ハンス・ペーター・リヒター(1925-1993)1962刊行
日本では岩波少年文庫3135 1995年刊行
<第三帝国が事実いかなるものであったかの偽らざる記録>
と見返しに書かれている
1933年8歳から1943年18歳まで、少年の体験から見た第三帝国の記録であるの記録である
1933年アドルフ・ヒットラードイツ帝国首相となる
ナチ一色に染め上げられてゆく街
その中で、ナチ党員の息子であるハインツと
ナチに投獄された父親を持つギュンターと3人の友情
少年たちはドイツ少年団(10歳から14歳)に入団活動をともにする
ギュンターも結局所属することになった
続いてヒットラー・ユーゲント(14歳から18歳)に入団
反発を感じることも再三ありながらも
ドイツ敗色が濃い中で、当然のごとく軍隊に志願してゆく
戦場での再会・・・
必死で考え、必死に努力しながら、ドイツ帝国と運命をともにしてゆく少年たちが描かれている
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