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「大草原の小さな家」のローラの生き方に触れて。谷口由美子先生講演会 |
10月26日 (火) |
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東北支部主催の谷口由美子先生の講演会があり、福島へ行ってきました。
谷口先生は、大草原の小さな家のシリーズの翻訳で特に有名な方です。
先生が翻訳をなさるようになった経緯、そして、ローラとの出会い、それらを中心に語ってくださいました。
先生は「小さな家」シリーズの著者ローラ・インガルス・ワイルダーに、小5の時から熱い思いを抱き続け、24歳でお仕事も辞めローラ巡礼の旅に出られ、翻訳家になられました。
小さな家シリーズの翻訳者恩地三保子さんに「翻訳をするのなら日本文学も読み、日本語も磨かなくては」と言われた話しは、外国語を勉強するのなら日本語も大切にという考えと同じで、深く深く頷きました
アメリカの開拓民インガルス一家のことを、次女ローラが書き始めたのは、ローラが65歳の時。
シリーズは全部で9冊です。
器用で、お話し上手で、音楽が好きなPa(とうさん)。
スコットランド系でしっかりもの、教師の経験があるMa(かあさん)。
二人に育てられたローラは、好奇心旺盛な少女でした。
横穴での生活(スライドでレプリカを見ましたが、洞穴なんですよ、じめっとしてたはず・・・)も、小さな家のそばまで来る狼の鳴き声も、楽しんでしまう才覚のある子どもだったようです。
大人になっても、それは変わらず、人生を楽しむ術を知っていた人でした。
都会的な生活をうらやましいとは思わず、農業を楽しみ、友との語らいを大切にし、自分は幸せだと言い切れる人。
たとえつらいことがあっても、経験にしてしまうたくましさのある人だったそうです。
アルマンゾとの結婚の時、当時のお定まりの誓い「夫にすべて従います」をい言わなかったというローラの逸話も興味深いものがありました。
自分というものをしっかり持った人だったのでしょうね。
ローラを知るにつけ、大草原の世界にもっともっと近づきたくなってきました。
帰りの新幹線のなかで読んだ本には、ローラの暮らしについてと、お料理のレシピ、両方載っていました。
舌なめずりしながら帰ってきました。
ローラが結婚してから作ったお料理のレシピが載っています。
ですから、結婚後の自分たちの農場や畑からの収穫物、飼っていた鶏肉、果物も使い、食材は豊富です。
Ma(かあさん)のお料理は、大草原時代のものなので食材自体限られていたことでしょう。
でも、もちろんお料理上手なMaだったので、その才能をローラが受け継いだのでしょうが。
そのうち、お料理会もいいな~
あ~すぐ「食」に行ってしまう私~、幼少の頃から変わっていない・・・・
おいしい食べ物の出てくるお話が大好きでした。
チビクロサンボの(差別語ということで絶版になりましたが)パンケーキ、とても食べたかった~
トラが変身したバターもなめてみたかった~
あっ、これは歯止めが利かなくなりそう・・・止めます。
ところで、谷口先生は、私も大好きなサウンド オブミュージックも翻訳されています。
大草原シリーズに、サウンド オブ ミュージック!
先日、講演会の案内チラシでお顔を拝見した時、このにこやかで優しそうな方は、まさしく演題にぴったりとという印象を持ちました。
もちろん本物の先生は想像したとおりの素敵な方でした。
本を読んだ時、著者近影が載っていて、本の内容がお顔のイメージと合うと、密かに万歳をします。(自分勝手な悪癖ですよね?)
でも、今回、素敵なお話を素敵な方が翻訳されているという事実にも、喜んでしまいました。
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