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隊員活動視察/サマキ小訪問 |
12月22日 (水) |
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<自動車整備技術訓練>8:30~10:00
来年3月までの2年間、自動車修理の技術を教えるシニアボランティアの森谷さんの活動する訓練校へ。授業見学の予定なのに、生徒が集まらない。先生も来ない。月$20の給料では生活できないので副業に勤しむ先生。来ても授業がないならば・・と、遊びやバイクタクシーのバイトに行ってしまう生徒達。そこを調整しながらやりくり教育する難しさ。森谷さんは2年間の活動を振り返りながら、最初の頃はイライラしたことや、それでも良い相棒(指導教師)に恵まれて有望な人もいる発見そしたこと・・などを話してくれた。「あ~・・すっきりした。これで3月まで頑張れる!」とにっこりしながら締めくくった。でも、森谷さんがボランティアでやっている日本語クラスは、ほとんど欠席者がいないそうである(^^)。
<RTCC,PNH中学校理科教師養成所>10:30~11:30
授業見学の筈が。急にWSが入って授業中止。という事で、青年海外協力隊の宇田川さんの活動の話を聞いた。ここも、先生がアルバイトに出かけたり、生徒も同じような状況だったりだが、それでもまあまあ出席率は良い方なのではないか・・と言う。JHP学校をつくる会(代表:小山内美江子さん)が顕微鏡を20台寄附してくれたお陰で授業がスムーズにいくようになったと感謝していた。それまでは9台の顕微鏡の内8台は壊れていて、全く使えなかったそうである。
宇田川さんは笑いながら「ここの学生は日本人なら小学生でもできる定規の使い方ができないんです。重さの目盛も読めないんです。でも、光の地球を回る速度や円周率は小数点以下随分小さい数字まで言えるんです。」と笑いながら言った。そして手作りの定規で長さを計る教材を見せてくれた。
<NUM日本語教室>13:30~14:30
実務系大学での日本語教室を見学した。初級クラスはまだ始まったばかりで「こんにちは、私は〇〇です。」だけしか習っていないので、我々もそのフレーズだけで挨拶をした。それから隣のクラスへ移った。隣のクラスではリスニングの練習をしていた。テープの音声があまり良くなかったが、皆真剣に勉強をしていた。この学校は比較的豊かな生徒が多いそうである。確かに他の学校に比べて新しいバイクが多いような気がした。
<サマキ小訪問>15:30~17:00
今回の本来の目的地サマキ小学校を訪問した。今回はCCH(孤児院)のソカさんの同伴・通訳で訪問した。穏やかな校長先生と勤勉な教頭先生が温かい眼差しで子ども達を見つめる。サマキ小学校へ画材を贈り始めてから3年目を迎えた。子ども達の週1回のお絵描きの時間が定着し、絵の質の向上が見てとれる。バングラデシュのCB同様今度は指導者の育成が課題となりそうである。
Tくんは自分の小学校の写真をアルバムにして学校にプレゼントした。またみんなで遊べるように長縄を贈った。そしてみんなで運動場で遊んだ。小学生のTくんはここではすっかり小学生本領を発揮してカンボジアの小学生に混ざって縄跳びやボール蹴りで遊んだ。授業開始のカネがなった。カネは自動車のホイルである。子ども達は遊びを止めて教室へ入ろうとした。その時、校長先生が特別許可を出した。子ども達もTくんも大喜びで5時まで遊んだ。
カンボジアの小学校は2部制である。午前の部は朝7時~11時。午後の部は午後1時~5時。子ども達は不自由な環境の中で一生懸命学んでいる。
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