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035
風のかよい路、〔がの〕さんの庭にて。
どうぞお気軽に。互いの率直な感性をそのままに交換いたしましょう。


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がのさんの掲示板 [全2358件] 531件~540件 表示 << 前の10件 | 次の10件 >>
Re:Re:Re:★寡黙な男が仕事を終えるとき、映画「山の郵便配達」(07月25日) [ 関連の日記 ]
さちこさんさん (2007年07月27日 22時29分)

がのさんへ

>なになに、
>さちこさんにその幸せを教えてくれたのはご家族ですって!?

本当に、がのさんが仰るとおり、たわいもないことなのです。

小さかった娘が公園のむこ~うから走ってきて
「8ちゃんのお母さん!」
と言って抱きついてくれたこととか。。。
息子を自転車のこども用座席に乗せて、
過ぎる電車に手を振ったり、
坂道を「うひょ~~!」と風を切りながら走ったこととか。。。
主人が握ったおにぎりを家族4人で食べることとか。。。

抱きついてくれた子どもの体温を今でも鮮明に覚えているし、
その子を抱きしめたときの幸福感は今まで経験したことのないものでし
た。
小さかった息子の頭越し、汗のにおいも覚えているし、
主人は明日もおにぎりを握ってくれるでしょう。
こんな小さいことにふるえるような幸せを与えてくれる家族。
この大切な家族に
こどものことなど何も考えない、
娯楽を追及したおもちゃなどの物質的な幸せを足したくはないし、
おけいこごとなどで費やす時間をひきたくはないのです。
そのまま、ただ、抱きしめていたい。
私はそれで充分なんです。

すみません。
ひとりごとのような書き込みです。

映画を見たら、またこちらにお邪魔しますね。
Re:Re:★寡黙な男が仕事を終えるとき、映画「山の郵便配達」(07月25日) [ 関連の日記 ]
がのさん (2007年07月26日 11時50分)

さちこさんさん

【その2】

 そうなんですね、つまらぬもの、無駄なものを足しもしなければ引き
もしない、そんな「原生活」の幸福のゆたかさと美しさが満ち満ちてい
ます。そこには、特別にすぐれた人間がいるわけでもない、支配する(指
導する)ものも服従するものもいない、声高に経営改革を叫んで狂奔する
ものもいない、平等とか公正とかということばも必要のない、なだらか
な生活。
 なになに、さちこさんにその幸せを教えてくれたのはご家族ですっ
て!? そうですか、もっとそのことを詳しく聞きたいですね。

 このたびの新潟中越沖地震の被災のすがたを見て思うのもそのこと。
これまでの過剰なまでの利便を一挙に失ったこんな非常時にあって、な
お無くてならないのは、必要量の水と食料、そして力を合わせて助け合
える人と人の絆。高度な文明の利器など何の役にも立たないことが多
い。「山の郵便配達」は、いま、わたしたちに何が大事にされなければ
ならないかを考えさせてくれる映画で、DVD(皮肉にも、この文明の利器
で!)で簡便に見られると思いますので、ぜひこの夏に。
Re:Re:★寡黙な男が仕事を終えるとき、映画「山の郵便配達」(07月25日) [ 関連の日記 ]
がのさん (2007年07月26日 11時48分)

さちこさんさん

【その1】
>がのさんの日記を拝見して、ぜひ見たいと思いました。
最近の小説や映画を見て思うのです。やれ、日本が水に沈むだの、地球
に隕石がぶつかるだの、主人公は不治の病であったり、または超能力者
であったり。こうまでしないと、日々の生活に幸せを感じることが出来
ないのかしら?

人間も、風景も、日々の暮らしも、足さずひかずそのままを見つめてい
たい。そうすることが一番の幸せ。このことを教えてくれた家族に感謝
の毎日です。
     ----------------------------
 日本で刊行されている本や上映された映画のタイトルは「山の郵便配
達」。これはこれでぴったりだと思いますが、原著では「那山 那人 
那犬」となっているそうです。「あの山、あの人、あの犬」といったあ
たりでしょうか。ほとんど人の住まない山岳地帯の遠い道のりを、郵便
をくばってまわる過酷な仕事。うれしい知らせもあれば悲しいことを伝
えるものもある便り。その喜びも悲しみもともにする仕事。どこを見て
も山また山、そこに質素な暮らしを営む人びと、その人びととの飾り気
ないふれあい、報われることの少ない孤独な仕事の友をするのが、なか
なか気の利いたかわいい犬。こちらもぴったりのタイトルといえましょ
うか。いかに中国が高度な経済成長を遂げ近代化されようと、人がふつ
うに生きていくときに大事にされるべきものをしっかりとどめるこのす
がたは、これからも変わることなく残っていくのではないかと思われま
す。【つづく】
Re:Re:★寡黙な男が仕事を終えるとき、映画「山の郵便配達」(07月25日) [ 関連の日記 ]
がのさん (2007年07月26日 10時53分)

みかんさん

【その2】

 五輪を前に高い槌音のひびく北京や上海などの近代的都会生活からは
まったく忘れられたウラっ側にあるような人びとの生活。まっすぐで
す、純粋です、俗情などなく、さわやかです。困難な仕事を受け継ぐ若
ものの、リタイアしていく先人への思いやりと、うぶうぶしいひとり立
ちのすがたが、わけても美しい! 登場する人物も少なく、これがどう
して映画になるのかと思わされましたが、そこは、さすが、ということ
なのでしょう。たいそう印象のいいおかあさんが登場し、息子のひとり
立ちをはらはら見守り、家族のぬくもりをつくっていますが、これは原
作にはありませんね。日記のほうで書き落としたことに、愛犬の「次男
坊」のことがあります。犬ぎらいのわたしでも、こんな犬なら、と思う
くらい、賢くてかわいい。
Re:Re:★寡黙な男が仕事を終えるとき、映画「山の郵便配達」(07月25日) [ 関連の日記 ]
がのさん (2007年07月26日 10時52分)

みかんさん

【その1】
>大好きな映画です。映画館でもう一度みたいですね~。そうですか、
原作はもっといいのですね。読んでみたいと思います。「北京バイオリ
ン」も好きです。
ニュースで入ってくる中国は、なんだか??? となることもあります
し、1人1人の人を描いた、こんな作品に、今からも出会いたいと思い
ます。
     ----------------------------
 いま中国というと、輸入食品の安全性に問題があるとされ、日本人に
は印象がよくありません。これも、能率が問われ、経済性が追求される
生産現場のひずみと見ることができましょうか。そこには、「人間」は
存在せず、生産者と消費者のすがたしかありません。それにひきかえ、
このすぐれた映画が描き出す世界は、さちこさんが言ってくれたよう
に、足すこともない、引くこともない、人間そのままの世界。ごまかし
はどこにもなく、利潤を求めて駆け回る人のすがたはどこにもありませ
ん。急をなす山の斜面は、人が走るにはふさわしくないということでし
ょうか。

 みかんさん、この映画をご覧になったのですね。ただに「感動」とい
うのとはちがう、しみじみとした味わいをいつまでも残す映画でした
ね。ええ、原作にはもっと深い味わいがあります。アラン・ブースもい
いですが、夏にはどうぞこれも読んでみてください(大木康=訳、集英社
刊)。彭見明(ポン・ヂェンミン)という書き手については何も資料を持ち
ませんが、新人作家でしょうか、その文体はあまり達者とはいえず、む
しろたどたどしいですが、若々しく無駄がないものでした。
【つづく】
Re:★寡黙な男が仕事を終えるとき、映画「山の郵便配達」(07月25日) [ 関連の日記 ]
さちこさんさん (2007年07月25日 22時03分)

がのさんの日記を拝見して、ぜひ見たいと思いました。

最近の小説や映画を見て思うのです。
やれ、日本が水に沈むだの、地球に隕石がぶつかるだの、
主人公は不治の病であったり、または超能力者であったり。
こうまでしないと、
日々の生活に幸せを感じることが出来ないのかしら?

去年、季節は忘れてしまいましたが、
岐阜・金華山がある公園で電飾のイルミネーションで飾られていまし
た。
ここは清流長良川が流れ、鵜飼の篝火がとても美しい場所の近く。
ピカピカ光る電飾を見て、
「ここまでコテコテにしないと
 きれいと感じることが出来なくなってしまったんだ。」
やりきれないものを感じました。

人間も、風景も、日々の暮らしも、
足さずひかずそのままを見つめていたい。
そうすることが一番の幸せ。
このことを教えてくれた家族に感謝の毎日です。
Re:★寡黙な男が仕事を終えるとき、映画「山の郵便配達」(07月25日) [ 関連の日記 ]
みかん(でこぽん)さん (2007年07月25日 21時48分)

大好きな映画です。映画館でもう一度みたいですね~。

そうですか、原作はもっといいのですね。読んでみたいと思います。

「北京バイオリン」も好きです。

ニュースで入ってくる中国は、なんだか、???となることもあります
し、1人1人の人を描いた、こんな作品に、今からも出会いたいと思い
ます。

アランブースさんの本”The Roads to Sata”、まだ、本州です。7月のお
盆の頃、北国のお盆が描かれてあるところを読み、うち辺りとずいぶん
違うな~と、思い、新潟の地震の頃、ブースさんは本の中で新潟を徒歩
縦断中で、私はニュースの「柏崎」にすぐ反応しました。

ちょっと、とばして、広島の所と、熊本の所は読みました。広島では胸
ふさがれました。熊本は、阿蘇から大津、熊本市へと下って行かれたよ
うです。この数年、テューター研修でよく使う部屋から、アランさんの
通った路が見えます。何だか不思議です。

また戻って、昨夜は9月15日の敬老の日で、天橋立辺りです。夏休み
中には読み終えたいと思います。
Re:Re:★ギリシア神話は女性をどう描いたか(07月03日) [ 関連の日記 ]
がのさん (2007年07月18日 21時44分)

ばーばーじゅこんさん

>Kさんは同じ地区のお背の高い素敵に飛びきりの美人T.です。虫好
きのKさんは知っていましたが、でも、爬虫類までお好きとはしりませ
んでした。爬虫類どころか、虫も好きではなかったのですが、孫のせい
でなんとか、蝉、とんぼ位はつかまえられるようになりましたが。
     ----------------------------
 はい、Kさんの美しい容姿については以前よりヨッシーからよく聞かさ
れております。きれいな女、となると、ちょっといじめたくなり、から
かいたくなるのがわたしの悪い癖。アンドロメダと見なして怒涛のしぶ
きのかかる険しい岩に鎖でつないでいじめてやろうかと。しかし、から
かわれ、いじめられているのは、情けなや、どうやらわたしのほうのよ
うでして…。ヌメヌメした気味悪い爬虫類幻想で悩まされる幾夜か、と
いったあんばい。以前、修善寺のバラ園で見たケムシをマイマイ蛾の幼
虫と鑑定してもらったことなどがあり、「浦安の虫愛ずる姫ぎみ」と呼
んでおります。美人で虫ずきというだけでなく、たいそう知性にすぐれ
た人で、こりゃあムシできない存在、というわけ。ただ、いまだにチビ
のときに見た「ヘビむすめ」の艶なるしぐさ、ニシキヘビとぺろぺろキ
スしているすがたとKさんがダブってしまうものですから、その幻想から
逃れるのに悩まされている昨日今日でして。
 

 14日の「お別れ会」にうかがえなかったので、明日、柴田Tのご自宅
のほうに、元テューターの方々とうかがうつもりでおります。柴田さん
のギリシャ紀行文、お送りしましょうか?

⇒コピーしていただけるようでしたら、ぜひ。なお、わたしの追悼文は
カトリーヌのBBSのほうに書かせてもらいました。悲しいことです。
どうぞご遺族のみなさまによろしく弔意をお届けいただきますようお願
いいたします
Re:★ギリシア神話は女性をどう描いたか(07月03日) [ 関連の日記 ] ・
ばーばーじゅこんさん (2007年07月18日 19時26分)

がのさん
 Kさんは同じ地区のお背の高い素敵に飛びきりの美人T.です。ラ
ボ・テューターには昔から女も惚れ惚れする方たちが沢山いらっしゃい
ましたよね。私がラボを続けているのも、女好きのせいかな?危ない話
です。虫好きのKさんは知っていましたが、でも、爬虫類までお好きと
はしりませんでした。
 爬虫類どころか、虫も好きではなかったのですが、孫のせいでなんと
か蝉、とんぼ位はつかまえられるようになりましたが。
 
 14日の「お別れ会」にうかがえなかったので、明日 柴田Tのご自宅
のほうに、元テューターの方々とうかがうつもりでおります。柴田さん
のギリシャ紀行文 お送りしましょうか?
Re:Re:谷間の百合
Play with meさん (2007年07月17日 22時08分)

がのさん
小さな子どもが頭を撫でてほめていただいた様にとても嬉しいです。

また何か読みたくなるようなほめ上手のGANOさんですね。

ありがとうございます。
 
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