ドストエフスキー『カラマーゾフ兄弟』を読み終わった |
02月26日 (土) |
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この1年間、ドストエフスキーの読書会に参加してきた
武田秀夫さんが講師、参加者は10名ほど
今日は最終回、最後の作品である『カラマーゾフ兄弟』を終わった
ドストエフスキーの長編をこの一年でほとんど読み通した
どれも半端でなく長いので大変ではあった
読書会にでも参加しなければとても読めなかったと思う
短編や「作家の日記」がまだ残っているのでこれから読むつもりでいる
いろいろな人の訳があるが、
訳者を選ばないと読みにくいものがさらに読みにくくなる
今絶版になっているものも多いので、
図書館のドストエフスキー全集をかなり利用した
ドストエフスキーは18世紀の人であるが、
文学の中で
宗教、政治、革命の問題に正面から向かい合った人であった
『カラマーゾフ兄弟』はその作品の集大成とも言うべき作品で
それらの問題がそれまでの作品よりさらに深いレベルで取り上げられている
今世界が直面している問題にいち早く気づいていた人だ
登場人物たちの悩みは人間の悩みとして根源的であって
深く、深く考えさせられる
饒舌なことばを我慢して読んでいるうちに
いつしか彼らが同時代人に思えてくる
彼らの声がこちらの内面に問いかけてくるのだ・・・・
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Re:ドストエフスキー『カラマーゾフ兄弟』を読み終わった(02月26日)
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返事を書く |
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Hiromi~さん (2005年02月27日 21時59分)
お元気ですか!読書会に映画鑑賞。アスベルさんのページがすっかり教養シ
リーズとして、楽しませて頂いてますよ。
「オペラ座の怪人」。私はニューヨークでも四季でも見ていませんので、是
非観にいきたいと思っています。
娘のところへ行った帰りや、行く途中丸の内界隈で映画を見ます。そして銀
座で、ウィンドウショッピングです。
絶対観ようと覚悟して出かけないと、見逃します。ネットで時間も調べてあ
るので、今週は見てくるつもりです。
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