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夏祭りの思い出 |
07月14日 (水) |
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私は8月生まれ。だからひいきで暑いけれど夏が大好き!と周りに言っている。でもそれは、暑さが好きなのではなく、夏から連想されるもの・・夏休み、かき氷、花火大会、屋台、プール・・そんな楽しいものが子供の頃から大好きだったから.
感覚的な記憶は、今もずっと同じ.朝の太陽の強い日差し、夕方の空、夜のお外の空気、花火大会のにおい、屋台の色、こういうものは毎年、じーーんと体で思い出す.
私は独身時代は三重県の桑名市に住んでいた.桑名は、8月第一日曜に「日本一やかましいお祭り」と言われる「石取りまつり」というものがある.
鐘や太鼓を打ち鳴らし、大きな山車を引っ張る夏祭りだが、そのなかでも一番の思い出は、町内の友達と過ごした数日間.
町内ごと少年宿、少女宿にわかれ、丸4日間朝から夜まで日帰りでそこへ通う。その宿は、町内のどなたかのおうちの車庫だったり、玄関先の一部屋だったりする。
朝ご飯を済ませそこに集まり、みんなで鐘を磨いたり練習するかたわら、トランプやゴムとびで遊ぶ.ひたすら宿の前の道路でゴム飛びをしていたのを覚えている.私が子供の頃は、高さを競う一本ゴムのゴムとびと、輪にしたゴムを両足にかけ二本にしたゴムを飛ぶ回数を競うものがメインだった.
何より嬉しかったのは、昼夜ごはんは、てんやものの丼ご飯や麺類をみんなと食べることができる。ジュースもいっぱい飲める.普段、ありがたいことに母の手作りご飯ばかりだったの私は、てんやものにとっても憧れていた.大きなお姉さんが丼を配ってくれたりいろいろ世話して優しくしてくれる.暑い部屋で伸びたラーメンだったけど、丼の上に張ってあるラップをめくるときスゴーク幸せを感じた.
夕方からは、町内ごとおそろいの浴衣を着て、山車を引っ張り、時には鐘をついたり太鼓をたたかせてもらえる.夜になり青年・中年の方と交代すると、神社へ行って屋台のものを買う時間になる.
最終日の本楽の日は、朝から山車が出て、遠くの他の町内を通り抜け、夜中自分の町内へ戻る.その日は、たくさんのお客様も家に来るし、真夜中まで起きていることができた.
これは子供に限ったことではない.大人達も会社を休み、同じように中年宿で過ごす.子供と違うのは、アルコールが入ることと大人は男だけだということ。現在は、人手不足と女性の勢いが強くなり、男女で楽しくやっているが、遠い昔このお祭りができたころは、女人禁制で男の人はこのお祭りで先輩に連れられたお店ではれて”おとこ”になったらしい・・.
夏のラボの計画を進める季節になると、子供時代のお祭りを思い出す.あのお祭りも、縦長年齢で集まり、飲み食いを共にし、他の町内を意識しながら自分の町内の子と力を合わせ一つのことに向かっていた行事だったんだな・・と。
お祭り自体は、そう有名でもないし、観光者として表面的に見ていると、酔っ払い軍団がやかましい音を出している・・という感じなのだが、そこへ至るまでのいろいろが楽しい思い出で、みんな本楽はあのようなこわれた姿になってしまうとも思う。それにやはり祭りはやるに限る.
ラボッ子たちも、キャンプ・パーティ合宿に参加して、ふと大人になったとき思い出す毎年恒例の夏の行事の思い出の中の一つに、ラボの夏行事が入っているといいあ・・と、とても思います.
合宿は、もちろんラボのことを中心に時間が進められるけれど、ここ2回ほど行っている野外炊飯のカレーづくり.みんなで入る大きなお風呂。お風呂の後のパジャマ姿の小さな可愛いラボッ子たちを見守る大きなラボッ子.こういう変わらない姿も大切にしたいです.
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