多摩川の河原へ行った
丸子橋の上流、東急線の橋のあたりはバーベキューを楽しむ人々でいっぱいだ
そこからすぐのところに小さい頃からなじみのある堰がある
よく遊びに来たところだ
石を積んだ堰の右岸に、カウンターを握って調査をしている人たちがいた
近づいてみると、堰に簡単な魚道をかけて、そこを登ってゆく鮎の稚魚を数えている
日大土木工学の研究室の方たちだった
4~5センチの鮎が健気に登ってゆく
この簡単な魚道によって7日間で約6万匹の稚魚がこの堰を越えたそうだ
河口付近で産み落とされ、卵から帰った稚魚は海で育ち、
海の水温と川の水温が同じになる今頃、川を登ってくる
もっと上流までゆきそこで育ち、9月には25センチにもなるという
鮎は1年で一生を終わる
懸命に川を上ってゆく姿がいとおしかった
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