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『ことば』を受け取るって… |
10月10日 (日) |
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久しぶりの更新となってしまいました。
そして今日も相変わらず実習です。
今日は役も決まり、演出家の先生の元での台本の読み合わせでした。
ちなみに私の役は「スパルタレンジャーのレッド」です。
なんだそれ?
って感じですが、今回はパロディ調なので、なんでもありです。
ちなみに私達レンジャーのテーマ曲は『モーニング娘』です(笑)
90分の舞台ですが、読み合わせにかかった時間は5時間以上。
厳しくて怖い、でも演出は天才的、と評判のD先生の厳しいチェックが入りました。
その中でも一番みんなが苦戦したのは、『合いの手』。
つまり、セリフ以外のことを話すことですね。(あいづちなどもそうです)
誰かのセリフに「そうだそうだ!」「ふーむ…」「何を言ってるんだ!」などのリアクションを入れてその場を生き生きとさせます。
しかし、合いの手を入れるタイミングと、入れる言葉が難しい。
表面上の言葉だけに捉われて言葉を入れると、先生から罵声を浴びせられる。
かなりの緊張の中での読みあわせだった。
この『合いの手』は本当に相手から発せられた言葉をきちんと受け取り、そしてその役の立場で考えて言葉を発せられなくてはいけない。
でないと『嘘』になってしまうからだ。
日常では自然にしている相手の言葉を受け取って、それに対して自分の考えをのせてあいづちや、言葉を返すということ。
これが劇上ではこれほどまでにも難しい。
まず、自分のセリフを順番化して考えるなんて問題外である。
また、自分の言葉のみに気持ちを入れるのだけでも足りない。
自分に向けて言葉を発している人を感じられなくては、自分の言葉をその人に本当に返す事は出来ない。
あー、なんて難しい。
今まで私は自分のセリフに酔っていただけなのかな、なんて思ったりもしてしまう。
でもきっと、「~のふり」では、劇活動が人生の疑似体験にも及ばないのかもしれない。
厳しいけど、プロの演出家の人が教えてくれるこのチャンスをしっかりつかみたいなと思う。
怖いけど…
面白くないと人間否定されるし…
でもいつか大笑いさせてやる、と企んでいます。
ただ、劇は本当に面白くなりそうです。
近辺の人は是非お越しください。
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