのでthe girl, Aiko, she などのように既に互いの共通のイメージがあるものをThere is ~を使って登場させるのは奇妙です。逆にOnce upon a time there were three billy goats gruff というのはわかりやすいですよね。 so~that~ の so にもなるほどと思えるイメージが。 とても~という意味なのでvery を使っても内容は変わりませんが so にはとても~,だから・・・・・の・・・の部分が含まれている。I'm very tired. は ああ,疲れてるんだな。それだけですが,I'm so tired.
と言ったときには,その後にだから『今日は サボりたい・・・』などの気持ちが暗に含まれている。それで自然発生的にso~that~の構文が生まれた。 次に文の並び方の例を一つ。よくS+VとかS+V+O+Oなど覚えましたよね。このS+V+O+O の文には基本的に ~を与える,受け渡すイメージがある。だからVの部分にはいる動詞が与える,受け渡す意味を含むものであれば必然的にその後にはO+Oがくるわけですね。
しかし学生時代にはこれらの微妙な違いを理屈で覚え,試験前になると何度も繰り返し確認し直したりしたものです。そうやって覚えたものはしばらくすると,またこんがらがって分からなくなってしまいます。 ラボのテーマ活動ではこれらの,言葉や,構文,文の並びなどのネイティブに近い感覚をとても自然な形で子ども達は習得しているのだなと感じます。
テーマ活動だけでなくソングバードやナーサリーライムズであそぶ内にたくさんの言葉のイメージを育てているなと実感しています。
Wちゃん(小2)が見つけたLittleと Smallのイメージのちがい。
学校の英語の学習でBig とSmallをならってきたSちゃんが「デカウサギはbig なのに チビウサギは どうして small ではないの?」
とっさの質問にすぐ応えるより,自分たちで感覚としてつかんでほしいと思い私なりに small girl と little girl でどんな感じがする?とか。small maose little mouse では・・・など色々例を挙げて子ども達からイメージを引出そうとした。するとWちゃん;かわいい感じ,私;どっちが? Wちゃん;Littleのほうが可愛い感じがする
すると周りにいたこどもたちの口から♪twinkle twinkle little star ♪や♪I'm a little teapot ♪ three little kittens♪ one little finger ♪が飛び出した。この日のソングバードはLITTLE シリーズのメロディーだった。
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Re:ハートで感じる英文法(10月02日)
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返事を書く |
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トミーさん (2005年10月05日 09時31分)
なんだか素晴らしい講義を読んでいるような感覚になりました。すごいですね
~こんな風に分かりやすく子どもたちも学べると良いのに、未だに学校では頭
で覚える英語になってるんですよね。
smallとlittleの違いを子どもたちが発見していくのがホント素晴らしい!正
に生きた英語が育っている証拠ですね。
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