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高校生のリーダーシップに感謝 2015/02/22の日記 |
02月22日 (日) |
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宮沢賢治作「雪渡り」を取り上げている小中高生グループ。
テーマ活動をすすめるほど、賢治作品のことばに、表現の仕方に、
感心。においがあり、光があり、感触、色もみえてくる。
そうした空間ではじまる「きつねたち」と「こどもたち」との交流。
囃子ことばは、リズミカルな乗りにのっていつのまにかラボっこたちは
「ラッパー」になってはしゃぎだす。
むずかしそうだけど、なぜか魅かれる。一枚一枚、その魅力を
解き明かしたい。そんな衝動にかられる不思議な世界だ。
そろそろ、場面を丁寧にみていこうということになり、疑問を
出しあっていた小学生。「カガミモチ」って何?「かがみって鏡?」
「正月に供える丸いもちだよ!」「どこにおいてあるの?」「リビング?」
・・・このやりとりを聞いて驚く私。「四郎たちはどんな家に住んでいるの?」
「雪渡り」に表現される雪景色も想像はまったくできないだろう。楽しそうに
テーマ活動をしているこどもたちの表現しているものはかれらの今である。
帰り際、高校生がみんなに言ってくれた。「どんな家にすんでいるかなど
お話に出てくるわからないことばなどを調べたりよく考えてこよう。」
帰宅後、「想像力」の隔たりを知らされたわたしは、「いい、いい。
このままこどもたちの想像した世界でつくっていけばいいんだ。」と自分を
納得させた。
そして1週間後のラボ。「かやぶき屋根」「寒水石」「雪沓」など調べたり、
考えてきたことが共有されていった。
「かがみもちを狐のところにもっていっておやりってお兄さんがいってたけど、
神様にお供えしてるものをもっていくって、きつねのことを大事に考えているね。」
「キックキックトントンは雪ぐつをはいてるからでる音だね。」
物語に入りこんでいくこどもたちの姿があった。
高校生Aちゃんのリーダーシップに感謝。
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