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2013/10/09 ホームステイとラボ力。 |
10月09日 (水) |
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先日研修でラボのアメリカのホームステイを引率されたの石川テューターのお話を聞きました。そのお話についてパーティー便りにも書いたのですが、記録として残しておきたいので日記にも。
『ことばを超えるラボ力、社会力 』がお話のテーマでした。ホームステイで発揮される『ラボ力』とは・・・。
1.問題解決をしようとする力
例:自分のホスト(同年代の子供)が部屋にこもっている状態をどうするか。
→遊ぼうと声をかける、ホストマザーに相談する。
2.様々な発見をする力
例:最近楽しかったことは?という質問に→『ホストと探検にいったこと。』何もない大自然の中で生活することに幸せを感じられる。
3.失敗から学ぶ力
例:自分用に買ったラジコンを、ホストがプレゼントと勘違いして使って壊してしまった。
→自分用ときちんと伝えればよかったと思い、その後自分の意見を主張するようになれた。
4.相手を認める力、感謝する力
例:折りヅルをネックレスにしてホストマザーにプレゼンすることで感謝の気持ちを表した。
5.環境を受け入れ、自分を発揮する力
例:ホストと動物の世話をした、ホストと出かけたなど、ステイ先の環境を楽しんでそれを幸せと思える。
このお話を聞いて思い出したのは自分の初めての海外&ホームステイの時のこと。当時大学1年生だった私は3週間のアメリカのウィスコンシン州の小さな女の子が3人いる家庭にホームステイをして、同じ大学の仲間と現地の大学で語学研修に参加しました。
小旅行もあり全体としては楽しかったのですが、実はホームステイはあまり楽しかったという記憶がありません。今振り返るとちゃんと『Thank you』を言えていたのか、楽しい時は笑顔でいられたのか、自分の考えをちゃんと伝えていたのか・・・上記ラボ力を少しでも身につけて発揮できていたらもっと毎日を楽しく過ごすことができたのかもしれません。
また、ステイ先のホストからの相談でよくあるのが、ステイしているこどもが何をしても喜ばない、何を考えているのかわからないという内容だそうです。でも引率のテューターが子供に話を聞くと、ステイを楽しんでいるとのことでその楽しさや感謝の気持ちが、こどばや表情に出てこないから伝わっていないことが多いそうです。
これはアメリカでのお話で、自分の意見を求められる国では自分はどう考える、どう思うかをきちんと伝えられることがとても大切になってきます。そんなとき、英語力よりも大切なのは考えて伝える習慣が身に付いているということ。どんなに英語を知っていても、物事を考えて、それを伝えたい気持ちがなければコミュニケーションはとれません。
私がそのことに気がついたのは、学生時代に毎年長期で海外旅行にでかけるようになってからです。初めてのホームステイはあまりよい思い出がなくても海外での生活はたくさんの発見があり、自分自身や日本を見直す機会でもあり、ラボを始めたとこにもつながっているのだと思います。
海外にいなくても、5つのラボ力は幸せになれる力につながっていて、それを少しでもラボを通じてこども達が自然に身につけていってくれたと思います。そして、何より考える力。子どもたちは色々考えています。面白いことも、変なことも、不思議なことも。それぞれの考えを大切にして、発揮できるパーティーでありたいと思いました。
石川テューター、お話されていた内容をそのまま載せてしまってすいませんが、とっても貴重なお話ありがとうございました。
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