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そろそろ飽きてきたかな、という6回目。今日は最後の場面を決めること、みんな役になりきってやることが課題。それと、見ている人に伝えたいことを考えてほしい、とホワイトボードに書いておきました。
最後、となりのおじいさんが暗闇の中を行ったりきたりするうちもぐらになる場面は、6年生のKくんがよいアイディアを出していましたが、実際にやってみるとすっきりしませんでした。 せっかくの案が見ているひとにわからなければ困るので、もう一度みんなで考えました。「一度舞台からひっこんで、もぐらになって出てくるのは?」とKくん。他の子はなんとなくひとごとで、あまり真剣に考えていません。私は舞台から消えてほしくなかったので、そう言うと、Kくんは「もう考えられない」 うーんみんなで考えよう、と声をかけてねずみのもちつきからCDをかけて動いてみました。2人ずつ向かい合って壁になっているところで、いったりきたりしているうちに、だんだんもぐらになっていく動きができてきました。
そうして全部通して動いたあとには、「ねずみあなはもっと前の方がいい」(Kくん)「最後の壁は、ただ立っているだけじゃなくて、少し手をひろげた方がいいかも」(Y)といろいろな案や注文が出て、もう一度動くことにしました。 2回目もみんな真剣で、一生懸命なのがよくわかります。 それでも低学年の子二人にはちょっとキツかったのか、終わったあと「臼は動かないで」(A)「穴はもう少し広げて通りやすくして」(Kくん)と言われて不満げな様子。 「ねずみあなは、このお話でとても大事なものだから、頑張ってね」とテューターか声をかけると、「そうそう、人間の世界とねずみの世界出入り口だからね」とKくんも言ってくれて二人はちょっと納得した様子でした。 1年生のKちゃんは地区発表会ではひっこんでいる時が多かったのに、今回はたくさん出番があるのが嬉しいのか、不思議なのか「どうしてこんなに出るの?また出ていいの?」と聞いてきます。 ねずみあな、おもちをつくねずみ、つづらなど自分で選んだたくさんの出番を間違えずに楽しそうにやって、今回はお話との相性もよかったのかな、と思っています。
来週は音楽CDでやります。 そして今日話せなかった、見ている人に伝えたいこと、と話し合って気持ちのこもった発表になるようにしたいと思います。
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週末の事前合宿の疲れがとれないまま、でも伊勢原の小学生たちによってうまく気分転換になり、元気ももらえるかな、と期待しながら出掛けました。 (事前合宿でやったワークショップについては別にページを作成しようと思っています)
先週、来月のパーティ内発表のテーマを決定して、今日は役決め。 でもいきなり決めるのはちょっと・・と思ったので、このお話の楽しいところ、いいな、と思うところを言ってみることにしました。
C「ねこが頭がいい。王様の前でも堂々としていてすごい」RH「うさぎやうずらをつかまえるわなを簡単に作ってすごい」RA「長ぐつとふくろをください、と言った時もう計画を立ててあったのがすごい」S「なんでしゃべれるのかな。死んだふりをしてねずみを捕まえるのは命がけだと思う。ねずみやほかの動物にかじられたりしちゃうかもしれない」RK[むすこはねこをもらっただけなのに、おひめさまと結婚できてすごい」S「シフカ・ブールカに似ているところがいっぱいあった。3人兄弟で、お父さんが死んで遺産がもらえて、いちばん下のむすこがいろいろ苦労して貧乏なのからお姫様と結婚してお金持ちになれる。」「ほんとだ、いいところに気付いたね」とテューター。そこでみんなひとしきりシフカ・ブールカと似ているところを話していましたが、また話を戻して、RA「残り物には福がある、っていうけど本当だった」 どんどん自分の思ったことを言えるあなたたちがすごい、と思っていると自然に疑問が出てきて、それぞれを自分達の考えで解決しようとしています。C「これってねこをもらってから何日くらいの話?」RH,RAテーマ活動の友を持ってきて「書いてあったよー。ねこは何ヶ月も王様に贈り物をしたって」S[ねこは馬車より速く走れたのかな?」Sも含めてみんな口々に「近道をしたんだ」「馬車は王様を乗せているから、がたがた道じゃない遠回りの道を通った」「王様が揺れないように、静かにゆっくり走ってた」C「王様はねこに金貨だけじゃなくていろいろあげたと思う。いらなくなった宝石とか」
もう、ずっとこのまま話しを聞いていたかったけれど、そろそろ動かなくてはと思い、役決めに入りました。思ったより簡単にみんなの第一希望が叶い、足りないところを掛け持ちしながら全部の役が決まりました。 2回ほどみんなが意見を言い出した場面でCDを止めましたが、それ以外は全部通して動きました。 もっともっと時間があれば、何回も通して発表までの形も出来上がっていくと思えるグループですが、限られた時間なので、来週までの課題を考えておしまいにしました。 動いている様子を見て気になるのは女の子たちがみんな髪をさわること。新聞の記事に、プリクラをとる女の子を観察するとみんな異常に髪をチェックする、と書いてありましたが、最近の傾向なのかしら・・・ 役になりきれば、手の位置も決まるよね、と声をかけました。
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このグループ7人は3つの中学と1つの高校から来ているので、テストの時期もばらばら。今は二つの中学のテスト中。 でも休んだのは一人だけでテューターとしてはちょっと嬉しい気持ちになったけれど、それもつかの間。 どうもノリの悪いグループです。
一人休んでいるので役決めはもう一週待つことにして、今日は元気に海賊の歌を歌おう、と歌詞を大きく書いて準備しました。 が、歌うのはT子のみ。 大きい声で歌うと気持ちいいよ、と励まし数回歌ううちにだいぶ良くなったけれど、やっぱり家で聞いていないのはダメですね。 結局すっきりするためにはテーマ活動するっきゃない、とだいたいやりたい役を決めている子を中心にまた動く。 感じた事をシェアしたいけれど、なかなか意見がでないまま、7月の発表で頑張りたい場面を話し合いました。「闘いたい!」とピーター希望のS。それはみんな同意して、動く時は全部やるけれど、発表するのはもうピーターがウェンディになりすましているところからに決定。 来週から集中して頑張りましょう。
あとの課題はやっぱりグループが元気に盛り上がること。このグループらしさを出して楽しくなるように、知恵を絞ろうと思うのです。
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「ソングバードのリクエストある?」と聞くと一覧表の前に駆け寄り、2年生のAが「久しぶりにハンマーやりたい」。「私はこれー」とTが "Fruit song" を指差しました。 リクエストを聞いてすぐ反応してくれると嬉しくなります。 キディの経験のある子たちは小道具も覚えていて使いたいとのこと。だいぶくたびれて、持ち手がぐにゃぐにゃのハンマーを手に6年生も楽しく歌いました。 昨年度は6年生が大勢いて、1年生だったAはおきゃくさまのような1年を過ごしましたが、今年度になってリクエストしたり、テーマ活動で意見を言ったり、ぐっと存在感が増しています。
「おむすびやろー」とテーマ活動の催促が出るほど、みんなやる気充分です。今日のお当番は最近入会したばかりのK太郎。 姉弟入会なので気心は知れていても、テーマ活動は初心者だし、掛け声も遠慮気味で始まりました。
動きはだいぶ決まってきていますが、タイトルの前の音楽でなにをするか決まらないまま、とにかく通してみました。 みんな前回までに決めたことをよく覚えていてびっくり。 誰もぼーっとしていないのがすごい! Aは家の戸になったり山の木になったり、とよく気がついて動いています。 せりふも大きい声で言っているし、余裕の笑顔も見えます。 1回終わって気付いたことを聞くと、「穴をのぞいている時のおじいさんがおねえさんすわりなのは変」「ねずみがもちつきをしているあいだ、おじいさんはきょろきょろしている」「いいおじいさんととなりのおじいさんは動きがちがう」「となりのじいさんは、つづらがあることを知ってるから探すかんじ」 と細かいところによく気がついています。 もう一度最初のばめんのことを聞くと今度は「おむすびをみんなで作ってる」「みんなでおむすびになるのは難しいかな」「ねずみあなにおむすびを落とすシーンをやってみる」など、いくつか出てきました。それぞれ動いてみるうち、「低いロンドンブリッジみたいにして、ねずみがあなから出てくるのは?」と6年生のKくん。みんなでおむすびになって穴にはいっていく動きをしている時のことでした。みんな大賛成。「われながらすごいことを思いついた」と本人も嬉しそう。おむすびをもらって喜んでいるねずみたちになりきって、出てきてタイトルを言うことにしました。 2回目はそこから全部通して気持ちよく終了。 最後にもぐらになってしまう場面がアイディアはよいけれど、すっきりした動きにならないので、来週考えることにして終わりにしました。 そうして、さいごのさいごに"London Bridge"をねずみになってやっておしまい。
こうしてテーマ活動を繰り返し通すことで、本当にこの6人が“仲間”になっていくのがわかります。 ちょっかい出してけんかになったり、年下をかまうあまりお話から離れてしまって、他の子に注意されたり、遠慮なく意見を言い合ったり。
さて、「お当番さん、お願いします」と私に声をかけられながら、いやいや "Are you ready?" と言っていたK太郎は、 "Good-bye" をするころになって「丸くなってっていってるでしょ」と大声を出していました。よかった。
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先週時間切れで、テーマ決定を延ばしました。この一週間に聞いて考えてきたかしら、と思っていたところ、考えを変えた子が続出。「わかった負けたよ」とS平。勝ち負けじゃないんだよ、と声をかけつつ、うまく解決してひと安心。 テーマ活動大会で「ドン・キホーテ」が気に入った彼は次は「ドン・キホーテ」やろう、と今から言っています。 それにしても、決定までの話し合いが、まだまだ子どもっぽく感情的になることもあるけれど、それをおさえて、相手を尊重して意見を言っている様子に感心しました。今日の話し合いにテューターは「人の話しはちゃんと聞かなきゃだめだよ」と一度言っただけでした。
さて、そうやって決まったのが「ながぐつをはいたねこ」です。理由はいろいろな場面があって楽しそう、というのが一番大きいようです。今日は役をかえて2回通しました。1回目が終わって、気付いたことを話すと・・・
「最初の音楽のところはみんな自由にスキップして、これから楽しいお話がはじまるよ、って表したい」とRA 「音楽が終わったところで一列に並べるように動いて、タイトルを言いたい」RH 「最後の結婚式ではシフカ・ブールカでやったみたいに、華やかに自由にお祝いの気分で動いたらいいと思う」RA 「でも、これは昔のおはなしだから、そんなに豪華じゃないと思う」とC。 「参加しているのはねこと王様のけらいだけかもしれないけど、お祝いの気持ちを表したらいいと思う」とRA
二回目はみんなよく気付いて自分の役以外のものになったり、「長靴をはくと歩きにくいんじゃないの?」という発言で最初はよたよた歩いたり、またまた発見がいくつかあったよう。
発表までに3回くらいしかないけれど、たくさん考えてたくさん動いてほしいと思います。 来週は役決め。 なるべく早く決めて通して動けるといいな。
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7人いれば出来るお話はたくさんあるでしょうに、なぜかやりたいお話が「ピーター・パン4話」と「おおかみと七ひきのこやぎ」。もう7月17日に発表しようというのに・・・
今日は無理やり両方動いてみたけれど、やりたいと言ったわりに集中していなくて高校生のT子は「どっちも無理じゃない?ちゃんとやってないし」と厳しい。 中学生はやりたい気持ちと実際に動く時の照れくささのギャップを埋めきれない様子。 テューターとしてはやりたいものをやってほしいので、どう?と中学生に聞くと「ピーターやる」という。とにかく来週は試験中で休む子が3人いるので、今日中にテーマだけでも決めようと時間をオーバーしてやっと決定。ふうっ、どうなるんでしょうね。
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今日は役決め。お当番のKくんが司会で希望を取ったり調整したりして、じゃんけんをせずに比較的すんなりと決まりました。 初めて見る人のことを意識して(前を決めて)、今まで話したことを思い出しながら動いてみました。
前回まで、おじいさんがころがすおむすびが必要、と言っていましたが今回は誰もなりません。
テューター:今日はおむすびがいなかったね。
A:おむすびいらなーい
KI:いらない
他の子、特におむすび役になって楽しんでた子もみないらないと言う。
テューター:そうだねぇ。その場に必要なものを表現してこうね。 穴の中のねずみは見えていていいの?
Y:うん、こうやっておむすびを渡していく。(バケツリレー的におむすびを穴の奥のねずみに渡していく)
T:あと、臼の人が「自動だ」っていって勝手に動いていたのはどうなんですかぁ?
KI:いや、この時代にそんなハイテクはないでしょう
T:Kちゃんがつづらになっていたのはよかった。そのままおんぶしていけば背負ってるみたいでいい。
テューター:Kちゃんはどう?つづらになって楽しかった?
KM:うん、全部楽しかった。
ごろごろしているようでも、だんだんお話の中にいられるようになったKちゃんです。
A:おじいさんが、ねずみがおもちを持ってこないうちにたべたり、つづらを食べたりするのはやめてください。
おじいさん役のTちゃんはおままごと的に自分でシナリオを書き換えて遊んでしまうことがしばしば。約1年間テューターと二人ラボをしていた時はお話に集中していたけれど、仲間がいるとちょっとはしゃいでしまうのかな、と思っているところ。
このグループはもう「このお話を発表するんだ」、というモードになっていて、話し合いも真剣になってきました。来週はもっと聞き込んでその役になりきって動くことになりました。
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8日の支部テーマ活動大会に3年生の男の子Sを誘ったところ、「ドン・キホーテ」が気に入ったとのことで、今回のライブラリーキャンペーンで私からのおすすめの他に申し込んでくれました。こういうお話との出会いはとても幸せですね。 このグループはみんなお話を聞くのが好きでライブラリーの所有数も揃ってきています。夏休みのおはなしにっきが楽しみです。
さて、今日は「きてれつ六勇士」「ながぐつをはいたねこ」両方を動き、「シフカ・ブールカ」を含めた3つの中から7月発表するものを決めます。 みんながやりたい、と言ったお話にもかかわらず、やりたい役がなかったり一つの役に数人が集まったりと偏りました。 いつものことながら私がたくさんの役をやりながらまずは好きなように動きました。 今日は集中力がいまひとつ。ちゃんと聞いてきたのかなぁ。 終わってから、どれにするかの話し合いましたが、「シフカ・ブールカ」の3回の繰り返しがおもしろいし、覚えやすいという意見と3回の繰り返しが多くていやだ、という意見で対立。 「覚えやすいから、じゃなくて楽しくてやりたいおはなしを選んでね」と声をかけましたが、歩み寄りそうにないので、来週に持ち越しになりました。練習の回数が少なくて出来ない、と言われそう・・・
「きてれつ」の感想から・・・「お姫さまはいじわるでいんちき。結婚したくないなら最初から競争して負けたら結婚する、って言わなきゃいいのに」「兵隊はみんなの能力をちょうどいいところで使わせたから頭がいい」「姫と競争するのがたのしかった」「いろいろな特徴のある役がいて楽しい」
ところで、今月から休会になったMとは交換日記を始めました。妹が来ていてノートのやりとりは問題ないので、無理をせずになにを書いてもいいことにしてとりあえず先週スタート。早速今日書いてきてくれてました。こちらからは、ラボの行事の様子や、おすすめのお話をそれとなくちりばめつつ、あれこれ書くことにしています。 どんなことになるか、ちょっと楽しみです。
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今日は3人が学校の宿泊研修のためお休み。Sパーティへ留学していたTが戻ってきて1回目。といういつもとは全然ちがう雰囲気。 先週遅刻したりお休みしたりした子たちなので、"Midnight Special" と「グリーシュ」をもう一度やることにしていました。
普段は意見をほとんど言わず、テーマ活動もなんとなく言われて動く感じの子たちですが、今日は常にテューターの視界に入るのでいつもよりはお話の中にいたようです。終わってから一人ずつ気付いたこと、感じた事を話してもらいました。
ラボ歴が短く、テーマ活動で意見が言えない子も、とにかく繰り返しテーマ活動をやりながらお話の中に入っていかれるようになってもらうしかありませんね。 おしゃべりの子も無口な子もきっとなにか感じているはずです。
来週は約束どおり「ピーター・パン4」。そして「おおかみと七ひきのこやぎ」をやってみます。7月の発表はどうなるんだろー?
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雨こそ降らなかったけれどどんよりした天気。こういう日は子どもたちは放電する場所を探している雷雲みたいで、ぶつかっては火花を散らしている感じです。 それでもケンカや怪我もなく・・・
みんなが声を出して体を動かせるように、"What's this?" をやりました。それぞれ自分が英語で言えるものを部屋の中でさがして見せ、(本とかペン、飾ってあるぬいぐるみやフィギュア、カレンダーの絵、自分の体の部分など)みんなが What's this? と聞き本人が答えます。それからCDに合わせて動きながら歌いました。高学年でも派手に動いて歌っていたのでちょっと安心。 もう一曲やろうと思っていましたが、ゲームをやることになっていたので切り上げました。
先週みんなが持ち寄った「おむすびころころ」ゲーム。全部やれなかったので残りの2つをやりました。新聞紙を丸めて作ったおむすびを雪合戦のように投げる「おむすび合戦」。3回当たったら退場というルールにもかかわらず、夢中になっていると当てられたのに気付かずゲームが終わらないという欠点がありましたが、みんな好きなだけ投げたのであまり文句もでませんでした。もうひとつは、さっきの新聞紙のおむすびを一人が探す人の数だけ隠し、残りの人がひとりずつ探しにいく「おむすび宝さがし」。どちらも自分達で考えたゲームなので、途中でルールを改良したりしながら楽しんでいました。
テーマ活動本番は、となりのおじいさんがもぐらになるところの表現をシェアしてから全部を通しました。 一人が考えた案をみんなでやってみるのはなかなか難しいけれど、協力しようとする子が増えてきています。そしてイメージがわかれば、体が動くようです。 それでも3回目の今日は少しダレ気味。 来週は役を決めます。 みんな表現したい場面を考えてくる、動く時は言葉をちゃんと言いながら動くようにしよう、とみんなで決めました。「とにかくたくさん聞いてね」とテューターが言って終わりにしました。
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