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児童労働の現実/洪水シェルター |
11月04日 (木) |
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4月末~5月初の訪問時、イタリアのNGO、テラ・デ・ホームの援助により洪水避難シェルターの建設が進められていた。陣頭指揮をとっていたのは若いイタリア人技師ニック。シェルター6基中5基は洪水前に完成し、今年7月~8月の大洪水時には多くの人々の命を救ったという。現在、残りの1基を建設中。という事で、建設現場を案内してくれた。周りの田んぼよりは若干高めの場所に細い数本の柱が立ってるだけの現場はまるで廃墟のようで、完成図を予測することはできなかった。ニックが「後で完成シェルターの写真を見せてあげるよ。」と言った。7月~8月の洪水時には、この場所のみを残して周りは全て水没し、この地があたかも小さな島であるかのような状況だったと言う。「信じられない、毎日ボートで見回ったんだよ!」とニックは声を大にして叫んだ。
竹とジュートの家は毎年流され全てを失う彼等に貧困の波は容赦なく押し寄せる。この周辺の貧しい家庭は、タバコ製造の家内作業で生計を立てている家庭が多い。子どもたちは学校へは行かず、一日中細い指を機用に使って巻紙を丸めそれに刻み葉を入れる作業をしている。タバコ製作は子どもの健康を蝕む。しかし彼等に選択の余地はない。
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