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最近買った本。ナーサリーライム(マザーグース)のネタ探しをしていて、たまたまたどり着きました。ナーサリーライムの秘密の歴史…ちょっと目を引く題名です。しかも表紙の左半分はオドロオドロシイ単語のオンパレード。拷問・詐欺・貪欲・殺人・死刑…わっ、読んでみたい!一見ナンセンスな唄の裏の意味ってこと?と飛びついてしまいました。読者の興味を引くために恐ろしげに書き立てる安っぽい(^▽^;)本かと思いきや、ページをめくると意外と淡々としています。著者も英国史を研究している方で、教育的なウェブサイトを複数運営されているとのこと。へぇー。そんな中で、わおーと思ったものをひとつご紹介します。有名なジャックとジルのナーサリーライム、Jack and Jill went up the hill…ってアレ。ご存知の方も多いと思います。日本語訳だとジャックとジルおかをのぼった、手おけをもって水くみに。ジャックがころんで、あたまをうった(broke his crown)、ジルも ころがりおちていく。と続いていきます。実はこの歌のルーツはフランスだそうです。ジャックはルイ16世、ジルはマリー・アントワネット。そう、かなり有名なお二方です。ルイ16世が斬首され王位を失い(broke his crown)、後を追うようにマリー・アントワネットの首も転がり落ちた…というのがこの唄の起源なんだとか…ひえ〜〜!後年、子供向けに歌の続きが付け加えられ、ハッピーエンドのわらべ唄に変貌したそうです。日本のわらべうたも、調べると史実に基づいていたりするものがあるようですが、どこの国でもいろいろ隠語?にして揶揄したり拡散したり…「名もない民衆」ってじつにたくましいですよね。さらに驚愕の豆知識が紹介されているのでついでに書いちゃいます。斬首の後に落ちた首の髪の毛をつかんで高々と掲げる図をどこかで見たことがあると思います。アレ、集まった群衆に首を見せてるんだと思ってませんでしたか?誰しもそう考えると思うんですけど、違うんですって。首が胴体から離れた後、脳が酸欠になってやがて死に至るまでの間、少なくとも8秒間は意識があるんだそうです。頭部を掲げるのは、実際は首に、群衆と首をなくした自分の胴体を見せるため………うあああああああー!怖い!怖いよう!しかも何たる屈辱‼︎最後の瞬間にこんな屈辱を味わうなんて、そりゃぁ立ち会った全ての人を呪うでしょう!怨霊・亡霊話に事欠かないわけですね。ご興味ありましたらどうぞ。Amazonで買えます。
記事元:アメーバブログ
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