生きているということ |
03月18日 (金) |
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今日は、Mテューターからラッキーにもチケットを貰ったので、1年ぶりに佐賀城下ひなまつりに一人で出かけてきました。ゆっくり歩いて見て回って1時間半ぐらい、毎年工夫を凝らしたくさんの種類のお雛様、見ごたえたっぷりで、久しぶりに良い運動になってよかった。
毎週見ている金八先生は、今回テーマがなかなかヘビーで観ているほうも毎回考えさせられる。信念を持って子どもたちに真剣に向き合ってきた金八先生の届かなかった思いが切なくて、3-Bの子どもたちの一人一人の思いが切なくて泣かずには入られない。それぞれに悩みや悲しみを抱えた子どもたちの姿が、以前皇后陛下が紹介されていた「でんでんむしのかなしみ」と重なり、人は色んな悲しみを背負って生きているんだなあと思う。見かけだけでは分からない、心の中にたくさんの悲しみを持ちながら、回りに気づかれないように、笑って過ごしているんだよね。
その中で紹介されている詩「生きる」心にずしんとくるので紹介します。
生きる
谷川 俊太郎
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているとということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
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Re:生きているということ(03月18日)
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返事を書く |
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ふしぎの国のアリスさん (2005年03月19日 02時04分)
またやってきました~。
「生きているということ」の詩。じっくり読ませていただきました。
生きていることの実感はもちろんあるんだけれど・・・
いつまで~~~~の実感がありません。
これから先がず~~っとあるのか、ないのか・・・
若い頃は将来・未来が長~くあったので、そう真剣には
考えなかったような気がいたします。
でもこの頃はその将来の検討がついてしまったり、
自分の人生をどう始末していくのか・・・とか
周りの者が一人ずついなくなっていく現実を見ていると・・・
いえいえ、これは現実に落胆しているのではなくて
もっと透き通った感覚なのですよ
今、新鮮な空気を感じられることに感謝し
木々が移り変わることに感謝し
いつもの日常が繰り返されることに感謝しています。
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Re:Re:生きているということ(03月18日)
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返事を書く |
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トミーさん (2005年03月19日 09時04分)
ふしぎの国のアリスさん
書き込み有難うございます。この「生きる」という詩は、卒業生へのメッセー
ジにも使われているみたいですね。
普段なにげなく生活していると気づかないけれど、こうやって改めてこの詩を
読むと、何気ないことがとっても大切な時間だったり物事だったりするんです
よね。
やっと春が近づき、去年植えた球根や種から目が出し、花が咲き始めるとなん
だか心がほんわかして生きているんだなあとしみじみ感じます。毎日少しずつ
大きくなる花々を見ているのが私の一番の癒しの源です。
>もっと透き通った感覚なのですよ
今、新鮮な空気を感じられることに感謝し
木々が移り変わることに感謝し
いつもの日常が繰り返されることに感謝しています。
ってさすがふしぎの国のアリスさん、
私も日々の暮らしに感謝しながら色んなことに感動しながら生きていかない
と!
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