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遠野でおばあさんから昔話を聞いてきました |
08月30日 (木) |
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今年の旅行は、遠野と花巻。岩手は遠くになだらかな山が幾重にも見えて、見渡す限り田んぼが広がり、のどかなところでした。山に入っていくと小川が流れ、水辺の景色がひっそりとして美しかったです。
遠野では、伝承園で曲がり家の炉端に座り、語り部の佐々木いせさんから遠野に伝わる昔話を聞きました。語り口のやさしいこと。方言があるからお話がわかるかな?とおっしゃっていましたが、ほぼわかりました。カッパのお話。オシラサマのお話。ざしきぼっこのお話。ごとくのお話。30分ほどお話を伺いました。不思議なお話でしたが、おもしろかったり、悲しかったり、心惹かれるお話ばかりでした。
語ってもらうことの楽しさを存分に味わえました。小さい頃から炉端で昔話を何百回も聞いて身体で覚えているので、語りに味わいがあるのだと思いました。骨太で、すとんと聞いている側に落ちてくるのです。ラボの教育法もこれに近いものがあるなと再認識しました。何度も聞いてイメージを広げでいく楽しさでしょうか。読んで頭で覚えるのではなく、聞いて身体で感じて覚えることの強さでしょうか。
花巻は宮沢賢治記念館に行きました。賢治の生涯を詳しく展示してありました。自筆の原稿を見たり、賢治が使っていたチェロや愛好していたレコードを見て、「セロ弾きのゴーシュ」に思いをはせました。「注文の多い料理店」の音楽も浮かんできて思わず口ずさんでしまい、自分の中に宮沢賢治のラボのお話がこんなにも浸透していることに気づき、不思議でした。「永訣の朝」も「雨にも負けず」も自筆の原稿を読んで、私の心に迫る思いがありました。ラボの宮沢賢治のCDも展示してありました。
遠野、花巻においでの際は、是非上記2カ所へいらしてみてください。
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Re:遠野でおばあさんから昔話を聞いてきました(08月30日)
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プリティ。^^。さん (2012年11月12日 11時32分)
初めまして。仙台のテューター入野田節子です。
以前東北のライブラリー研究で「聴耳草子(ききみみぞうし)」を
読み合わせし、昔の日本って面白いと思いました。「おばけのQ太郎」
の日本も、今の子どもたちに説明がつかない部分があり、面白いです。
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