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グリーシュ取り組みいろいろ |
07月12日 (火) |
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「地区壮行会激励発表、出るところがないんだけど。すみだp高学年有志ででる?」高校生へのこの投げかけから始まった今回の取り組み。高校生4名のうち2人は留学生。留学の宿題や準備もある。しかも壮行会は試験真っ只中になる可能性大。出ない方がいいのではという気持ちが私の中にも高校生の中にも。でも、この二人が留学に出るからこそ、今のメンバーでできるのは今しかない、という気持ちも高校生にも私にも。
出たい人だけで、6回の取り組みで。ということで出ることを決定。
4月の上旬にテューター不在で高校生ミーティング。取り組みテーマを「グリーシュ」と、そして日程も自分たちで決めた上で、小5以上のラボっ子にやりませんか、とご案内。
小6、1名 中学生6名 高校生4名での取り組み。6回といっても毎回2時間半。全員そろったのは1回目と最後だけ。部活や学校行事を兼ねながら。
この物語は、アイルランドが舞台。ローマ人に押されて、ヨーロッパからイギリスへそしてアイルランドへと押し込められたケルト人の物語。どこをとっても絵になるといわれるほど美しい自然を持つ一方、ジャガイモしかできないやせた土地。人々はそこに風除けの石囲いを作り、海草を腐らせて土を作るそう。
グリーシュに出てくる妖精は、まさにその風のよう。子供たちは、そこに気づき、妖精の登場の場面を何度も何度も。「これって、風なん?」「音だけなの?」「妖精の姿は見えてるん?」1時間以上この場面に費やしたことも。でも最終的に表現が決まったのは発表前日。
「妖精って、グリーシュの 味方? それとも敵?」 子供たちは最初のころから、グリーシュの成長を手助けしてくれる存在と捉えていた。
取り組んでいく中で、グリーシュが妖精との出会い、アイルランドの自分の住む世界とは正反対のフランスの宮殿に行き、姫と出会い、成長していくことに気づく。「これって異文化交流じゃぁ !」「ラボの国際交流みたい」
グリーシュ役は最初Kがやっていたけれど、Kがやると妖精が弱い、ということでNに。でもさあナレーションを振り分けようとなると、Nがグリーシュをやってたらナレーションができない、ということでYちゃんに。
Yちゃん、グリーシュをやる中で、「グリーシュの気持ちが良くわかんないのよね」「グリーシュ、何回か勇気を出して、壁を越えるところがあるよね」
子供たちの捉え方。
まず第1のチャレンジ 妖精の誘いに「行きます! 行きます」と未知の世界についていく決心をする。
第2 姫を助けるために十字を切る。このとき大音響が起きる。すごいですねえ。彼にとって世界が全く変わったってことですかねええ。
そして第3 一年後 妖精たちがまたやってきて、薬草で姫が口を聞けるようになると聞き、自分の命のことは顧みず、それを自分で飲んでみる。
続く
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