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シャヒドルの休日 |
08月14日 (日) |
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7月19日より日本語研修に入っているシャヒドル(県費研修生/バングラデシュ人/※7/17日記参照)に少しホームシックの兆候が見え始めたので、昨日(13日)からのお盆休みにせめて宮崎に「里帰り」(!?)をさせることにした。(^^)
熊本県との県境に位置するえびの市から県西部の都城市を通って南下、途中鹿児島県境を一歩鹿児島県側に入り、国歌に登場する「さざれ石」のある霧島神宮に立ち寄った。緑の中に朱の神殿が美しい。かつて坂本竜馬も新婚旅行で訪れた場所である。晴れた日には遠くに錦江湾と櫻島が見える。
再び宮崎県側に入り、都城市の関の尾の滝に寄る。山の無い国から来た研修生にとって初めて目にする滝。ゴーゴーと落ちる水の勢いを、じーと眺めていた。
山中を縫いながら、車は宮崎市を目指す。大淀川の幅が広がって行く。
今年スタディツアーに参加したOさんが、シャヒドルを夕食に招待してくれた。大淀川沿いの料亭で花火観覧しながらの贅沢な時を過ごしたらしい。
一夜明けて今日は、午前中はゆっくり過ごした(本人は日本語の自習をしていたようだ。)。16日がバングラデシュに残してきた双子の息子の7才の誕生日なのでお祝いのメールを送りたいと言うので、NGOオフィスのアドレスに「BIRTHDA メール」を代打送信する。昼食後市立図書館で開催している「世界中の子ども達を学校へ展」へ。バングラデシュの写真やシャヒドルが描いた啓発ポスターも展示してある。シャヒドルに笑みがこぼれた。
カメラを買いたいという本人の希望により、いくつかの中古カメラ店をまわった。彼はその内のひとつの店で、手巻きフィルム式のカメラを一台買った。
夕方、日南海岸の富土(ふと)海水浴場での夏祭りに参加。ラムネ飲みにトライしたり、頭上に広がる花火を満喫したりして、暫しの休日を楽しんだ。
初めてカメラを手にしたシャヒドルは、とても嬉しそう。何でもかんでもシャッターを押していた。カメラのお陰で寂しさを紛らわせて、あと2週間の日本語研修を頑張ってくれるかな!
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