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トゥールスレイン/ゴミ捨て場/CCH孤児院訪問 |
12月23日 (木) |
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<トゥールスレイン・ポルポト博物館>8:30~9:30
700万人とも800万人とも言われている虐殺の舞台であるトゥールスレイン博物館へ行った。元高校であるこの建物はインテリの象徴であるということで収容・換金・虐殺の現場となった場所である。独房・足かせ・金属ベッド・逆さづりに使用されたハリやカメ・・など当時使用されたおぞましい用具の数々が展示されてある。殺害する前に一人一人を写真におさめたり、人間の頭蓋骨でカンボジアの地図を作製したした狂気の行動に終止符が打たれてからまだ十数年しか絶っていない。小学生のTくんの年齢とカンボジアの終戦はほぼ同じである。参加者は無言で独房をまわり、無言で写真を見、無言でベンチに腰をおろした。
<ゴミ捨て場>9:40~10:15
プノンペン中のゴミが集められて、トラックがひっきりなしに出入りするゴミ山。無分別のゴミが捨てられると子どもや大人達がゴミに群がりプラスチックや空き缶を拾う。貧しい家庭が乾季に田舎から出稼ぎに来たりもする。臭気が漂い、蝿が飛び交い、ガスが発生し燃えあがる。そのような中、このゴミ山の一角に、日本のNGOや個人、海外のNGOによって建てられた、小学校、職業訓練校、図書館がある。昨年までなかったプレスクールも開かれていた。技術を身につけてこの生活から脱却して欲しいと心から願う。
<CCH(孤児院)>10:30~12:30
ゴミ山のすぐソバに、ゴミ山から拾われてきた孤児達の暮らす孤児院がある、2004年10月にJHP学校をつくる会(小山内美江子代表)によって建設された孤児院である。収容人員は昨年までは16名だったが、今年は30名になっていた。この孤児院の子ども達のほとんどはゴミ山でゴミ収集車と共に生きていた親のいない子ども達である。親に3回も売られた女の子と会った。逃げ帰っては売られ、逃げ帰っては売られ、救われてここに来たのだそうだ。心も体も傷ついた子ども達。子ども達はここに来て初めてまともな食事にありつけ、安心して眠ることができるようになった。小学校へ行って学ぶ喜びも覚えた。
この孤児院では今年から伝統芸能の踊りの練習を取り入れた。子ども達がその踊りを披露してくれた。これらの活動を通して、子ども達は自分の国に誇りを持ち、自信を取り戻していく。私達もお礼に「かぶ」を披露した。丁度ボランティアに来ていたアイルランドの青年2人がいたので、犬とネコを手伝ってもらった。インターナショナルなテーマ活動ができた(^。^)。拍手がいつまでも鳴り止まなかった。
みんな、力を合わせてカンボジアの未来を創ってネ!そして、かぶのように大きく大きくなあれ!
<シェムリアプへ>
昼食後、オールドマーケットへ。竜眼(果物)を買って、15:30空港へ。17:50発の飛行機でシェムリアプへ行く予定だったのだが、肝心の飛行機が来ない。1時間遅れでようやく出発。飛行時間35分で到着。しかし車でなら12時間はかかるらしい。
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