学力低下を止められるのはテーマ活動!! |
12月08日 (水) |
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今朝の新聞で日本の15歳の子ども達の学力低下が大きく掲載されていた。特に読解力が低いとか。読解力が劣るということは、文字を読んでもその奥に暗に含まれている筆者の思いや背景などへ想像力を広げることができないということだろう。
私の子どもの頃に比べると今の子ども達は、感心するくらい時間も内容もずっとたくさん勉強していると思う。なのにこのような統計が出てしまうのは、じっくりと自分の力で考える学習がカットされ、いかに短い時間に多くの知識を記憶し、正しい(?)結果を出すかということに重きを置いて来たことの結果だろうと思う。
ラボのテーマ活動の中で、何度も何度も考える事を突きつけられ、友達と意見を交換し、思うようにいかないことにも何度も挑戦する。今子ども達に最も求められている活動だと思う。物語を通して想像力を広げ意見を交換することを繰り返しながら、ひとの気持ちも想像できる理解できるようにもなっている。
先々週普段のパーティ活動をたまたま見に来ていた私の夫(公立中学校教師だが)もその点をとても羨ましがっていた。そして、わずか40分ぐらいのやり取りを見ていただけで、ラボッこ達の個性がとてもよく分かり身近な人のよう感じたらしい。
それにTテューターの日記にも書かれていたように、ラボの物語り、ソングバード一つとってもいろんな知恵がつまっている。私もテューターをして来たことでどれだけ多くの知恵をいただいた事だろう。
たくさんの親に伝えなくては!
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Re:学力低下を止められるのはテーマ活動!!(12月08日)
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annelaboさん (2004年12月13日 11時47分)
このタイトルには、わたしも同感です!
理数系とか文系とはいいますが、やはり基本は『ことばの海』の中で、どれだ
け深くたくさん泳いだかが、自分の力になっているようです!
それには、ことばを獲得するおさない日々の中で、あたたかい心のこもったこ
とばを、人からでも本からでもどれだけたくさん、与えられ受け止めたかが大
切だと思うのです。
そして、ラボ・テーマ活動を創り上げる中での切磋琢磨が、『覚える能力と伝
える技術』に磨きをかけるのです!
自分に問いかけ、深くかみしめ、ことばを選んで伝えることは、自分だけでは
なくほかの人の体験を、思い描く力=心を寄せる力をも育てていると想いま
す。
その時間を共有する私たちTも、固定観念の壁を取り除き、いつもこども達の
声が響くように、姿が見えるように、「本当に大切なもの」を感じられるよう
に、日々研鑚ですね。
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Re:学力低下を止められるのはテーマ活動!!(12月08日)
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Play with meさん (2004年12月13日 20時59分)
本当にそうですね。
今、PeterPanをしていますが、2年生たちがとてもよく内容を把握して、「子
どもたちは物陰に隠れているから、それよりはやく船倉からでてきてないとあ
かんで!」などと、テューターがほかの事にきをとられていると、言ってくれ
ます。彼女たちの能力は素晴らしいものです。
正に、テーマ活動からですね。
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Re:学力低下を止められるのはテーマ活動!!(12月08日)
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カトリーヌさん (2004年12月14日 00時18分)
中1の息子をターゲットにいろいろなセールス電話がかかってきます。この間は「教科書
の要点を教えてあげます」だったのです。ええっっっ?要点って、自分でまとめるもの
じゃなかったのか? そんなこと教えてもらっていたら、バカになるだけ! うちの子を
守らねば! こういう輩から、と思った瞬間でした。
うちの子たちは、いわゆる帰国子女で、国語力がありません。そんな国語力にも、英語力
の維持にも、ラボのやりかたは適していると、実感しています。
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