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象に託した平和 |
09月22日 (水) |
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NHK-TV「その時歴史は動いた」を観た。丁度55年前、昭和24年9月23日、戦後間もない日本にインドから1頭の象がやってきた。ネルー(インド)首相からのプレゼント。象の名前はネルー首相の愛娘からとって「インディラ」と命名。子ども達の請願、向き合って努力してくれた大人達、偶然・・が重なって「子ども達の夢」が実現した。敗戦後の日本、焼け野原の東京、アメリカの統治下、人々の生活は貧しかった。インドもイギリスからの独立、パキスタンとの戦争・・と大変な時期だった。そんな中、いや、そんな時期だったからなのかもしれない、子どもも大人も必死だった。
その背景には、戦争中やむを得ず殺さなければならなかった動物達の悲しい歴史がある。来週9/26NHKアーカイブスで「そうしてトンキーも死んだ」を放送するそうである。私は今夏8/8、終戦記念日を前に、上野動物園へ行く機会を得た。豪華な象舎の脇に供養の石碑がひっそりと建っていた(8/8日記参照)。
宮崎市立フェニックス動物園では、現在タイからの子象2頭受入の準備中である。既に象舎は完成。本来なら既に来ている予定なのだが、現地のアクシデントや手続きの不備により到着が遅れている。県民・市民は2頭の到来を心待ちにしている。人間のエゴにより動物の生死が左右される世が再び来ることがないように、心から願う。
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