スペイン。アルコス・デ・ラ・フロンテーラ。アーチの奥に鐘楼を見る。 油絵。6号。
描きたいところを絵に描いて、その絵を見てまた、旅を新たに楽しんでいる。
なだらかな傾斜に沿って、白い集落がある、アルコス・デ・ラ・フロンテーラ。古い町の狭い路地を登っていくと、土色の城壁や、教会の鐘楼がそびえる光景が見えてくる。この鐘楼の右のパラドールに泊まる。
鐘楼の前は広場。広場の門を出ると、アンダルシアの広野を一望できる。そこから夕日を背に眺めたのが、先回の絵画。そして門を通して鐘楼を描く。
この地方には、fronteraフロンテーラ(国境)とつく地名が多い。11~12世紀、キリスト、イスラムの共存の名残。
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