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ボートトリップ |
05月01日 (日) |
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5/1(メーデー)は祝日なので学校はお休み。そこで、CBが私達のためにボートトリップを計画してくれた。
メンバーはクリグラム第1日目に、いきなりバイクの後部座席へ乗ってのエキサイティングな移動を体験することになった。12台のバイクを連ねてブラマプトラ川へツーリング。稲が並べてあったり、草が干してあったりしている道々をバイクは縦列を組んで通り過ぎる。道路に寝そべっている山羊や牛が、あるものは慌てて、あるものはのんびりと立ち上がり端に移動する。雨季には川の一部になる河川敷を、バイクは一気に駆け下り、小さな流れの中をバシャバシャと通り抜ける。20分程走ると川辺リに着いた。
どこから集まって来たのか、あっという間に子供達や大人の群に囲まれてしまった。最初はこわごわしながら、そして少しずつ輪は狭まってくる。
コーへイとトモミが進み出て「弁慶が五条の橋を渡る時・・・」とパフォーマンスを始めた。何回かやると、真似をし始めた。次に「おもちゃのチャチャチャ・・・」を始めた頃には、二人はみんなの心を虜にしてしまっていた。全員「チャチャチャ」のコーラスが鳴り止まない。
船の用意ができたので、船上へ。船頭さんが竿をさして、ゆっくりと船を操る。船が岸を離れ進み始めると。コーへイとトモミのファンは船と並んで岸辺を走る走る。コーへイは船の先方に陣取り「♪Oh, Mr.Gumpy, where shall we float・・・♪」と大声で歌い始めた。岸壁から顔を覗かせている牛や山羊が「わたしも連れてって。」「どこかに乗せてって。」と言っているようだ。
船が着いた島は、川の中州の一つで、雨季には川の中の消えてしまう土地である。雨季には大慌てで対岸に逃げて来る住民も、乾季になり土地が現れると再び島に渡り、玉ねぎやピーナツを植えて生活を始めるのだそうである。貧しい人々にとっては無料で使えるこのような土地を指をくわえて見ている訳にはいかないのだそうである。集落を訪れると、小指の爪より小さなピーナツがいっぱい干してあった。私達の顔を見ると家の中に招き入れ、ピーナツを煎ってご馳走してくれた。香ばしく美味しいピーナツだった。
コーへイとトモミの「おもちゃのチャチャチャ」はここでも大評判。ハメルーンの笛ふきよろしく、あっちからもこっちからも出て来てついて来る。「帰りは野原を横切って歩いて行くことにしよう。」と、どこからか声が聞こえてくるようだ。
再び船に戻ると「おもちゃのチャチャチャ!」と叫びながら、子供達が船の流れに沿って走る走る。元気の良い男の子は飛び込んで泳いで追いかけて来る。コーへイはそっと涙を拭った。見ている私達も感動のお裾分けをもらった。それから、船上でお弁当を食べた。お弁当はカレーチャーハンと野菜のフライ。割り箸と飛行機の食事の時出たプラスティックのフォークセットをカバンに入れてたのが役に立った(^^)!
船上から「島」を見ると、砂の体積によって作られた島々はとてももろく、見ている内に崩落している部分があちこちで見られた。毎年、100近い新しい島が現れ、そして消えていく。そして、人々の命も水にのみこまれたり、水害後の伝染病等で、毎年消えていく。
あちことで魚を捕っている人がいる。この穏やかな流れが、ヒマラヤの雪解けと同時に凶器に変わり牙を剥くのである。
強い陽射しに照らされて、顔も腕も焼けてビリビリ痛い。傘をさしていたんだけど・・なぁ~・・・。あぁ・・・美貌が台無しに・・・(笑)(;◇;)
岸辺に着くと、「コーへイ!コーへイ!」の大合唱。朝方は恐る恐る取り巻いていた子供達が、岸辺に立って待っていた。「オモチャノチャチャチャ!」と催促している。「オモチャノチャチャチャ」の大合唱に送られながら、再び12台のバイクを連ねて帰路に着いた。ぬかるみを抜けて・・、川を抜けて・・、砂嵐を抜けて・・・(笑)(^^)♪
「ライブラリーの世界だね~!」トモミとコーへイは顔を見合わせてにっこりした。そういう風に感じ、楽しむ心が育っているいるんだね。いつものパーティのように、キャンプのように、自然体で誰とでも接する二人のお陰で、ボートトリップは何倍も楽しいものとなった。他の参加者の方々が「ラボって何だろう・・?」と興味を持ち始めたようである。(^。^)♪
その晩、コーへイ、トモミ、そして何人かの参加者はCBのスタッフ宅へホームスティをした。Have a nice homestay!
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