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035
風のかよい路、〔がの〕さんの庭にて。
どうぞお気軽に。互いの率直な感性をそのままに交換いたしましょう。


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がのさんの掲示板 [全2358件] 961件~970件 表示 << 前の10件 | 次の10件 >>
Re:★読書、ブリューゲル、そして芸術に命を削る人が放つメッセージ(06月02日) [ 関連の日記 ]
さちこさんさん (2006年06月03日 22時50分)

またまたガツンとくる日記、ありがとうございました。
家事をしているときやお風呂に入っているとき、
しばらくがのさんの今日の日記が頭を駆け巡ることでしょう。。。

以前はここで私も自分の思ったことをお伝えしなければ・・・!
と四苦八苦して文章にしようと試みたのですが、
「すらすらと出てくるものほど、薄っぺらく、
 胡散臭くて信用できないものはないぞ。」
最近は一度立ち止まることが出来るようになりました。

ブリューゲルの絵、
ウィーンの美術史美術館で
どっぷり1時間ほど浸かったことがあります。
あっちにも、こっちにも、ブリューゲルの絵。。。
教科書で見た「バベルの塔」は何だかほんわかした感じだったのに、
実物を前にだんだんと気味が悪くなってきたことを覚えています。
しっかりとメッセージが詰まった本物の持つ凄み、
一日で何枚も見られるものではないと思いました。

温泉でいうところの「湯あたり」とはこういうものじゃないかと・・・
あれ、ちょっと話、違いますか・・・?
Re:「今週の本棚(2)」を拝見して/読書をめぐって
がのさん (2006年06月02日 22時12分)

ドロシーさん 【その2】

>特に、アポリネールの「アムステルダムの水夫」は以前読みたいと思
い、書店に足を運んだときに見つからず、そのままにしておいたもので
した。なんとなく、頭をコン、と軽くこづかれたような気がします。も
うちょっと真面目に読書しなさい、と。

⇒アポリネールの“Le Matelot d’Amsterdam”は、多分、単行本では出
ていないと思います。いま書店で探すとして、どれにこれが入っている
か、わたしは知りません。わたしの場合、ずうっと以前、紀伊国屋書店
から出ている革の背表紙でつくられた限定1000部の豪華本(いま測ってみ
ましたら、厚さ6センチ)、 鈴木信太郎・渡辺一民=編、川口篤=訳で読
んでいましたが、今回読んだのは中央公論社版「世界の文学 52/フラン
ス名作集」昭和43年の再販ものです。数年前に古書店で買ったまま放置
していたもの。サザンプトン郊外の別荘で見つかった、英国貴族の美し
い若い妻と水夫の血まみれの死体。死んだ水夫の上着のなかから飛び出
してきた猿。そしてオウムがくり返す「わたしは無実です」ということ
ば。ふしぎな作品ですね。「オノレ・シュブラック…」については、そ
れぞれ違う出版社の本で5~6回読んだことになります。

 本の読み方をめぐっては、書きだすと長くなりますので、オモテの日
記のほうに移してつづきを書かせてもらいます(サボらずにDIARYを書け
とのお叱りもありますので)。
Re:「今週の本棚(2)」を拝見して
がのさん (2006年06月02日 22時07分)

ドロシーさん 【その1】

>驚きました。本当に、驚きました。まだ、6月の2日の午前中、とい
うのに既に四冊も読了されているとは!

 ⇒いえ、驚いてもらうようなことではありません。一つにはそれぞれ
の作品は、ごく短いもの(15~50ページ程度)だということと、初めてで
はなくて、それぞれ何度目かに読むものだということです。ずっと、ず
うーっと以前に読んでいて、ひょいと気になってまた読み直したという
にすぎません。たとえば、スタンダールの「ヴァニナ・ヴァニニ」やレ
ニエの「破綻」は昭和4年、昭和5年に刊行されたボロボロの本。記憶
にありませんが、どこかの古書店でむかし買ったものです。訳文は古
く、難しく、読みにくく、何度も何度も漢和辞典を見なければなりませ
ん。ですが、その古雅な味が、どうしてなのか、好きなんですね。

 このごろの読書の悩みは、悲しいことに、視力の衰えです。つづけて
2時間読んでいると、前が見えなくなってしまいます。で、どうしてい
るかといいますと、タイムキーパーを30分、または40分にセットし、そ
れを区切りに目を休めます。目薬をさしたり、冷やした濡れタオルを目
の上にあてたりして。このサイトも、このごろは見ない日が多くなって
います。目を疲れさせないようできるだけ注意しているつもりでも、最
近は深夜12時ごろになると、目の前がぼうっとかすんでしまいます。情
けなく、歯がゆいことです。
【つづく】
「今週の本棚(2)」を拝見して
dorothyさん (2006年06月02日 11時32分)

驚きました。本当に、驚きました。
まだ、6月の2日の午前中、というのに
既に四冊も読了されているとは!

特に、アポリネールの「アムステルダムの水夫」は
以前読みたいと思い、書店に足を運んだときに
見つからず、そのままにしておいたものでした。
なんとなく、頭をコン、と軽くこづかれたような
気がします。もうちょっと真面目に読書しなさい、と。

はい。隙間の時間に読む本をもう少し選びます。
軽い読み物(読み捨てしてもよいようなもの)
ばかりでなく、じっくり読むものも準備します。
Re:Re:Re:Re:きれいな花/智恵子の空、東京の空
dorothyさん (2006年05月29日 16時16分)

がのさん

>やはり、東京の空はへんな空なんでしょうか。

いえいえ、そんなことはないとは思います。
ただ、私が学生だった頃、雲ひとつない青空が
灰色に見えて驚いたことがあるのも事実です。

どうしても、人が多く空気が澱む日が多いことは
事実だとは思いますが、逆に最近の排ガス規制など
で徐々に都会の空気もきれいになっていると思います。

また、智恵子の時代と現代とでは、たとえ
田舎であっても空気の汚れは格段に違うでしょう。
私も、智恵子の見た「本当の空」を見たいです。

そのためには、空気を汚さない生活の工夫を
欠かさないことだと日々心を戒めています。
----------------------------
Re:Re:Re:きれいな花/智恵子の空、東京の空
がのさん (2006年05月23日 10時18分)

ドロシーさん

私の大好きな日日草かと思っていました。
⇒日日草はわたしもよく知っておりまして、これはそれではないことは
たしかです。ご紹介のサイト、「お気に入り」に加えさせてもらいまし
た。でも、このサイトにも茉莉花はないみたいですね。

>この土曜日の朝日新聞の特別ページで、「智恵子抄」の世界、光太郎
と智恵子の“愛の旅人”を2面にわたって紹介していました。「あれが
阿多多羅山/あの光るのが阿武隈川…」
 本当の青い空。四国から東京に出て、東京の晴天を仰いだとき、空が
灰色で思わず、「智恵子抄」のあの一節を口にしてしまいました。「東
京には青空がない」と。

  智恵子は東京に空がないといふ、
  ほんとの空が見たいといふ。
  私は驚いて空を見る。

 こころを病んでいながらも、すばらしい感性、じつにかわいい感じ方
をする人なんですね。
 ところで、東京にも、ときには空があるんですよ。オモテの記述に添
えた画像のうちの一つ、上野公園の噴水の借景には、ぬけるような青い
空。ご覧あれ、ぬぐったように雲ひとつありません。
 ところが! …なんですね。このあとわたしは地下鉄で帰宅しまし
た。震動にあわせて気分よく本を読んでいてぜんぜん気づかぬうち、外
ではたいへんなことになっていたらしいです。東京・神奈川東部のあた
りは雷鳴とどろき、篠つくほどの雨、町じゅうがあわや水びたしに。あ
れほどよく晴れていたのに。地下鉄が東京から神奈川に入り、地上に出
て、目をあげると、車窓のガラスにナナメの雨粒が走っているのに気づ
きました。ドアがあいて外を見る。もうそんなには雨は降っていないよ
うでしたが、ホームはびしょびしょに濡れ、人びとは跳びはねるように
して屋根のあるほうへ急いでいました。空にはまっ黒の雲をまとった風
神が全力で駈けていました。
 やはり、東京の空はへんな空なんでしょうか。
Re:Re:きれいな花ですね
dorothyさん (2006年05月23日 05時09分)

がのさん
>近所の花屋敷の女主人から教えてもらったまま、書いてしまいました
が、機会をみて確かめてみます。

写真を拝見したときは、(文章を読む前は)
私の大好きな日日草かと思っていました。
サイトを見ると、黄色いジャスミンも
あるのですね。
http://www.hana300.com/karora.html


>⇒あれっ、そこかな? 新町交差点の手前(駅から見て)にある「しお
やぐら手打ちそば」の店ですが。そもそもこのお店は、郡山の斎藤洋子
テューターに教えてもらったところでしたが。

・・・すみません。「しおやぐら」の間違いです。
私が通ったのは「しおやぐら」で、確かに交差点の
近くです。以前、そば茶を買ったこともあります。
「いしむしろ」は磐梯熱海近くの別のおそば屋さん
です。

>⇒どんなところか、何が展示されているのか、ぜひ知りたいですね。
ちょっと不便なところなんでしょうか。あのあたりでは、広いハーブ園
でゆったりと休んだ記憶があります。

そうですね。もう少し暖かくなったら行ってみたいです。
冬は閉館、というだけで雪深い会津に住む妖精の
イメージが膨らみます。 

>別の話ですが、この土曜日の朝日新聞の特別ページで、「智恵子抄」
の世界、光太郎と智恵子の“愛の旅人”を2面にわたって紹介していま
した。「あれが阿多多羅山/あの光るのが阿武隈川/ここはあなたの生
まれたふるさと…」その、残雪光る安達太良山と阿武隈川の大きな写真
や、二本松市の“愛の小径”、智恵子の生家と記念館なども。生家の前
の道は「智恵子純愛通り」と名がつけられているとか。わたしのような
ものにはちょっと恥ずかしいような…。わたしは、花巻市の奥にある高
村山荘(高村記念館)には二度ほど行ったことがありますが、こんど、機
会があったら二本松のほうへも行ってみたいと思っています。

本当の青い空。四国から東京に出て、東京の晴天を
仰いだとき、空が灰色で思わず、「智恵子抄」のあの一節を
口にしてしまいました。「東京には青空がない」と。
----------------------------
Re:きれいな花ですね
がのさん (2006年05月23日 01時19分)

ドロシーさん
茉莉花とは、ジャスミンのことでしょうか・・・。あの芳しい花が庭に
あるのですか?
⇒だれがつけたか、すばらしいひびきのある花の名。加えて、中学生の
ころからアタマのなかに鳴っている、うえに掲げたインドの古詩。
   きみがまなこは青蓮に
   きみが皓歯は茉莉花に
   かんばせ蓮の香に匂ふ……
 その茉莉花って、どんな花なのだろうか、とずうっと憧れをもって想
像していました。ジャスミンの一種で、中国茶としてよく愛飲されてい
るようですね。ですが、じつは、上の花がほんとうの茉莉花かどうか、
わたし自身、疑っているんですよ。まずは、まっ白な花でなくては詩に
沿わないこと。赤い小さな唇のあいだからこぼれる、穢れない、純白の
かがやきを見せる恋人のかわいい歯は、これじゃあないのでは…、と。
近所の花屋敷の女主人から教えてもらったまま、書いてしまいました
が、機会をみて確かめてみます。

 今日、猪苗代方面にドライブに行きました。帰りに猪苗代町の中を通
りました。ちょうどいしむしろのそば屋の前も通り、ああ、ここが、が
のさんがいらっしゃったことのあるおそばやさんか、と思いました。
⇒あれっ、そこかな? 新町交差点の手前(駅から見て)にある「しおや
ぐら手打ちそば」の店ですが。そもそもこのお店は、郡山の斎藤洋子テ
ューターに教えてもらったところでしたが。

 奥会津の妖精の美術館にもそのうち行きたいと考えています。
⇒どんなところか、何が展示されているのか、ぜひ知りたいですね。ち
ょっと不便なところなんでしょうか。あのあたりでは、広いハーブ園で
ゆったりと休んだ記憶があります。
 別の話ですが、この土曜日の朝日新聞の特別ページで、「智恵子抄」
の世界、光太郎と智恵子の“愛の旅人”を2面にわたって紹介していま
した。「あれが阿多多羅山/あの光るのが阿武隈川/ここはあなたの生
まれたふるさと…」その、残雪光る安達太良山と阿武隈川の大きな写真
や、二本松市の“愛の小径”、智恵子の生家と記念館なども。生家の前
の道は「智恵子純愛通り」と名がつけられているとか。わたしのような
ものにはちょっと恥ずかしいような…。わたしは、花巻市の奥にある高
村山荘(高村記念館)には二度ほど行ったことがありますが、こんど、機
会があったら二本松のほうへも行ってみたいと思っています。
きれいな花ですね
dorothyさん (2006年05月21日 23時04分)

茉莉花とは、ジャスミンのことでしょうか・・・。
あの芳しい花が庭にあるのですか?
花だけ見ると、日日草かと思いました。

さて、今日猪苗代方面にドライブに行きました。
帰りに猪苗代町の中を通りました。ちょうど
いしむしろのそば屋の前も通り、ああ、
ここが、がのさんがいらっしゃったことのある
おそばやさんか・・・と思いました。

時間的におやつのころあいで、私たちも
入ることもなく通り過ぎてしまいました。
あの店のたたずまいや味、いずれもとても
印象に残っています。うまい時間帯に行かないと
混雑してしまうのが残念ですが・・・。

奥会津の妖精の美術館にもそのうち行きたいと
考えています。
Re:Re:Re:Re:Der Asket"(禁欲者)/わたしのこと?
dorothyさん (2006年05月15日 06時11分)

がのさん
>肉襦袢…? 

これは、仮装大会のときなどにお相撲さんの格好を
するために着る着ぐるみのことです。転じて、ぶよぶよ
の体型の人のこともそういうことがあります。つまり
脂肪の襦袢を着ているような・・・。

>肌襦袢。おッ、イロっぽ~い! ドロシーさんはときには
和服を召されますか。和装の麗人。日本画で見るような(以前、見ていた
だいた森田曠平画伯描くところの、物語性を帯びた日本女性)キリリッと
したたたずまいにあこがれますね。藤沢周平さんの作品にも出てくるよ
うな、品性高い女性。

以前は、お茶会に着物を着ていくことがありましたが、
正座ができなくなり、また、立礼の茶会でも腰を締め付ける
帯が体に負担が大きく、今は全く着ておりません。
もともとが大またで歩くのが好きだったので、裾が
ハタハタとならないように和服ではしずしずと歩いて
行かなければならないのが、大変でした。

>いや、失礼。足の健康が恢復し、いっしょに安達太良山に登れるとい
いですね。りんごちゃんたちもいっしょに。早くしてくれないと、わた
しのほうが老いぼれて歩けなくなっちゃいますが。

そうですね。沢山歩いても大丈夫なように、なるべく
歩いて移動するように心がけます。
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