誇りをもってTを高校1年留学に送り出す。 |
07月24日 (日) |
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ラボ高校生1年留学に参加するTがついに福岡を出発しました。
同期の高3の仲間のみならず、たくさんの中高生広場のメンバーが見送りに来ていました。
誰が本人のTか、わかりますか?
高校の友達も4人来ていましたが、ラボっ子のはじけぶりにちょっとびっくりの様子でした。
お母さんの話だと、昨夜は電話が鳴りっぱなしだったそうです。
私が貸していた本を取りに行ったときもラボっ子がふたり来ていました。
本当にたくさんの友達ができたものです。
Tはいろんなことをラボで学んだと思うけど、
いっしょに失敗を繰り返し、いろんなことを乗り越えてきたたくさんの心暖かい友達は何にも代えがたい財産だと思います。
理想の自分に近づくために、多くの若者は自分のために努力します。
勉強や部活を一生懸命にやっている若者はたくさんいます。
Tは友達のために、仲間のために、後輩のために惜しむことなく自分の時間を使っていました。
試験前などはこちらがハラハラするくらいでした。
でも、人のために働いたその結果は、きちんと彼のところに返ってきています。
大人になってもわからないこの原理をTはもう知っているようでした。
高校受験で第一希望に失敗して予定がくるったTは
「僕の居場所はどこだろう?僕は何をすればいいのだろう?」
という顔をしてラボに戻ってきました。
(本人はそんな顔はしていなかったと言うでしょうが…)
「取りあえず春合宿には出てシニアをしてごらん。ラボでも得るものもたくさんあるよ。」と引き止めた私に
「春合宿のシニアとかしたくない。」と言ったT。
「お願いだから春合宿のシニアをやって、シニアをやってからラボを続けるか、やめるか決めて。」と頼んだ私。
その時思わず涙がハラハラとこぼれた。
予想もしなかったので自分でも驚いた。
自分がラボを続けたのは、このテューターの涙のせいだと今Tは言う。
あれから2年半。
最初の1年は何となくふらふらしながら、
それでも、テーマ活動をやったり、シニアをやったりするたびに成長していった。
高2の前期にバイスキャプテンをし、夏休みにオレゴンキャンプに参加し、その後もいろんなことがあった。
一度も声を荒げることもなく、あきらめず、知恵を絞って、的確なことばを使いながらリーダーシップを発揮した。
悩みがあれば仲間やテューター達ととことん話した。
私も今までのラボっ子の中で、我が子を除いて、一番よく話をした。
Tは話しながら自分で解決の糸口を見つけていった。
今、誇りをもって彼をオハイオに送り出せる。
きっと、いろんな問題がTを待ち受けているだろうが、
大丈夫、Tなら知恵を絞って解決できるし、ホストファミリーにも可愛がってもらえる。
ご夫婦ふたりだけに戻ったお父さんお母さんといっしょに
時々Tを肴にビールでも飲みながら1年間待っています。
まあ、Tに続くTyやTk、Aに関わるラボテューターにとっては
Tへの感傷に浸る時間はそうたくさんはありません。
Tに続くラボっ子を育てる楽しい仕事が待っています。
まずは、Tのホームページに書かれるはずの日記を、みなさんと一緒に楽しみにしていましょう。
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Re:誇りをもってTを高校1年留学に送り出す。(07月24日)
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今から代さん (2005年07月25日 11時27分)
静かな朝です。今日から一年間ずっとこんな朝も悪くないかな、と思え
てくるのは、昨日息子がたくさんの仲間と、信頼しお世話になったテュ
ターの見送りの中で、福岡を後にすることができたからかもしれませ
ん。
思えば、ラボの留学は希望すれば叶うという訳ではなく、パーティで
仲間と出会い、1ヶ月のホームステイを体験し、シニアに挑戦し、中高
生活動では仲間と共に学びあい、留学試験を受け、最後の親を招待した
シーザーの劇の発表と、実にさまざまなことにチャレンジして勝ち得た
ものなんですね。私も主人も、ラボは親も子も丸ごと受け止めてくれる
貴重な学びの場だと思っています。本当にお世話になりました。
空港を出てから、主人と山口県にある香月泰男美術館に行ってきまし
た。彼が学んでいる間にこちらも精一杯見て、聞いて、考える一年を過
ごそうと思って。こっちも楽しまなくっちゃ。
本人は帰ってからまたキャンプに行くつもりのようです。このお気楽
息子と叫んでやりたいのですが本人不在。仕方ないとあきらめつつ主人
とテレビを見てると、はたして電話。
お母さんパソコンに使うコードを至急送って(@_@)。はいはい、甘い親
は朝から7860円払って送りましたよ。やっぱり高くつく息子。
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Re:Re:誇りをもってTを高校1年留学に送り出す。(07月24日)
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林ライスさん (2005年07月25日 23時51分)
今から代さんへ
今ごろは「さだまさし」のCDでも聞きながら涙・・・か
と思っていましたら、ご夫婦で山口県にある香月泰男美術館とは
ガスガイがなくても大丈夫な仲良しのご夫婦ですね。
八方美人のツケを親が払わなければならないところや
最後のツメが甘いのに「僕の将来は明るい」と思っているところなど
同じ高校を落ち、同じ高校に行った我が家の息子と類似点があることを
今更ながら認識しました。
まあ完璧ではないからみんなに可愛がられるのかもしれませんね。
きっとホストファミリーにも可愛がられ
苦労させる為に出したのに
お友達をいっぱい作って楽しく1年を送ってくるのでしょうね、きっ
と。
こちらも楽しみましょうね。
映画やカラオケ、飲み会、などお誘いします。
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