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きてれつ六勇士 |
11月14日 (日) |
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この物語はみんなが面白い、大好きという。「きてれつ六勇士」に出会う前に、グリム童話「六人男、世界をのして歩く」を読んでもそうはならなかったと思う。兵隊、力持ち、猟師、鼻息男、イダ天野郎、帽子男、と名前で性格も分かるし、絵本でその特徴がさらに強調され、小さい子も、この六人のキャラクターの絵を喜んで何回もノートに描いてくる。何回も面白がって絵を描いたり、物語を聞いたりするので、イメージが深められる。
グリム童話も本当にバラエティに富んでいる。人間が昔からどんなことを考えて生きてきたかがよくわかるような気がする。自分たちの力のおよばないことに対して、神の力を信じたり、すべてのものに心を感じたり、魔法の力を感じたり、すべて知識で解決できるわけでなく、畏敬の念、謙虚の気持ちが生きている。昔話も、古いわけでなく、現代のわれわれの感情と変わらないと思われる。
きてれつ六勇士は、動物も出てこない、魔法メルヘンとも少し違い、自分たちの力を持って権力に打ち勝った。人間の歴史は何時の時代も戦いの歴史。除隊した兵隊が登場する物語も少なくない。
―――ぼくが気に入っている話は、きてれつ六ゆうしだ。かっこいい音楽が出てくるから好きだ。へいたいがもらったほうびは、びんぼうくさいものばかりだ。でも兵隊は、5人もなかまをつくり、すごいやつばかり。へいたいはみんなをまとめるちからがある。ほんとうは、へいたいが一ばんえらいと思う。王様がむずかしいことを言うけれど、六人のとくいわざで、さいごには、たくさんのきんかをもっていってしまうのがおもしろい。―――K君(小3)
―――ストーリーも面白いけれど、ストーリーよりもむしろキャラクターが好きだ。この六人の勇士は一人ひとりがすごい特徴、すごい能力を持っていてその個性を生かしたストーリーが面白い。話のテンポが早いので、それだけインパクトがある。
僕がこの話が特に気に入っているのは、一人ひとりのキャラクターをダイレクトに絵にしているところだ。その特徴を一人にまとめると立派な超能力人間が出来る。兵隊はそんな人間なのだ。そんな力を持ちたいなというみんなの願望だと思う。ビンのふたやびょうにたとえられた騎兵が痛快である。―――H君(高1)
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