幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
■■■ 運営事務局より ■■■
ひろば@LABOは,ラボ教育センターが展開する
「ラボ・パーティ」に関わる皆さんのコミュニティ・ネットワークです。
「ラボ・パーティ」については 公式サイト  をご覧ください。
ラボ公式HPTOP新着一覧趣味・ゲームランダム新規登録戻る 0492682
  
Home
Diary
Profile
BBS
Bookmarks
Schedule
メール
・メッセージを送る
・友達に教える
ページ一覧
・ 暮らしのエッセイ
 つくし摘み
 草取り
 寿限無
 半夏生
 ヨーロッパ雑感
 クロタラリーア・アレッサ
 こんなにおいしいの、フルーツポンチ
 リフォームの心_(1)
 ダムに沈んだ徳山村
・ ちゃこの絵画展
 港町ベルゲン
 鐘楼
 古都遠望ー(3)
 運河を行く
・ ラボ・ライブラリー(GT)
 山山もっこり
 うみがたずねてきた
 かいじゅうたちのいるところ
 ピノッキオ
 三本柱・柿山伏
 昔話・ききみみずきん
 ふしぎの国のアリス
 てぶくろ
 すてきなワフ家
 ドン・キホーテ
 ドゥリトル先生 海をゆく
 ピーター・パン
 わんぱく大将トム・ソーヤ
 ロミオとジュリエット
 大草原の小さな家
 ジュリアス・シーザー
・ ラボ・ライブラリー(SK)
 たろうのおでかけ
 ぐるんぱのようちえん
 へそもち
 はるかぜトプー
 ありときりぎりす
 しょうぼうじどうしゃ じぷた
 みにくいあひるのこ
 国生み
 スサノオ 霜月祭り
 オオクニヌシ
 わだつみのいろこのみや
 ウッレと冬の森
 きこえるきこえる
 巨人シュトンペ・ピルト
 太陽の東 月の西
 だるまちゃんとかみなりちゃん
 アリババと40人の盗賊
 かいだんこぞう
 たぬき
 長ぐつをはいたねこ
 てじなしとねこ
 ティム・ラビット
 耳なし芳一
 鏡の精
 鮫人のなみだ
 鮫どんとキジムナー
 スーホの白い馬
 わたしとあそんで
 いたずらきかんしゃちゅうちゅう
 プロメテウスの火
 空のかけらをいれてやいたパイ
 なやたけのがぐやひめ
 ガンピーサンのふなあそび
 かぶ
 太陽の子パエトン
 王さまの耳はロバの耳
 ペルセウス
 オデュッセウス
 三びきのやぎのがらがらどん
 ヒマラヤのふえ
 ポワンホワンけのくもたち
 ブレーメンの音楽隊
 おばあさんが話した日本の昔話
 みるなのはなざしき
 ふるやのもり
 ジャックと豆の木
 3びきのコブタ
 猫の王
 トム・ティット・トットと三人のおろかもの
 白雪姫
 ヘンゼルとグレーテル
 かえると金のまり
 おおかみと七ひきの小やぎ
 ホッレおばさん
 ひとうちななつ
 まほうの馬 シフカ・ブールカ
 わらじをひろったきつね
 エメリアンと太鼓
 不死身の九人きょうだい
 おどりトラ
 そらいろのたね
 うみのがくたい
 はだかの王様
 幸福な王子
 平知盛
 かにむかし
 瓜コ姫コとアマンジャク
 ゆきむすめ
 おかあさんのたんじょう日
 西遊記
 一寸法師
 安寿と厨子王
 おむすびころころ
 チピヤクカムイ
Welcome!
[一覧] << 前の日記 | 次の日記 >>
ヒマラヤのふえ 09月09日 (木)
ガラスに描く絵の具をプレゼントされて、何かいいものを作ろうと思いつつ、グラスや、変わった形のビンなどを集めていた。さて、描く準備が出来た。グラスを手にとって、すぐに頭に浮かんだのは、「ヒマラヤのふえ」の絵だった。あの色彩と様式美を少しヒントにいただいて、ステンドグラス風に仕上げていった。
まず、金の絵の具で、緑の葉の葉脈をグネグネ、くるくると描き、花を花びらひとつずつ丁寧に重ね、輪郭を取った。その中に、丁寧に緑、赤の色を入れていった。友達がグラスに似合ったいい絵だといってくれた。ラボ・テューターが見たら、すぐ[ああ、あの絵だ]と分かるのだけれど。

 私はラマチャンドラのこの「ヒマラヤのふえ」の絵本は、大好きな本のひとつで、深いものを感じる。自然の恵みを大切に生きてきた人々の間に伝わる物語詩、そのものの絵と思える。
 ラモルたちに笛を与えた旅の老人は、人間の姿になった神様といっていいだろうが、いかにも、どこともいえぬ遠いところから来たと感じられる。でもこの表現は、私は幼児の絵の中に見ることがあって、この絵本を見てから、改めて幼児の表現の自然さというか、神秘さすら感じた。
 顔の書き方は、ヒンズー美術の中にあるようで、平面的で、表情がないようであるが、人、星、魚とそれぞれにその場面とマッチした表現になっている。そして太陽は、いかにも強く、しっかりとした人格すら感じる。
 ラモルの笛の音が、ナーガリー文字とか言うのであらわされているが、とにかく、文字も図案のように美しく、いいメロディーが聞こえてくるように思える。そのメロディー(文字)が三ツ星を包み、曼荼羅の世界をも包み、ついにラモルは、マルハナバチに変えられて、空へ行く。でも、一文字のメロディーが続く。そしてブリンジャマティの努力と、神様の力で、最後、ラモルは、一文字のメロディー(まるはなばち)から抜け出て、ブリンジャマティのところに帰る。

 ―――あの、まほうのふえで、いしじゃりのところが、花ぞのにかわってしまうなんて、ほんとうにふしぎです。どんなふしぎな音が出たのかと思います。きっとラモルが、じょうずにふいたのです。どんなおんがくかしりたいです。もし、おんぷがわかったら、ぼくもひけるけど、このじは、わかりません。―――K君(小1)

 高原や山にいて、小鳥のさえずりなどを、本当にいいなあ、思うことがある。そのかわいい声を、言い表そうと思っても、音にならない。観念的に小鳥の声は、チッチ、チュンチュン、ホーホケキョとしかいえないとは、なさけないと思うのだけれど、いつもじっと聞き入るだけだ。それを表せるいい文字、音符があったらいいのだけれど。

 
 
>>感想を掲示板へ
Re:ヒマラヤのふえ(09月09日) >>返事を書く
がのさん (2004年09月11日 17時43分)

8月の末でしたか、東京・上野の国際子ども図書館へ地方からの友人を案内し
ながら行ってきました。わたしにははじめてのところでした。9月5日をもっ
て終了してしまったのですが、ここで「インドの児童文学――蓮の花の知恵」
展というのをたまたま見る機会を得ました。時間を急かれていてゆっくりと見
ることができなかったのがこころ残り。
日本で出版されているA.ラマチャンドランさんの「ランパンパン」や「黄金
のまち」「おひさまをほしがったハヌマン」、あるいは「シブヤとひとくいド
ラ」といった、インド民話からつくられた絵本ももちろん紹介されていました
(「ヒマラヤのふえ」が、どうしてなのか、なかったですね)。…が、ざっと
見たなかで驚かされたのは、日本の民話と蓮の国インドの民話・説話とのあい
だに意外なほど太い流れが通いあっているということでした。
たとえば「ふるやのもり」。これなどはいかにも古い日本を伝えるオリジナル
な昔ばなしと思ってきましたが、「パンチャタントラ」というヴェーダ文学に
原型と思われるそっくりな話があるんですね。「ねずみのよめいり」もそう。
「猿のいきぎも」や「くらげほねなし」「きんいろのしか」は仏教説話集の
「ジャータカ」から。さらに古代インドから伝わる「ラーマーヤナ」「マハー
バーラタ」を精査していったら、もっともっと「あっ、これは…」というもの
がありそう。
インドに発して中国へ渡り、そして日本へ。これはまさに仏教の伝播と軌を一
にしているわけですが、アジアに大きく還流する文化をここでも感じさせられ
ました。
Re:Re:ヒマラヤのふえ(09月09日) >>返事を書く
ちゃこさん (2004年09月11日 19時56分)

がのさんへ
 
ーーー日本の民話と蓮の国インドの民話・説話とのあい
だに意外なほど太い流れが通いあっているということでした。
たとえば「ふるやのもり」。これなどはいかにも古い日本を伝えるオリ
ジナル
な昔ばなしと思ってきましたが、「パンチャタントラ」というヴェーダ
文学に
原型と思われるそっくりな話があるんですね。「ねずみのよめいり」も
そう。
「猿のいきぎも」や「くらげほねなし」「きんいろのしか」は仏教説話
集の
「ジャータカ」から。さらに古代インドから伝わる「ラーマーヤナ」
「マハー
バーラタ」を精査していったら、もっともっと「あっ、これは…」とい
うもの
がありそう。
インドに発して中国へ渡り、そして日本へ。これはまさに仏教の伝播と
軌を一
にしているわけですが、アジアに大きく還流する文化をここでも感じさ
せられ
ました。ーーー

 ありがとうございました。本当にそうですね。私も「ヒマラヤのふ
え」については、はすのこと、みつぼしのこと、いろいろ書きたいこと
がありましたが、・・・。
 いつも勝手なことばかり書いているようです。レポートにならないよ
うに注意しているのですが。 だいぶんラボ・ルームの整理が出来まし
た。
----------------------------
<< 前の日記 | 次の日記 >>
Copyright(C)2002 Labo Teaching Information Center.All rights reserved.