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1冊の絵本から |
09月03日 (金) |
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ユッタ・バウアー作の「いつもだれかが」、この絵本を金曜Bグループで読んだのは確か6月頃だったでしょうか。
入院中のおじいちゃんは、見舞いに来た孫に自分の来し方を語ります。
おじいちゃんは、いつも人生うまくいったと語ります。
それは、幸せになるようにサポートしてくれる、目には見えない天使がいつもついていたからなのです。
この絵本、誰にでも人生を応援してくれる天使がいるというメッセージの他に、おじいちゃんの子どもの頃のナチスの存在を挿絵などで静かに表現しています。
挿絵をよく見ると、町の家にはユダヤ人であるという印の星のマークが描かれています。
手に腕章をつけた男が突然、友達をどこかに連れて行ったことも書かれています。
この本をパーティで読んだ後、ナチスのこと、「アンネの日記」のことなどをラボッ子たちに話しました。
今日、S朗君が、図書室で借りたと言って「ハンナのかばん」という本を持ってきてくれました。
ハンナも、ガス室に送られた少女の一人です。
S君に、その本の話をみんなにしてもらいました。
するとAちゃんも、私も今「アンネの日記」を図書室から借りて読んでいると教えてくれました。
数ヶ月前に読んだ絵本が、S君、Aちゃんの次なる1冊につながったのだと思うと嬉しくなりました。
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