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日時計 |
12月25日 (土) |
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私が物語の題名を借りて、少しずつ綴っているのは、ラボ・ルームの隅に無造作に押し込まれている、ラボっ子の作品などを整理するのがひとつの目的である。そのまま処分してしまっては、いかにも心寂しい。だいぶ整理できたが・・・・。
こんな感想文が出てきた。
―――おじいさんとヴァーノン・ロウさんとは、若いときの親しい友人同士。この話の中には、長い長い時の流れがある。過去の流れの中には、おじいさんたちの心の通い合った友情。現在は、ここで、若い青年、健児とウイリアムがおじいさんたちについて話している。未来には・・・きっと、僕たちもおじいさんたちのように、離れていても、お互いを忘れることはないだろう。
私もこうした友情の輪を大切に広げたい。―――Y子(高2)
―――この話は、余り聞かれていないかもしれないが、聞いてみるといい話だ。舞台は日本で、イギリスの青年と、日本の老人のお話。ウイリアムと健児が、バーで話し合っていて、その回想シーンで、おじいさんが出てくる。今までやったテーマ活動と違って盛り上がるところがない。全部単調だけれど、ほのぼのとした感じがする。「西遊記」などは、音楽でその場面が分かるが、これはそうはいかない。
たぶん、友人の大事さや、心の日時計は誰にもあるもの、ということを分からせる話だと思う。日時計は、老人と、その友人との思い出の品。現実的な日時計と、幻想的な日時計があると思った。本当の時間と、久しぶりに会ったときのおじいさんの心の時間とは、まったく別のものだと思う。その心の時間を日時計が表していると思う。
僕にとって本当の友達とは・・・・?ただ、一緒に楽しくふざけている友達、クラスメイト、ラボっ子、いろんな友達がいるけど。・・・自分に対する本当の友達を見つけたい気がする。――いや、もう、すぐそばにいるかも。―――T君(高2)
物語を媒介に、私はすぐ過去の時間にひたり、当時の子供たちと気を交わすことが出来る。
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よく読んでくださって、ありがとうございます。今年もあとわずか。何かと忙しく、気ぜわしくなりました。しばらくは、お休みして、また来年よろしくお願いします。どうぞ、よいお年をお迎えください。
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さとみさん (2004年12月28日 23時10分)
ちゃこさんへ
>よく読んでくださってありがとうございます。
⇒いえいえ、こちらこそ、感謝の気持でいっぱいです。
よく書いてくださって、本当にありがとうございます。
毎回、愉しみに読んでます。
ちゃこさんとラボッ子の、テーマ活動(ライブラリー)を媒介にした会話を、
共通の物語の世界を通して、こうして共有できる事は、本当に嬉しく思いま
す。
来年も是非是非、たのしみにしております。
来年もよろしくお願いします。
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