いま、平和のためにできること |
01月15日 (土) |
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現アメリカ・南ミズリー州立大学教授、ケン・ラザフォード氏の講演を聴く機会に恵まれた(アムネスティ宮崎主催)。
1993年12月、氏はソマリアでの援助活動中、乗っていたジープが地雷により爆発し両足を失った。
その後、アメリカ・ジョージタウン大学で国際関係学を学びつつ、地雷被害者への支援と地雷禁止運動の批准を目的とするNGOを立ち上げ、論文、著作執筆、講演活動を通じ、平和活動を展開中。また、この活動を通じて故ダイアナ妃との知己を得、1997年8月にはボスニアで地雷禁止キャンペーンに共に参加。
現在は南ミズリー州立大学で教鞭をとる一方、地雷禁止運動の更なる批准のために活動を続けている。さらに最近では国際障害者条約推進のための活動にも参加。2002年秋に札幌で行われた国際障害者会議でも演説を行った。
「地雷は眠らない兵器です。そして対象を選ばない。」と氏。戦争が集結した後でも、何世代後の人々の上にも、その被害は襲いかかる。今回のスマトラ島沖地震で発生した津波は、スリランカの地雷を押し流した。被災地では地雷の被害に恐れながら片付けを強いられることになる。
そういう事実を知ること、が「平和のためにできること」の第一歩である。
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Re:いま、平和のためにできること(01月15日)
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まじょまじょさん (2005年01月16日 20時04分)
ミズリー州立大にラボっこOBが留学していた事があるので、親近感を
もちながらこちらにやってきました。毎日お忙しいでしょうに、フェニ
ックスさんはいろいろなところに精力的にお出かけになり、いつもきち
んと報告してくださいます。とても励まされます。
平和のために私たちができること、それはまず事実を知る、というこ
と、心にしみました。教育が未来をつくっていく、と思っていました
が、生きる事そのものが脅かされている地域がが世界にはまだまだたく
さんあることを知るたびに心が痛みます。一日も早くこどもたちのため
に世界が平和になりますように。
今年もいろいろ教えてくださいね。
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Re:Re:いま、平和のためにできること(01月15日)
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フェニックスさん (2005年01月19日 00時27分)
まじょまじょさん
→書き込み有難うございました。
「教育」は大切だと思います。途上国の子ども達にとって読み書き・計算がで
きないと、騙されたり搾取されたりする第一歩となります。私達が協働してい
るNGOでは「子どもの権利」や衛生を教えています。私達は日本国内におい
ては講演会・WS・総合的な学習などで、いま世界で起っている事実を知って
もらう機会をつくり、日本の子ども達に世界の情勢を伝えています。
一歩一歩ですね。
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