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不法滞在バングラデシュ人記者会見に思う 09月21日 (火)
 外国人犯罪の増加に伴い政府は不法滞在外国人摘発に力を入れ始めた。観念したオーバースティのバングラデシュ人8名が自ら出頭し滞在と就労の許可を求めている、というニュースを見た。彼等の隣人や仕事仲間がそれを後押しし励ましている様子(映像)をとても複雑な思いで見ていた。
 世界一貧しい国の一つといわれている国、バングラデシュ。実際は貧富の差がとりとめもない程大きな国。その日の食べ物に事欠く人々が大勢いる中で、王侯貴族のような生活をしている人々もいる。賄賂が横行し、許可をを一つ取るにも金が物を言う。税関で無心されることは普通である。富は金持ちに集中し、貧しい人々はいくら努力してもあがいても貧困から抜け出せない。
 日本行きの短期滞在ビザすら取得するのは難しい。私達も今年2月末~3月初めにかけて「こどもフォーラム」というイベントを実施し、その為のビザを申請したのだけれども、その為に在バングラデシュ日本大使館や在日バングラデシュ大使館に何度も足を運び趣旨を説明した。後で聞いた話によると、日本の査証取得は、将来他の先進国行きのキップを手にする為にとても「有効」なのだそうだ。その為なのか、まだ他の理由があるのか、招聘する子ども達の付添い人(バングラデシュ人)が誰になるかをめぐって内部で攻防があったと聞いた。子ども達同志の交流という平和の基礎を築きたい我々の想いとは裏腹に、バングラデシュ国内では熾烈な争いがあったとも聞いた。とても心が痛んだ。我々は彼等の滞在中、100%信頼しようとは思いながらも、行先不明人が出はしないかと、毎日緊張の連続であった。幸い、2週間後全ての行事は無事に終了し、子ども達と付添いの大人を乗せた飛行機は無事福岡空港を後にした。彼等を送り出した後、緊張が解けて、疲れがドッと出た瞬間を記憶している。
 そんなにしてまでも「日本に行きたい!」理由。一つには前述のように、他の国へ行くワンステップ。また良く分からないが「行った」事が一つの「ステータス」になるらしい。そして、今回の報道のように、最初からオーバースティ(就労)を目的に来日する人々。きっと何某かのお金をブローカーに払っての来日者もいることだろう。バングラデシュの土を踏んだ瞬間、日本円はおよそ20倍の価値を持ってしまう。高校生の一日のアルバイトですら、貧しい人々にとっては数ヶ月の稼ぎに匹敵する。毎日子ども達も総動員して稼いでも一日一食食べるのがやっとかっとの家庭も多いのに、日本からの仕送りがあれば子ども達に教育を受けさせ、家族全員が「人間らしく」豊かに暮らす事ができる。
 強制送還されると、仕送りがなくなり一族郎党露頭に迷うことになる。これは真実ではある。しかし、彼等のみの「一族」をこういう形で救済するのが「真の人権擁護」なのかどうか・・・。埃に塗れてリキシャをこぐ人々、ゴミ箱をあさる人々、物乞う人々の姿が瞼を過る。炎天下痩せた土地を耕している人々、煉瓦を焼く人々、頭に土を乗せて工事現場で働く人々・・・。貧しい人はこよなく貧しい・・・。何か全体の底上げにつながる活動はないものか・・・。

  そんなことを考えながら、ジュートやワラや竹の家に住み、毎年の洪水に泣きながらも、力を合わせてたくましく生きている子ども達の笑顔を思い出している。
 
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