成瀬巳喜男の世界『妻』『夫婦』
「夫婦は何年たっても危ういものだ」と・・・・
1953年東宝『夫婦』上原謙、杉葉子の夫婦、
住宅難の中、
妻を亡くした三国連太郎(夫の同僚)の1階を借りることになる
杉葉子の実家はうなぎと煮豆の店
兄 小林圭樹、妹 岡田茉莉子 が手伝っている
母 杉葉子へ
「帰った方がいいよ」
「起きてるんだか転んでいるんだかわからない人だからねえ」
父「(岡田茉莉子の結婚相手は)やっぱり商売人がいいよ
大学を出たからって今日日どうなるもんでもない」
1953年東宝『妻』上原謙,高峰三枝子の夫婦、
夫と仲良くなる会社のタイピスト丹阿弥谷津子(未亡人)
充実したお弁当
「私朝をいただきませんので、お昼が本当に楽しみなんですのよ」
「どちらへ」「ちょっと銀座へでも」
「お供してよろしいでしょうか」
銀座らんぶる 「この曲はラモーの~、私大好きですの」
「よかったら」と展覧会のチケット
「友だちが出品しておりますの」「たまにはいかがです」・・・
「おともしてよろしいでしょうか?」
鶯谷駅での待ち合わせ
上野公園の美術館へ
退職して大阪へ行ってしまう
絵葉書が着く
専務との大阪出張
再会 小さな子供を連れている
下宿人 画学生 三国連太郎、中北千枝子と伊豆肇の夫婦
1951年『めし』の姉妹編として企画された『妻』
続いて作られた『夫婦』
成瀬巳喜男の夫婦3部作と言われている
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