「ぐるんぱのようちえん」が生まれた日 |
09月06日 (火) |
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以前も紹介しましたが、福音館書店のこどものとも50周年記念プログのなかで、今まで知らなかった絵本ができるまでの話や作者の裏話などが読める。今回は「ぐるんぱのようちえん」を書いた西内ミナミさんのエッセイが載ってます。「ぐるんぱのようちえん」というと絵を描いた堀内誠一さんの方が印象が強く、今まで作者が誰かなんて気にしていなかったというか、文も堀内さんだと勝手に思い込んでました。勉強不足でごめんなさい。
(一部抜粋して紹介)
『私は、絵本なんて全く知らなかったんですけど、象の中でもさらに大きい象のお話を書こうと思って、一気に一晩で書いてしまったんです。「ぐるんぱ」という名前も、「どうしてぐるんぱっていう名前にしたんですか?」とよく聞かれるんですが、「ぐるんぱ」と、そのとき出てきた、という以外にないんですね。コピーライターって、いろいろとネーミングする仕事もあるから。
まだお母さんになりたて、ぐらいのときだったから、子どものためにとか、子どもにわかりやすくとか、そんなこと、いっさいこの本にはないんです。それでずっとあとになってこの本をふりかえると、この象のぐるんぱは転職したばかりの当時の自分なんですね。当時はとくに意識してなかったんですけど、今読み返すと、そのときの26歳の私が、悩んでいたのがわかる。その悩んでいたことが、象が職業を変えていっちゃう、ということになって。でも性格的に未来は明るく考える方ですから、「まあ、一生懸命やれば何とかなるだろう」となってお話はハッピーエンドになってしまった。』
とこんな風にして書かれた本だったんだなあと面白く読みました。
これまでのエッセイでもラボライブラリーになっている「ふるやのもり」「ぐりとぐら」など出ているので左のページに紹介してます。
そして12月の初旬に、『おじいさんが かぶを うえました−−月刊絵本「こどものとも」50年の歩み』(福音館書店編集部編 税込定価2625円)という記念誌を刊行されます。
この本は、これまでの「こどものとも」「こどものとも年中向き」のすべてを紹介する記念誌です。本文256ページの中には、様々なジャンルの絵本の紹介、著者ごとの紹介、絵本誕生の秘密、こどものとも603作品(増刊号含む)、年中向き200作品、計803作品すべての紹介、と盛りだくさんの内容だそうです。楽しみですね。
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Re:「ぐるんぱのようちえん」が生まれた日(09月06日)
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林ライスさん (2005年09月06日 23時09分)
へ~そうなんだあ。
こども達が大好きなぐるんぱのようちえんが
大人の心にも響くはずですよね。
トミーさんのサイトに来るといろいろ教えられます。
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