池袋 新文芸座へ 成瀬巳喜男の世界『めし』『浮雲』を見に行く
学生時代から長い間行っていた旧文芸座が閉館になり
おなじ場所に新文芸座が経営も変わって開館し、意欲的な活動をしている
ビルの中に入ったが、椅子もきれいに、座り心地のいいものになった
今、成瀬巳喜男(1905-1969)の日替わり上映をしている
今日は
1951年 昭和26年 原節子、上原謙の『めし』
1955年 昭和30年 高峰秀子,森雅之の『浮雲』
二つとも林芙美子原作
成瀬巳喜男の代表作でもあり、老若男女混じって、満席であった
前にも見ているが、今回も成瀬巳喜男の叙情を堪能することが出来た
蓮實重彦(映画評論家) 山根貞男(映画評論家)お二人によるお話も聞けた
「1950年代に、これだけたくさんのしかも水準の高い作品を作り続けた監督は
世界中見てもヒチコックと成瀬巳喜男しかいません
その後、黒澤明、小津安二郎,溝口健二と日本映画が注目されたのも、
これらの作品群をつくりだした経験の蓄積があったことを考えれば当然であった」
『めし』は東京から転勤して大阪で暮らすふたり
東京といっても川崎の一つ手前の矢向
小さな洋品店をやっている弟夫婦のところに母がいる
原節子が多摩川べりを歩くシーンも出てくる
『浮雲』南印で結ばれたふたりの戦後、男には病気の妻がいる
千駄ヶ谷駅での待ち合わせ
伊香保での別れ、屋久島
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<戦後60年企画第3弾 生誕100年記念 名匠・成瀬巳喜男の世界>
『めし 』
『浮雲 』
[備考]2本立て上映/ニュープリント上映/3回券¥3000有り/
【トークショー】(ゲスト)蓮實重彦(映画評論家) 山根貞男(映画評論家)
新文芸座ホームページ
http://www.shin-bungeiza.com/
めし
http://www.walkerplus.com/tokyo/latestmovie/mo3333.html
浮雲
http://www.walkerplus.com/tokyo/latestmovie/mo3315.html
成瀬巳喜男紹介
http://www.toho.co.jp/naruse/welcome-j.html
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