Re:★読書、ブリューゲル、そして芸術に命を削る人が放つメッセージ(06月02日) [ 関連の日記 ]
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さちこさんさん (2006年06月03日 22時50分)
またまたガツンとくる日記、ありがとうございました。
家事をしているときやお風呂に入っているとき、
しばらくがのさんの今日の日記が頭を駆け巡ることでしょう。。。
以前はここで私も自分の思ったことをお伝えしなければ・・・!
と四苦八苦して文章にしようと試みたのですが、
「すらすらと出てくるものほど、薄っぺらく、
胡散臭くて信用できないものはないぞ。」
最近は一度立ち止まることが出来るようになりました。
ブリューゲルの絵、
ウィーンの美術史美術館で
どっぷり1時間ほど浸かったことがあります。
あっちにも、こっちにも、ブリューゲルの絵。。。
教科書で見た「バベルの塔」は何だかほんわかした感じだったのに、
実物を前にだんだんと気味が悪くなってきたことを覚えています。
しっかりとメッセージが詰まった本物の持つ凄み、
一日で何枚も見られるものではないと思いました。
温泉でいうところの「湯あたり」とはこういうものじゃないかと・・・
あれ、ちょっと話、違いますか・・・?
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Re:「今週の本棚(2)」を拝見して/読書をめぐって
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がのさん (2006年06月02日 22時12分)
ドロシーさん 【その2】
>特に、アポリネールの「アムステルダムの水夫」は以前読みたいと思
い、書店に足を運んだときに見つからず、そのままにしておいたもので
した。なんとなく、頭をコン、と軽くこづかれたような気がします。も
うちょっと真面目に読書しなさい、と。
⇒アポリネールの“Le Matelot d’Amsterdam”は、多分、単行本では出
ていないと思います。いま書店で探すとして、どれにこれが入っている
か、わたしは知りません。わたしの場合、ずうっと以前、紀伊国屋書店
から出ている革の背表紙でつくられた限定1000部の豪華本(いま測ってみ
ましたら、厚さ6センチ)、 鈴木信太郎・渡辺一民=編、川口篤=訳で読
んでいましたが、今回読んだのは中央公論社版「世界の文学 52/フラン
ス名作集」昭和43年の再販ものです。数年前に古書店で買ったまま放置
していたもの。サザンプトン郊外の別荘で見つかった、英国貴族の美し
い若い妻と水夫の血まみれの死体。死んだ水夫の上着のなかから飛び出
してきた猿。そしてオウムがくり返す「わたしは無実です」ということ
ば。ふしぎな作品ですね。「オノレ・シュブラック…」については、そ
れぞれ違う出版社の本で5~6回読んだことになります。
本の読み方をめぐっては、書きだすと長くなりますので、オモテの日
記のほうに移してつづきを書かせてもらいます(サボらずにDIARYを書け
とのお叱りもありますので)。
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Re:「今週の本棚(2)」を拝見して
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がのさん (2006年06月02日 22時07分)
ドロシーさん 【その1】
>驚きました。本当に、驚きました。まだ、6月の2日の午前中、とい
うのに既に四冊も読了されているとは!
⇒いえ、驚いてもらうようなことではありません。一つにはそれぞれ
の作品は、ごく短いもの(15~50ページ程度)だということと、初めてで
はなくて、それぞれ何度目かに読むものだということです。ずっと、ず
うーっと以前に読んでいて、ひょいと気になってまた読み直したという
にすぎません。たとえば、スタンダールの「ヴァニナ・ヴァニニ」やレ
ニエの「破綻」は昭和4年、昭和5年に刊行されたボロボロの本。記憶
にありませんが、どこかの古書店でむかし買ったものです。訳文は古
く、難しく、読みにくく、何度も何度も漢和辞典を見なければなりませ
ん。ですが、その古雅な味が、どうしてなのか、好きなんですね。
このごろの読書の悩みは、悲しいことに、視力の衰えです。つづけて
2時間読んでいると、前が見えなくなってしまいます。で、どうしてい
るかといいますと、タイムキーパーを30分、または40分にセットし、そ
れを区切りに目を休めます。目薬をさしたり、冷やした濡れタオルを目
の上にあてたりして。このサイトも、このごろは見ない日が多くなって
います。目を疲れさせないようできるだけ注意しているつもりでも、最
近は深夜12時ごろになると、目の前がぼうっとかすんでしまいます。情
けなく、歯がゆいことです。
【つづく】
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「今週の本棚(2)」を拝見して
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dorothyさん (2006年06月02日 11時32分)
驚きました。本当に、驚きました。
まだ、6月の2日の午前中、というのに
既に四冊も読了されているとは!
特に、アポリネールの「アムステルダムの水夫」は
以前読みたいと思い、書店に足を運んだときに
見つからず、そのままにしておいたものでした。
なんとなく、頭をコン、と軽くこづかれたような
気がします。もうちょっと真面目に読書しなさい、と。
はい。隙間の時間に読む本をもう少し選びます。
軽い読み物(読み捨てしてもよいようなもの)
ばかりでなく、じっくり読むものも準備します。
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Re:Re:Re:Re:きれいな花/智恵子の空、東京の空
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dorothyさん (2006年05月29日 16時16分)
がのさん
>やはり、東京の空はへんな空なんでしょうか。
いえいえ、そんなことはないとは思います。
ただ、私が学生だった頃、雲ひとつない青空が
灰色に見えて驚いたことがあるのも事実です。
どうしても、人が多く空気が澱む日が多いことは
事実だとは思いますが、逆に最近の排ガス規制など
で徐々に都会の空気もきれいになっていると思います。
また、智恵子の時代と現代とでは、たとえ
田舎であっても空気の汚れは格段に違うでしょう。
私も、智恵子の見た「本当の空」を見たいです。
そのためには、空気を汚さない生活の工夫を
欠かさないことだと日々心を戒めています。
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Re:Re:Re:きれいな花/智恵子の空、東京の空
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がのさん (2006年05月23日 10時18分)
ドロシーさん
私の大好きな日日草かと思っていました。
⇒日日草はわたしもよく知っておりまして、これはそれではないことは
たしかです。ご紹介のサイト、「お気に入り」に加えさせてもらいまし
た。でも、このサイトにも茉莉花はないみたいですね。
>この土曜日の朝日新聞の特別ページで、「智恵子抄」の世界、光太郎
と智恵子の“愛の旅人”を2面にわたって紹介していました。「あれが
阿多多羅山/あの光るのが阿武隈川…」
本当の青い空。四国から東京に出て、東京の晴天を仰いだとき、空が
灰色で思わず、「智恵子抄」のあの一節を口にしてしまいました。「東
京には青空がない」と。
智恵子は東京に空がないといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
こころを病んでいながらも、すばらしい感性、じつにかわいい感じ方
をする人なんですね。
ところで、東京にも、ときには空があるんですよ。オモテの記述に添
えた画像のうちの一つ、上野公園の噴水の借景には、ぬけるような青い
空。ご覧あれ、ぬぐったように雲ひとつありません。
ところが! …なんですね。このあとわたしは地下鉄で帰宅しまし
た。震動にあわせて気分よく本を読んでいてぜんぜん気づかぬうち、外
ではたいへんなことになっていたらしいです。東京・神奈川東部のあた
りは雷鳴とどろき、篠つくほどの雨、町じゅうがあわや水びたしに。あ
れほどよく晴れていたのに。地下鉄が東京から神奈川に入り、地上に出
て、目をあげると、車窓のガラスにナナメの雨粒が走っているのに気づ
きました。ドアがあいて外を見る。もうそんなには雨は降っていないよ
うでしたが、ホームはびしょびしょに濡れ、人びとは跳びはねるように
して屋根のあるほうへ急いでいました。空にはまっ黒の雲をまとった風
神が全力で駈けていました。
やはり、東京の空はへんな空なんでしょうか。
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Re:Re:きれいな花ですね
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dorothyさん (2006年05月23日 05時09分)
がのさん
>近所の花屋敷の女主人から教えてもらったまま、書いてしまいました
が、機会をみて確かめてみます。
写真を拝見したときは、(文章を読む前は)
私の大好きな日日草かと思っていました。
サイトを見ると、黄色いジャスミンも
あるのですね。
http://www.hana300.com/karora.html
>⇒あれっ、そこかな? 新町交差点の手前(駅から見て)にある「しお
やぐら手打ちそば」の店ですが。そもそもこのお店は、郡山の斎藤洋子
テューターに教えてもらったところでしたが。
・・・すみません。「しおやぐら」の間違いです。
私が通ったのは「しおやぐら」で、確かに交差点の
近くです。以前、そば茶を買ったこともあります。
「いしむしろ」は磐梯熱海近くの別のおそば屋さん
です。
>⇒どんなところか、何が展示されているのか、ぜひ知りたいですね。
ちょっと不便なところなんでしょうか。あのあたりでは、広いハーブ園
でゆったりと休んだ記憶があります。
そうですね。もう少し暖かくなったら行ってみたいです。
冬は閉館、というだけで雪深い会津に住む妖精の
イメージが膨らみます。
>別の話ですが、この土曜日の朝日新聞の特別ページで、「智恵子抄」
の世界、光太郎と智恵子の“愛の旅人”を2面にわたって紹介していま
した。「あれが阿多多羅山/あの光るのが阿武隈川/ここはあなたの生
まれたふるさと…」その、残雪光る安達太良山と阿武隈川の大きな写真
や、二本松市の“愛の小径”、智恵子の生家と記念館なども。生家の前
の道は「智恵子純愛通り」と名がつけられているとか。わたしのような
ものにはちょっと恥ずかしいような…。わたしは、花巻市の奥にある高
村山荘(高村記念館)には二度ほど行ったことがありますが、こんど、機
会があったら二本松のほうへも行ってみたいと思っています。
本当の青い空。四国から東京に出て、東京の晴天を
仰いだとき、空が灰色で思わず、「智恵子抄」のあの一節を
口にしてしまいました。「東京には青空がない」と。
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Re:きれいな花ですね
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がのさん (2006年05月23日 01時19分)
ドロシーさん
茉莉花とは、ジャスミンのことでしょうか・・・。あの芳しい花が庭に
あるのですか?
⇒だれがつけたか、すばらしいひびきのある花の名。加えて、中学生の
ころからアタマのなかに鳴っている、うえに掲げたインドの古詩。
きみがまなこは青蓮に
きみが皓歯は茉莉花に
かんばせ蓮の香に匂ふ……
その茉莉花って、どんな花なのだろうか、とずうっと憧れをもって想
像していました。ジャスミンの一種で、中国茶としてよく愛飲されてい
るようですね。ですが、じつは、上の花がほんとうの茉莉花かどうか、
わたし自身、疑っているんですよ。まずは、まっ白な花でなくては詩に
沿わないこと。赤い小さな唇のあいだからこぼれる、穢れない、純白の
かがやきを見せる恋人のかわいい歯は、これじゃあないのでは…、と。
近所の花屋敷の女主人から教えてもらったまま、書いてしまいました
が、機会をみて確かめてみます。
今日、猪苗代方面にドライブに行きました。帰りに猪苗代町の中を通
りました。ちょうどいしむしろのそば屋の前も通り、ああ、ここが、が
のさんがいらっしゃったことのあるおそばやさんか、と思いました。
⇒あれっ、そこかな? 新町交差点の手前(駅から見て)にある「しおや
ぐら手打ちそば」の店ですが。そもそもこのお店は、郡山の斎藤洋子テ
ューターに教えてもらったところでしたが。
奥会津の妖精の美術館にもそのうち行きたいと考えています。
⇒どんなところか、何が展示されているのか、ぜひ知りたいですね。ち
ょっと不便なところなんでしょうか。あのあたりでは、広いハーブ園で
ゆったりと休んだ記憶があります。
別の話ですが、この土曜日の朝日新聞の特別ページで、「智恵子抄」
の世界、光太郎と智恵子の“愛の旅人”を2面にわたって紹介していま
した。「あれが阿多多羅山/あの光るのが阿武隈川/ここはあなたの生
まれたふるさと…」その、残雪光る安達太良山と阿武隈川の大きな写真
や、二本松市の“愛の小径”、智恵子の生家と記念館なども。生家の前
の道は「智恵子純愛通り」と名がつけられているとか。わたしのような
ものにはちょっと恥ずかしいような…。わたしは、花巻市の奥にある高
村山荘(高村記念館)には二度ほど行ったことがありますが、こんど、機
会があったら二本松のほうへも行ってみたいと思っています。
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きれいな花ですね
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dorothyさん (2006年05月21日 23時04分)
茉莉花とは、ジャスミンのことでしょうか・・・。
あの芳しい花が庭にあるのですか?
花だけ見ると、日日草かと思いました。
さて、今日猪苗代方面にドライブに行きました。
帰りに猪苗代町の中を通りました。ちょうど
いしむしろのそば屋の前も通り、ああ、
ここが、がのさんがいらっしゃったことのある
おそばやさんか・・・と思いました。
時間的におやつのころあいで、私たちも
入ることもなく通り過ぎてしまいました。
あの店のたたずまいや味、いずれもとても
印象に残っています。うまい時間帯に行かないと
混雑してしまうのが残念ですが・・・。
奥会津の妖精の美術館にもそのうち行きたいと
考えています。
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Re:Re:Re:Re:Der Asket"(禁欲者)/わたしのこと?
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dorothyさん (2006年05月15日 06時11分)
がのさん
>肉襦袢…?
これは、仮装大会のときなどにお相撲さんの格好を
するために着る着ぐるみのことです。転じて、ぶよぶよ
の体型の人のこともそういうことがあります。つまり
脂肪の襦袢を着ているような・・・。
>肌襦袢。おッ、イロっぽ~い! ドロシーさんはときには
和服を召されますか。和装の麗人。日本画で見るような(以前、見ていた
だいた森田曠平画伯描くところの、物語性を帯びた日本女性)キリリッと
したたたずまいにあこがれますね。藤沢周平さんの作品にも出てくるよ
うな、品性高い女性。
以前は、お茶会に着物を着ていくことがありましたが、
正座ができなくなり、また、立礼の茶会でも腰を締め付ける
帯が体に負担が大きく、今は全く着ておりません。
もともとが大またで歩くのが好きだったので、裾が
ハタハタとならないように和服ではしずしずと歩いて
行かなければならないのが、大変でした。
>いや、失礼。足の健康が恢復し、いっしょに安達太良山に登れるとい
いですね。りんごちゃんたちもいっしょに。早くしてくれないと、わた
しのほうが老いぼれて歩けなくなっちゃいますが。
そうですね。沢山歩いても大丈夫なように、なるべく
歩いて移動するように心がけます。
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