お母さん、怖いからニュース消して!!02/27の日記 |
02月27日 (日) |
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金土2日連続父母会。
話題にでてきたこと
小3の女の子のお母さん、「子どもが、お母さん、怖いからニュースけしてっていうんです。」
小2の男の子のお母さん、「お母さん、僕殺さない?ていうんです」
無理もありません。今日も岐阜で、子どもの耳に入れたくないニュース。小学校で子供同士による事件があったり、学校に侵入してきての殺人があったり、親や祖父母による事件があったり。学校では知らない人についていかないように指導され。
今の子供たちは、日本社会いまだかつてなかったくらい不安感が強い。
「お母さん、僕殺さない?」といった男の子、その後、別のニュースを聞いて、「僕、殺されるのは嫌だけど、どうしてもそうなるなら麻酔して欲しい」と言ったそう。物語より何より現実が過激で刺激的。
先日の父母総会で、「小学校高学年くらいで自分で判断できるようになるまで、聞かせたくないニュースが多いので、ニュースを子どもに見せないほうがいい」と言わせていただいたばかり。
「名探偵コナン」と言う番組がある。私はこの番組が好きではない。子どもが見たがるので見るが、あまりにも簡単な動機で殺人が起きる。探偵物で、その推理過程が大事なので動機は重要でないのかもしれないが毎回「それくらいの事で人を殺さないでよね!!」と思う。だから見るけれど息子には「お母さんはこれ、ここが嫌なのよね!」と、伝える。
ポケモンやコナン、ヨーロッパや韓国、アメリカに輸出されている。でも、各国それぞれ暴力シーンや殺人シーンに規制があって、子どもに見せないほうがいいと判断されたものはカットされている。
日本はまさに子どもたちに垂れ流し。
何年か前から子どもたちのことばに「殺してやりたい!」と言うことばが出てくるようになった。「はらがたつ!」「むかつく」「殴ってやりたい!」と言うレベルの怒りの表現のことばとして。
どこかで読んだが、アメリカハーレムの7歳と5歳の兄弟が殺人をして捕まった。調べの中でこの2人は人を殺す事が悪いことだと教わった事がないと言う事が分かる。
子どもはその社会の鏡。育てられたように子どもは育つ。
嫌なニュースは流さない、いい話題、気持ちが明るくなる話題、まねしたくなるモデルの事だけ流すチャンネルが欲しい!!
今回の父母会、ラボの中高生活動について。ウチのパーティの高校生は見ていただいて、その活躍ぶりには皆さんからいつもお褒めのことばをいただくのですが、では、彼らはどんな活動をしてそうなっていったのか、を紹介。
まず、ラボの高校生活動、想像できない、分からないということが一日目に良く分かった。私としてはその全貌を、と思っていたのですが、むつかいしいなと。そこで昨日は、まず、私がこれまで撮った中高生活動の写真をじっくり見ていただきました。
中高生広場、地区合宿、スプリングキャンプ、などなど。
見ての感想。「みんなとにかく楽しそう」「やらされているのではなく自分でやっているって感じ」「こんな場があるっていいですよねえ」
金曜土曜どちらでも話題になったこと。ラボの高校生活動、素晴らしい。続けさせたいが、そこまで続けられるようにするにはどうしたらいいか。
そうなんです。親がいくらそう思っても、子ども本人自身が続けたい、やりたい、と思わないと無理なんです。
ひとつはモデル。こんなふうになりたいと言う先輩がいる。これって大きい。よそのパーティではなく身近にいつも一緒に活動する身近にいる。今すみだpには、国際交流にも参加し、シニアをし、留学にも行く先輩がいる。何年か前はわがPも高校生はいなかった。高校生がいるようになったのは3年前。
でも、もうひとつ大事なのは横の多様な関係があること。仲のいい、同学年やひとつ2つちがいの学年の関係があると続く。
そこで、3月はパーティ内お泊り会。お泊り本当はいやな子や、いろいろな思いがでてくる。それを私テューターに伝えられることも大事。嫌なことはイヤと言える。これがいえないと続かない。
わがp、昨年一昨年と大きな発表に頑張ってきた。2,3年前に入った方にとって、ラボって、最初からテーマ活動をちゃんと発表できる場、と言うイメージが子どもにも親にも持たれかねない。
今、数人の小グループでそれぞれ違った物語に取り組み中。私としては「人に頼るのではなく自分でやる」「見た目がいい、形の整った発表だけがラボではない。自分たちが楽しい」この大切さを、親も子も感じてもらえたら、もらいたいと思っての取り組み。
「できるできない」の評価ではなく、一人一人の段階、成長をみんなで見守りたい。
もうすぐラボ卒業のYちゃんが「もしもラボをやっていなかったら」という私の投げかけにこう答えてくれました。
人見知りのレベルは数倍
自信は減少 さらに減少
英語はきっとキライ
性格 暗い方へ暗い方へ
身体は動かない
さらには ヒッキーへ
趣味もないだろう
流され、流され・・・・・・
やりたいことも、やらないだろう
大人はこわい
では、これをプラスの言い方「ラボをやると?」にすると・・
人見知りはゆるむ
自分の意見を言うことによって自信がつく
セリフの楽しさ 英語+雰囲気
元気なラボっ子を見ているだけで明るい方へ
どう動くか(表現するか)考えられるように
流れから外れる力
ラボママ方は楽しい感じ
と、書いてくれました。
どう思われますか??
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Re:お母さん、怖いからニュース消して!!02/27の日記(02月27日)
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ポイポイさん (2005年02月27日 23時22分)
なんかいいですね。
数年前まで高校生がいなかったpartyも中学生時期をちゃんと
こすとそういう輝かしい時期を迎えるのですね。
またいろいろ教えてくださいね。
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Re:お母さん、怖いからニュース消して!——≪1≫
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がのさん (2005年02月28日 10時55分)
「名探偵コナン」と言う番組がある。私はこの番組が好きではない。子ど
もが見たがるので見るが、あまりにも簡単な動機で殺人が起きる。探偵
物で、その推理過程が大事なので動機は重要でないのかもしれないが毎
回「それくらいの事で人を殺さないでよね!!」と思う。日本はまさに子ど
もたちに垂れ流し。嫌なニュースは流さない、いい話題、気持ちが明る
くなる話題、まねしたくなるモデルの事だけ流すチャンネルが欲しい!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ほんとうですね。ここずうーっと推理小説のようなものを読むことはあ
りませんが、きのうの日曜日、夕食をとりながらなんとなくテレビを見
たら、アガサ・クリスティのポアロのアニメをやっていました。日曜日
の7時半ですから最高の時間帯、ほかに見るものもないのでなんとなく
流して見ていますが、あれも殺人事件を解いていくもの。つくり方もあ
るのでしょうが、薄っぺらで見てはいられない、というもの。子どもに
はあんなもので喜んでもらっちゃ困ると思う。
そう思いながら、懐かしく思い出されるものがあります。もう半世紀も
前に読んだ本。文字どおり夢中になって読んだ本があります。いまにし
て思えば、え~っ! という感じですが、その本を読めるということで
風邪をひいて学校を休むのがうれしくてたまらなかったものです(幸か不
幸か風邪をひきやすい体質でした)。熱にうんうんうなされながらも読ま
ずにいられなかった本。スミティさんはそんなばかなことはなさらなか
ったでしょうが。江戸川乱歩の少年探偵団シリーズや高垣眸の「怪傑黒
頭巾」などです。いまの子どもならすぐ「ダセーッ!」なんて云うので
しょうが、テレビもゲームもない時代、もう熱狂的に読みましたよね。
何がそんなに少年がのさんを惹きつけたか。名探偵明智小五郎や小林少
年のかっこよさもあったでしょうが、怪盗二十面相の悪漢ぶりがアッカ
ンでしたよね。神出鬼没のあざやかさ! 次つぎにとびだすトリックの
独創の妙、ハラハラどきどき興奮させる逃亡のテクニック、明智探偵と
の虚々実々のかけひき、裏をかき、またその裏の裏をかく追いつ追われ
つの知恵くらべ、…そういうおもしろさはもちろんありましたが、どこ
かで安心するものがあるんですね。【つづく】
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Re:お母さん、怖いからニュース消して!…≪2≫
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がのさん (2005年02月28日 10時58分)
≪承前≫
犯人の二十面相もなかなか憎めないんです。それは、この悪人、大金持
ちから宝石や美術品ばかりをねらう紳士怪盗であって、なかなか品格が
あり、金品にはぜんぜん目を向けません。けっして人に刃物を向けるこ
とはしません。殺しなんてもってのほかです。そうしておいて、追い詰
められるたび、ウッソだろ~、と思うほどあざやかに逃亡します。【
「怪傑黒頭巾」だってそうですよ。黒い野心と陰謀によって幽閉されて
いる父を救出しようと、まだ幼い姉と弟が悪に立ち向かいます。次つぎ
に姉弟を襲う危難。絶体絶命のところでかならず登場するのが謎の人
物、黒頭巾の侍。この黒頭巾も、短銃を取り出して相手に向けはする
が、ぜったい発砲することはありません。「死」なんてないドラマで
す。子どもには「死」というものの免疫をつけておくことも大事だとい
う意見があることは知っていますが、あんなウスッペラなバーチャルな
「死」で、子どもは本当の悲しみを体験できるものでしょうか。本当の
涙を流せるものでしょうか。
まとまりませんが、スミティさんの文章にふれてそんなことを思いまし
た。だらだらと、すみません。
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Re:Re:お母さん、怖いからニュース消して!…≪2≫
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スミティさん (2005年02月28日 22時25分)
返事を書いたら字数オーバーで消えてしまった・・・
悲しい・・・
もういちど!!
がのさんへ
私も怪人二十面相シリーズ大好きで読みました。これとシャーロックホ
ームズシリーズ。小学校高学年のころ。はまってほとんど。
でも、推理小説ものってある程度読むと、なんだか卒業してしまうみた
いで。
がのさんがおっしゃるとおり、子どもにイメージさせてくないイメージ
はなかった。事件を取り巻く人たちの気持ちが良く伝わってきたし、キ
ャラクターがいきいきとしていた。
人は「ことば」でイメージする。いいことも悪いことも。
昔から日本人は「四」や「九」の数字でさえも、嫌なイメージを連想するか
らと」忌み嫌い避けるようにしてきた。「ことば」の力をよく知って
「ことば」の使い方に気をつけてきたのでは。子供の頃はばかばかしい
と思っていたけれど今頃、昔の人は偉かったと。
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Re:Re:お母さん、怖いからニュース消して!…≪2≫
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スミティさん (2005年02月28日 22時39分)
その2
子どもたちを取り巻く情報環境。10年前私の息子が幼児であったころ
と比べてもひどくなっている気がします。
男の子が好きな「仮面ライダー」のようなシリーズ。ターゲットは子ども
ではなくその親。子どもよりも親のほうが一生懸命見ると言うことで、
内容はどんどん過激に。
私が子供の頃、周りには近所や親類のお葬式も身近に経験できた。今は
めったに無い。動物でさえも。
「人は死んだらどうなる?」と言う問いに生き返ると答える子どもが出る
のも無理からぬかも。
大人がダムになって、一度情報を子どもから止めて、子どもにとってよ
くない情報は与えないようにする事が大事では、とここ数年感じていま
す。
なんだかまだまとめ切れていないのですが、他の方はどう感じていらっ
しゃるのだろうと。
ウチの夫は毎週欠かさずサザエさんを見ます。子供の頃から何十年も。
これが基準なんだそうです。
基準なんだけど今の日本ではもうファンタジーかも。
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