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グリーシュ取り組みいろいろ2 |
07月15日 (金) |
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物語のはじめのころの一人ぼっちで線の細い青年から、チャレンジを重ね、女性を守ろうとする、立派な青年へと成長していく。
途中でMが「これって、高2くらいのさえない男の子が夏休みに暴走族に出会って、かっこいいなーと思って、暴走族の中に入って、そこでかわいい女の子とであって、その女の子をさらって暴走族を抜け出すって感じよねえ」と。みんなで、「たしかに!」と。そして、教会ならぬ学校の先生のところか警察に逃げ込む。
この意見が出たのは、まさに光高校での事件があった日。私はふっと「どの子にも、グリーシュのように、チャレンジする場があったら、妖精のように、助けとは見えないけれど助けとなる存在があったら・・」など。
テーマ活動に取り組むとき、子供たちはその物語の中に身をおき、それぞれの「今」で物語を感じている。物語を自分に引き寄せて考えれられれば考えられただけ、表現したい気持ちが大きくなる。
姫をやっていたMちゃん。発表後多くの人に「感じが出ていたよー」とほめられた。前日の取り組みで「姫ってやってってすっごいかわいそー」
フランス国王の娘として、望まぬ結婚「政略結婚」をさせられそうになり、見知らぬ土地に連れ去られ、口が聞けなくなり。グリーシュの気持ちがはっきりしていくのと呼応するように、姫の気持ちがだんだんと美香ちゃんの中に育っていった。
グリーシュと、口が利けない姫の1年。この期間は二人の成長にとってどういう期間だったのか。妖精は仕返しとして、姫の命を奪うのでなく、傷つけるのでなく、目を見えなくしたのでなく、口を利けなくした。これはどういう意味があったのだろう。
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