Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2006年08月25日 11時04分)
candyさん 【その1】
>昨日合宿から帰って毎日新聞の余禄(コラムです)を見たら、キレン
ゲショウマが絶滅寸前と言う記事が載っていました。私の故郷徳島県の
剣山山頂近くに群生しているようで、宮尾登美子氏の「天蓋の花」がこの
キレンゲショウマのことだそうです。「みごとな花の群落、見渡すかぎり
黄色の点々は拡がり……、まるで一つ一つの花が月光のように澄み、清
らかに輝いてみえた。茎の高さは1メートルほど、葉はたっぷりと大きく
幅は二十センチはあろうかと思えるが、その立派な葉を従えるように、
さわやかな月光の花は凛、として気高い」…こちらも見ることが出来たら
素晴らしいでしょうね。
⇒ ご丁寧な書き込みをいただきました。ありがとうございます。「黄
蓮華升麻」ですか。いやいや、わたしは知りませんでした。花の形、花
のつき方、葉の形など、このたびわたしの見たレンゲショウマとはだい
ぶ印象がちがう(アジサイ科に属する)ようですが、これもなかなかかわ
いい、さわやかな花ですね。こちらはたしかにアジサイほどの青々とし
た大きな葉をもっていますが、レンゲショウマのほうは、ひょろりと頼
りない花茎のうえに咲き、花弁の印象ばかりで葉の印象はぜんぜんない
んですね。絶滅が心配されているというキレンゲショウマは、四国の剣
山とか石鎚山などの深山、九州・熊本の五家荘などでわずかにその群生
を見ることができるそう。できることなら、ぜひこの目で見たいもの。
宮尾登美子『天蓋の花』はさっそく読んでみたいです。先日、古書店ブ
ックオフでいったん手にしたものでしたが、105円、安くて助かるともい
えるものの、本の編集を長いことやってきたものにとって、本づくりの
たいへんな手間と気づかいを思うと、なんだか気がとがめ、105円なんぞ
で手にしてはバチがあたるような気がしてしまうんですよね。
【つづく】
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Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日) [ 関連の日記 ]
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candyさん (2006年08月25日 01時18分)
レンゲショウマ・・・私もお写真を拝見して一目ぼれしてしまいまし
た。実物が見られるなんて素晴らしい事ですね。私もこの掲示板の写真
を是非送っていただきたいです。イギリスで本当のイングリッシュガー
デンを色々見てきましたが、彼の地の、夏でも20度前後の気候が可憐な
花々にぴったりなんだと実感してきました。日本の35度にもなる機構に
可憐な花々のイングリッシュガーデンはかわいそう。このレンゲショウ
マも高地の22度あたりの気温だからこんな可憐な花を夏に咲かせるので
しょうね。日本の平地にはしっかり根を張った木々のある日本庭園が似
合っているな~と思いました。
ところで、昨日合宿から帰って毎日新聞の余禄(コラムです)を見たら
キレンゲショウマが絶滅寸前と言う記事が載っていました。
「日本植物の研究は以後欧米植物家を煩わさずして日本の植物学者の手に
よって解決せん」と日本の植物学の自立宣言をした東大植物学科の初代教
授の矢田部良吉氏が宣言後に二つの新種と新属新種のキレンゲショウマ
を公表している。属名は和名そのままのキレンゲショウマとし、日本の
植物学ここにありという意気込みを世界に示したのである。・・・
私の故郷徳島県の剣山山頂近くに群生しているようで、宮尾登美子氏の
「天蓋の花」がこのキレンゲショウマのことだそうです。「みごとな花の群
落、見渡すかぎり黄色の点々は拡がり・・・まるで一つ一つの花が月光
のように澄み、清らかに輝いてみえた。茎の高さは1メートルほど、葉は
たっぷりと大きく幅は二十センチはあろうかと思えるが、その立派な葉
を従えるように、さわやかな月光の花は凛、として気高い」・・・こちら
も見ることが出来たら素晴らしいでしょうね。・・・近年の暖冬で生息
数の増えた鹿などが標高の高い群生地に出没し、葉や茎を食い荒らして
いるのだそうです・・・
お花屋さんに色んな国のいろんな花が並んでいますが、やはり植物はそ
の土地の空気や環境にあったところで育つのが一番でしょうね。外国に
行くとその土地の素晴らしさを満喫し、一方日本の本来の良さを改めて
認識する事が出来ます。これも年の功でしょうか・・・ラボッ子たちは
どんな思いで日本とホームステイ先を見ているのでしょうね。
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Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2006年08月24日 11時07分)
Play with meさん 【その2】
だって、ふつうなら、野球選手が顔の汗をふくとなると、試合中でした
ら腕(そで)で乱暴にグイッとぬぐったり、ベンチに帰って大きなタオル
で頭から顔をゴシゴシこすって拭く、という風景を見せるものでしょ。
おしりのポケットからキチンとたたまれたタオル地のハンカチをおもむ
ろに取り出し、拭くというよりは軽く押し当てる、という、作法を知っ
た女性がしそうな上品なしぐさ。育ちのよさというか。意外でしたね。
> レンゲショウマのやさしい恥じらい、小夜ちゃんのイメージに重ねて
います。どうでしょう?
⇒「『レンゲショウマって、小夜ちゃんみたい』とPWMせんせいが云
ってるよ」なんて伝えましたら、すっかりいい気に舞いあがって、ます
ますせんせいが好きになってしまうかもしれませんよ。でも、この花の
ように清潔で、つつしみ深くへんに自己主張をしない、素直で、控えめ
な子であってほしい、どんな小さなこともごまかしたり、いい加減に流
したり、ないがしろにしたりすることのない子、小さな美しいものを見
てさえ感動し幸せを感じるこころ、小さな真実に好奇の目と愛惜の情を
もって向かい合える子になってほしい、と思っています。
でも、そんな理想をわたしが云うまでもなく、小夜はとってもいい子
なんですよ。
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Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2006年08月23日 22時11分)
Play with meさん 【その1】
>涼やかな妖精をみせていただきました! す~~~と汗が引いていく
ようです。あの喧騒を避けて深山を踏み分けて妖精を見つけてこられた
のはさすがです。
⇒ いやいや、多くの知人がこの夏、海外へ行き、大きなすばらしい体
験をしてきました。ノルウェーへ行った人、ベルギーへ、スイスへ、ド
イツへ、フランスへ、スペインへ、イギリスへ、また南米ペルーへ…。
(ずいぶん多くのテューターの方も海外旅行をなさっていましたね)。テ
ロの騒ぎなんぞどこ吹く風、わたしのまだ行ったことのない世界を見
て、無事に帰ってきております。おかげで少しずつながらおみやげの世
界の珍味にあずかって幸せな気分ではありますが、それにひきかえ、わ
たしの幸せとは、山の蔭でひっそりと隠れている小さな美しいものにふ
れて喜びとするという程度のケチなもの。まあ、人それぞれですから、
わたしはわたし、そんなにみじめに思っているわけではありませんが。
つつましい小さな喜びを何倍にも膨らませて喜ぶ、そんな貧しい生活ス
タイルに、もう馴れてしまいましたかね。
> 私はあの斎藤(佑樹)投手に魅せられて、何をも後回しにして、TVに
かじりついていました。フィーバーとは別に彼も涼やかですよね。内に
秘めた熱き想いを見せない18歳なんて、本当に魅力的でした。おばさん
の心をくすぐりますね。
⇒ 決勝戦 ハンドタオルの 清(すが)き汗
決勝再試合は見ませんでしたが、前日の引き分けになった息づまる熱
戦を見ながら、ふと浮かんだ川柳です。驚くほどマナーのいい選手でし
たね。投げおわったあと、荒れたマウンドのあたりをていねいにスパイ
クの先でかきならしたりして。あのハンカチのことなど、わたしのほか
だれも意識して見ていないかと思っていましたが、なんのなんの、きょ
うの新聞を見たら、「ハンカチ王子」「青ハンカチのさわやか投手」の
異名さえ生んでいるみたいで、ああ、みんな見ていたんだと、ちょっと
びっくり!
【つづく】
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Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2006年08月23日 17時25分)
足弱オジサンさん
>21,22日と平ケ岳を歩いていて、…
⇒上越国境の山、利根川の最初の一滴を求めて登った山につづいて、平
ケ岳ですか。すごいですね、勁いですね。すっかり「膏肓(こうこう)病
いに入る」というところ。山のことなど何も知らなかったわたしに、貴
君はここ5年、その香ぐわしい英気の心地よさ、ゆたかさを教えてくれ
ました。体力の衰えに抗しきれずにいるのが口惜しいところですが。
> レンゲショウマ、いいですね。色、形、下向きに恥ずかしそうに咲い
ているのが、なんともいえず可憐ですね。尾瀬沼のほとりに咲いてい
た、ヒメサユリを思い出します。
⇒ヒメサユリ、長蔵小屋の前であざやかな色を見せてくれましたね。台
風一過の一点の雲もない空の光と早朝の空気のなかで。
この夏の至仏山歩きではたいへんお世話になりました。こころならず
も多大なご迷惑をかけてしまうことになり、申し訳ありませんでした。
もう山はダメかな、と自信をなくしていましたが、このたびの御岳山、
足まわりを入念に検討した末に歩きました(ケーブルカーで一挙に400メ
ートル以上登ってしまいますので、もともと、それほどの急斜面はない
ところですが)。原因は、履いていた靴下がキャラバンシューズのなかで
ツルツルすべってしまっていたことによるとわかりました。対策のひと
つは、すべりにくい靴下をはくことと、すべるのを防止する中敷きをあ
てること。これでバッチリ、まったく苦痛はなく、快適そのものでし
た。
ええ、レンゲショウマ、ほんとうに愛らしい花です。画像で見てもら
っているのがほぼ原寸大の、小さな花。かわいいランタンのようです。
飾り気ない清楚さと、ひっそりとして自己主張のないつつましやかなと
ころが、いいですね。わたしの個人的な好みということでしょうか。
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Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日) [ 関連の日記 ]
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Play with meさん (2006年08月23日 11時59分)
またまた涼やかな妖精をみせていただきました!!
す~~~と汗が引いていくようです。
あの喧騒を避けて深山を踏み分けて妖精を見つけてこられたのはさすが
です。
私はあの斎藤投手に魅せられて、何をも後回しにして、TVにかじりつ
いていました。
フィーバーとは別に彼も涼やかですよね。
内に秘めた熱き想いを見せない18歳なんて、本当に魅力的でした。
おばさんの心をくすぐりますね。
はなしはもとへ!
レンゲショウマのやさしい恥じらいはまた別ですね。
cの紫の濃い一輪の画像をいただけませんか?
小夜ちゃんのイメージに重ねています。
どうでしょう?
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Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日) [ 関連の日記 ]
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足弱オジサンさん (2006年08月23日 09時06分)
21,22日と平ケ岳を歩いていて、この日記が更新されているのを
知りませんでした。
レンゲショウマ、いいですね。色、形、下向きに恥ずかしそうに咲い
ているのが、なんともいえず可憐ですね。尾瀬沼のほとりに咲いてい
た、ヒメサユリを思い出します。真夏の太陽に照らされている姿より、
曇りの日に日陰でひっそりと咲いている方が似合いそうですが。
足弱らしくもない感想になってしまいました。この花の姿に感動させ
られたせいです。
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Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2006年08月22日 21時40分)
みみっぴさん
>昨年12月に富士市で開設した、新人のみみっぴと言います。すご~く
素敵なお花の写真がいっぱいですね! レンゲショウマ、私も実物を見
てみたいです。
⇒主として列島の太平洋側に、薄くながら広く分布して見られるようで
すよ。ひょっとすると富士山麓のどこかで自生しているかもしれませ
ん。木の下蔭のあまり目だたないところを好むようですので、カタクリ
ほどには注目されることもなく、見過ごされてしまうことが多いかも知
れません。でも、こうして一度意識化されていますと、何かの機会に、
「アッ、これだ!」ということがあるかも。
ラボを始めてから、ちょっとお花から遠ざかっていますが、また、秋の
お花をベランダいっぱいにしてみようと思いました!
⇒かぐや姫のさと、富士市のラボ。前庭に駿河湾、うしろに富士。さぞ
かし美しい自然に恵まれておすごしのことでしょう。新富士から富士川
に沿って北上、芝川町を経て白糸の滝近くの温泉へ行ったことがありま
す。郊外の“富士楽座”から見た富士が、それはそれはきれいでした。
すてきな思い出です。どうぞその美しい地で、ゆとりあるゆたかさをも
って、多様なものがたりのこころを体したラボっ子たちを育ててくださ
いますことを念じ上げます。ラボっ子OGの一人とか。かつてのもっと
も輝かしい時代のラボを全身で体験なさった世代。富士山麓から清新な
風を巻き起こしてくださいますことを!
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Re:Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2006年08月22日 21時05分)
さちこさんさん
>か、かわいいお花~~! お花の紫がはっきり見えるように思いま
す。この固そうな蕾が開くと、こんなにかわいいお花になるんですね?
⇒ほんと、かわいい花ですねぇ。感動してしまいます。小さいながら花
の形がハスに似ているところから「蓮華升麻」といわれるようになった
とか。ハスの花に似ていますかねぇ…? わたしには、どうも…。
でも、花弁の先端だけが紫色というのは、ふしぎです。開花して間もな
い若い花ほど、そのムラサキは鮮やかだとか。
> ホトトギス、祖母が大好きな花です。米寿祝いに出版する予定の短歌
集も、タイトルは「ホトトギス」、表紙は紫色にする予定です。こうや
って生活が豊かになるということは、愛する花があるっていいことだな
~と思います。
⇒自然界は不思議と美しさに満ちています。あざむくことを知らない純
良な世界。小さな美しいもの、小さな真実に寄せる愛惜の情と好奇の目
をいつまでも持ちつづけたいものです。ホトトギスの花ことばをご存知
でしたか。「今月の花神」の“ホトトギス”でご紹介しましたが、「永
遠にあなたのもの」だそうですよ。さて、さちこさんは永遠にだれのも
のと宿命づけられている?
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Re:★夏の森にひそやかに舞う、高雅な妖精の群れ(08月22日) [ 関連の日記 ]
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みみっぴさん (2006年08月22日 19時01分)
はじめまして~☆
昨年12月に富士市で開設した、新人のみみっぴと言います。
タイトルに引かれてやってきました~!
すご~く素敵なお花の写真がいっぱいですね!!!
レンゲショウマ、私も実物を見てみたいです。
奥多摩ですか?
つり橋のある風景がとっても涼しそうですね~。
ラボを始めてから、ちょっとお花から遠ざかっていますが、また、秋のお花を
ベランダいっぱいにしてみようと思いました!
また、素敵なお花の写真、アップして下さい。
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