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カシオペア座と共に・・・ |
11月01日 (月) |
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日付が11月1日に変わった頃、私は関西よりタイへ向かう飛行機の中に居た。窓のすぐ右真横にカシオペア座のMが90度回転し上から下へジグザグという感じに見える。朝6時15分、プーケットに降り立ち、20分して再び乗り込んでバンコクへ。そこでダッカ行きの飛行機に乗り換えて2時間半。現地時間12時15分、定刻15分遅れでダッカ(バングラデシュ)へ到着した。提携している現地NGOチンナムクルバングラデシュの代表シャモール氏と「長崎の鐘」をベンガル語に翻訳したマブブ氏が出迎えてくれた。
今回のバングラデシュ訪問の主な目的は、7~8月の大洪水の義援金を直接届けること、洪水後の様子・状態を把握すること、来年度(1月から)のチリマリ小学校の教育里子を特定すること、その為の教育支援金を直接届けることである。
洪水義援金56,940タカを直接CB(チンナムクルバングラデシュ)代表のシャモール氏に手渡した。薬やこれから来る冬に備えてのサリーの支給に当てるそうである。CBの活動拠点クリグラム地方は北部のインドとの国境に近い、この国で最も貧しいと言われている場所である。毎年洪水に襲われるのだが、今年は特にひどく人々は命からがらイタリアのNGOが建設したシェルターに逃げ込んだり、一面の湖と化した田んぼの中に浮かぶ島(少しだけ小高い場所)にようやく避難したりして水がひくのを待ったそうである。水による直接の死亡者も数十人いたそうだが、それよりも洪水後の感染症による下痢や餓えによって命を落した子ども達や年寄りが多い。
シャモール氏に義援金と教育支援金を渡した後、車でもう一つの活動拠点マイメンシンを目指した。洪水で道路が流されたりアスファルトが剥がれたりして、最悪の状態になっていた。昨年は2時間で到着した同じ道を、今年は頭や肩を車の天井や窓にぶつけながら3時間かけて到着した。
イスラム教徒が全国民の90%を超えるバングラデシュではラマダンの真最中。マイメンシン到着時はサンセット時で一日の断食を終えた人々が食料を買ったりして賑わいをみせていた。
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