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ジャックの豆の木プロジェクト |
06月29日 (水) |
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雲の国まで高く高くどこまでも伸びる豆の木。それをどこまでも、どこまでも登っていくジャック。
幼児~小学2年生までのグループで取り組んでいる「ジャックと豆の木」での取り組みをまとめてみました。
名づけて、『ジャックと豆の木プロジェクト』 ちょっと、かっこよすぎですかね~^^;
プロジェクト1:家康ゆかりのふる~いお寺の境内にある幼稚園でのラボパーティ。観察材料は事欠かない。
この境内には、藤の老木がある。幼稚園の園舎2階建てをさらに越えて、5階立て建物ほどの高さの杉の木にしっかりとからみつき、どこまでもくねくねと、巻きついている。
地面にしっかりと根をはり、太い幹が2本。ターザンごっこができるブランコになっている所を、乗って揺らしたり、触ってみたり、登ってみたり、長さ15センチ以上はある藤の実のさやを取ったり、、、
ひとしきり遊んで、お部屋に戻り、感じたこと、発見したことを言い合った。
★ごつごつしてたから、登りやすかった。
★くねくねしてたから、登れた。
★どこまでも伸びていたから、途中で怖くなった。
★あんなに大きなつるも、こんなちっちゃな豆から、伸びたの~??
★登るとゆらゆらゆれた。
★巻きつくものがあれば、どこまでも伸びていくんだね~。2本だけでも、あんなに巻き付き合ってるから、5つだったらすご~く、どこまでも高く伸びていったんじゃない。
★ジャックは本当に勇気があるね。
プロジェクト2:
じゃあ、実際にマメ科の植物のすごさを目の当たりにしたところで、本当には高くできない豆の木をどうやるか(表現するか)!?
★ひとりづつ、チョークで、どこまでも続く豆のつるを床に描きた~い。と、いうことで、
みんなでお互いにくるくる巻きつく豆の木を幼稚園の教室の床いっぱいに描く。(後で、雑巾がけしておきました。はい。)
そこを、よつんばいになって、登っていく。(本当は這っているんだけど、気分はジャック)手と足と、必ず、どこかでつかまっていないと、落ちるよ~。
★降りる時は、勿論、後ろ向き。降りる時のほうが怖いね~。
プロジェクト3:
この日は、お母さん2人、偶然遊びに来たラボっ子OG、大人が4人もいたので、
★大きい人は、豆の木になって~!!とせがまれ、からみあったどっしりとした豆の木になる。
しかし、ジャックになった子は必死。こちらも、必死にふんばって登られる。腕にしがみつかれたり、首につるさがられたり、、、(後でお風呂であざだらけの体にびっくり)
プロジェクト4:先週のは、きつすぎ~!!先生、体中あざだらけになったよ。
★そうだ、じゃあ、あの歌やろう!"ALI-ALI-O".
遊びに来てくれた他のお母さんも加わってもらって、くるくると腕の間をくぐって、できた~!豆のつる。なるほど。そこをジャックの役の子が登っていく。
豆のつるになっている人たちは、わざと大げさにビヨ~ン、ビヨ~ンとゆれる。ジャックは振り落とされないように必死。
プロジェクト5:今日は、誰も遊びに来ないね~。うん、ジャックぬかして豆の木やる人は5人しかいないね~。
★そうだ、大きく腕を広げて手をつないで。ジャックの役の子が、一番端っこの子の腕をぎゅうとひっぱる。次々にひっぱる。端っこの人は、手を放して、急いで、最後の人とまた手をつないでいく。なるほど、これなら、少ない人数でも豆の木をどこまでも登っていける。
他にもこだわった事柄:
★どうして変な顔のおじさんは、ジャックの名前を知っていたか。
★自分だったら、怖い思いしてまでも、運試しに行きたいか。
★ジャックはただのドロボー?欲のかたまり?
★知恵を使って、大変な場面をなんとかしたこと、ある?
★大男が落ちるところと"ジャックとジル”の歌と同じところがある。
(Jill came tambling after)の部分だとみんなでやってみて、発見。
e.t.c..
図書館から借りてきた本を紹介してくれた中に、実は、昔ジャックのお父さんは雲の国の城に住む王様で、お母さんは王女。ジャックは王子で、悪い大男にお父さんは殺され、城は乗っ取られた。だから、勇気を出してお父さんの宝を取り返しに行った。とな。ふ~む・・
これを聞いて、、、
★変な顔のおじさんは、死んだお父さんが姿を変えて、ジャックが大男の所へ行くようにしたのでは?だから、名前を知っていた!!
★ジャックは大男を倒す運命だった~
などなど、体を使って、想像力を使って、たぁくさん、たのしんでいます。
はじめは、「この大男、怖すぎ!!『骨を粉にしてパンにする』なんて。
と「やりたくない!」って言っていた子も、夏の発表会には、このお話をやりたいと、選びました。
この幼稚園の自然豊かな環境で、こうして物語を心から体ごと体験できるラボが出来ることは、本当に子供達の心の栄養になっていると感じています。
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