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BCホームスクール協会 |
10月12日 (火) |
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3年前ラボ・ランドでテューターの集いが開かれた時、BCホームスクール協会の代表グレイスさんが来日した。私はたまたま彼女のWSに参加し、交流が始まった。行動的な女性である。BCホームスクール協会はラボの青少年受団体の一つでもある。一昨年、娘の結婚式で訪カした際カナダで再会し協会事務所を見学し、彼女のホームスクーリングにかける熱意を聞いた。
今回2年ぶりのカナダ訪問で、彼女ともその時以来である。グレイスは個人的には4人の子供の母親である。子供たちの教育は全員自らの手(ホームスクール)で行った。その実績が自信に繋がり確信に満ちている。昨年長男と次男が結婚し、長男夫婦は一年間の契約でアフリカの学校で教師をしていると言う。長女は大学を2年終了して母親の仕事を手伝っている。2年過ぎたらまた大学へ戻る予定だと言う。
オフィスの面積は2年前の2倍の広さになっていた。ホームスクーリングの生徒は年々増加しているとのこと。協会会長として益々大活躍でテレビやラジオ出演も多い。忙しく充実した日々を過ごしている。
彼女は言う。「どんな子どもにも学ぶ権利があり、子どもにもその親も学ぶ形態を選ぶ権利がある。なぜ『学校という建物』の中に閉じ込められなければならないのか?子どもの事を一番良く知っているのは家族であり、誰よりも我が子の事を愛している。その親から教育が受けられるならば、それが最高である。美しい自然を肌で感じ、家の手伝いや農作業を手伝いながら、学ぶことは可能である。」近年カリキュラムも整備されてき、PCの導入によりさらに自宅学習は充実してきた。教科の教え方についての指導や困難な教科に対しての教師派遣制度も始めた。既存の学校でいじめや暴力にあった経験のある子ども達も、ホームスクールでは楽しく学習する事を覚えた。協会のセンターは常に解放されており、教科書・参考書の購入や、遊びや講座も開かれている。ホームスクール学習家族同士の情報交換や交流も盛んだし、社会性も申し分なく育っている。メンバーの中にはさらに地域の4Hやボーイスカウトで活動している子ども達もいると言う。
11才・8才・5才の3人の子どもをホームスクールで育てているという若い母親が8才の娘と一緒に読み物を選びにやってきた。書棚から何冊か本を取り出しては戻し、取り出しては戻しながらテーブルで一緒に読んでいる。やがて数冊を購入して帰って行った。
近年日本にもホームスクールが誕生したそうだ。姫路にあるということだが、どなたかご存知の方はいらっしゃいませんか?帰国してから調べてみよう。多分歴史も形態もBCのそれとはかなり違うとは思うけど・・。彼女は3年前の日本訪問時に姫路城を訪れたと言う。とても綺麗だった!と目を細める。京都の街や、ホームスティで受入れて下さったテューター&彼女の実家のホスピタリティと美しい瀬戸の町が忘れられないと言う。またいつか行きたい!と目を輝かせた。今年からは大学部門の設置準備に向け、忙しくも益々元気な彼女である。次回はもう近寄りがたい人物になってるかも・・(笑)
前回はグレイスが空港まで迎えに来てくれたが、今回はスカイトレインという電車で最寄の駅まで一人で出かけてみた。「50分位で着く筈。最終地キングジョージで下車だから寝過ごしても大丈夫、」と聞いていたので大安心で出かけたのだが、1時間過ぎても、いつまでたっても到着しない。その内、おや??前に見たような・・!?・・と思える駅名が・・・。ナント、新しく環状線が開通し、それに乗って同じ路線をグルグル周っていた・・・(冷汗)。気がついて乗りなおし、1時間遅れで約束の地へ到着。グレイス、ごめんなさい。m(__)m
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