野見山暁治『遺された画集』戦没画学生を訪ねる旅 |
03月14日 (月) |
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野見山暁治『遺された画集』戦没画学生を訪ねる旅
平凡社ライブラリー 2004年6月刊行 1500円
野見山暁治さんが何故戦没した画学生を訪ねる旅を始めたか
母校である東京美術学校に学んだ同級生や
その前後の人々ひとり一人の遺された家族を訪ねてゆく
「それでも私が遺作を集めることに執着したのは、
それら色褪せた画面の底に、いつの日からか、ほのかな光芒を見るようになったからだ。
それをみんなに伝えたい。おぼろげながら死を予告されたとき、人はどのように生きるものか。
今、この今を誠実に刻んでいった作品ならば、
人々の胸の奥底で小さく焔のようにゆらいでも不思議はない。」
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