NINAGAWA「十二夜」堪能してきました(^0^) |
07月19日 (火) |
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歌舞伎座に着いたら、人。人。人。チケット予約をしておいたので早めに着いたのですが。
緞帳・いえ歌舞伎座ですから、幕がひけると、正面からぐるりと鏡張りのステージ。一瞬円形劇場にいるような錯覚でした。そして桜が満開の下で、チェンバロの演奏と賛美歌の聖歌隊。エッ!!!これが歌舞伎??まさにそんな始まりでした。
初日前からかなりの評判でしたし、蜷川さん自身もNHKか何かで、この「十二夜」のことを話していました。とにかく”菊之助君の情熱に負けて引き受けてしまった”というようなこと。
シェクスピアを歌舞伎で取り上げるのは今回が初めてではありませんが、なんと云っても、世界のNINAGAWAが演出するのですから、興味シンシンでした。
シェクスピアの喜劇の代表作ともいえる「十二夜」は小田島雄志さんの翻訳で読んでいました。今回も小田島さんの翻訳をベースに脚本を書いたそうです。何と云っても長いセリフ、ことばのキャッチボール、言い回しの面白さ、すべてに磨きがかかっていました。
原作の役名と歌舞伎名が面白い。
琵琶姫・・・・・ヴィオラ 獅子丸・・・シーザリオ
斯波 主膳之助・・セバスチャン 織笛姫・・・オリヴィア・・など。
という感じです。菊之助が双子の兄妹を演じ分けるのが又なんとも、すばやい。早業です。他にも菊五郎なども二役演じ分けて面白かったです。
シェクスピアの作品は何と云っても、ことばの面白さ。すごさですね。「シーザー」や、「ロミオ&ジュリエット」でラボでもおなじみです。セリフのボリュームは実感しています。歌舞伎でも役者さんが、やはりセリフの多さに苦労したようです。たった10日間の稽古で本番。さすがにプロですね。テーマ活動もいいけど、ときにこんなシェクスピアも悪くないと思った次第です。
「十二夜」は階級制度の物語でもあり、貴族でさえ《愛》だけは自由にならないという苦い物語でもあるのです・・と蜷川さんは書いておられます。少し苦味のある、明るい喜劇を作れたらとの意図のもとに今回の「十二夜」を引き受けたのだそうです。
客席からもしばしば笑いが起こり、ことばのやり取りの面白さが伝わってきました。
はからずもラボの新刊も《笑い》がテーマ。シェクスピアの作品がもう一つぐらい欲しいと、何時にもまして思いました。
休憩をはさんで4時間半の長丁場。あきさせませんでした。ことばの力だな~~と。
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プロローグとでも云いましょうか?プロローグは浄瑠璃の語りで始まりました。いわばナレーター役を務めたのが、竹本 谷太夫さんという方。この方はKテューターのご主人です。
先日の朝日に、人間国宝として認定された、と出ていました。驚いて早速電話を入れると、誰でも順番になれるのですからって。冷静なKさんらしい答えでした。そんなことはないでしょうね。実力が認められたのでしょうと思います。こんなハプニングもついた「十二夜」でした。
今日は、充電日でした。Takuのところへもよらずに帰宅しました。アス午前中プレイルームが入っているのです。すぐ近くまで行っていたのですが・・。今週いっぱいは通常ラボ+特別プログラム。そして中国受け入れ。キャンプです。それから少し夏休みです。
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Re:NINAGAWA「十二夜」堪能してきました(^0^)(07月19日)
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とんかつ姫さん (2005年07月19日 23時48分)
う~ん、4時間半でしたか!
でも読んでいるだけでワクワク、興味深い・・・私一人でも観に行けば
良かったな。
テレビでも何回か紹介されているのを予備知識にHiromiさんの日記を読
んで、何とか想像しながら我慢してます(^_^;)。
Kテューターってどなたかなあ?
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Re:Re:NINAGAWA「十二夜」堪能してきました(^0^)(07月19日)
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Hiromi~さん (2005年07月20日 21時58分)
とんかつ姫さん
>う~ん、4時間半でしたか!
そう、ちょっと疲れましたが・・・。心地よい疲労というか。
でも読んでいるだけでワクワク、興味深い・・・私一人でも観に行けば
良かったな。
>キット再演がありますよ!!歌舞伎ってことを忘れるくらいでした。
夏休みの宿題は、シェクスピアなら、何でもですね。わたしはもう「十二夜」
に決めました(笑い)
Kテューターってどなたかなあ?・・メールでね。
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