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チョコレートの甘さの陰に潜む苦い味 |
06月15日 (水) |
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先日11日のWSの日(児童労働反対デ―WS6/11日記参照)、メンバーの一人が新聞の切抜きを持って来た。
「『カカオ輸出世界一を支える幼い奴隷』チョコレートの原料、カカオの世界最大の輸出国、コートジボワールの農園では、1万5千人の子どもが奴隷として働き、生産コストを下げている。だから先進国では簡単に手に入るチョコレートには、アフリカの子どもたちの汗と血と涙が混じっている。」
その意見に、アフリカで青年海外協力隊の経験のあるMさんが、こうつけ加えた。
「そうだと思います。西アフリカでは、子どもの労働はほんと日常的です『子供は神様から授かったもの』だと考えていて家族計画などは考えないので、子供の数の多さにしかたなく手放してしまうという家庭は結構あります。取引業者が現金を前払いにするから、現金収入のないお父さん達は、今日明日の食料のためにそうしてしまうことも多々あるような気がします。
わたしも経験したけど、お金が前にあるとほんとうに人が変わってしまいます。それはある意味しょうがないこと。1つの問題がすべての問題につながっていることをほんとうに感じます。」
バングラデシュでも、貧しい子ども達は家族の食のため、わずかな現金や米と引換えに奉公へ出されている。劣悪な労働条件の下で働かされて、マットや民芸品・布製品・皮加工品等を作らせられている。それらが、先進国の100円ショップや$1ショップに並ぶ。途上国の子ども達の汗と血と涙で作られた製品が、先進国の人々の日用品価格を引き下げているのも一つの事実である。
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