殻をやぶるきっかけ |
05月15日 (火) |
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発表会を終えて、ラボっこたちからの感想を毎回見ていると、あるとき視点ががらっと変わるときがあります。パーティ全体で発表するときキディさんや小学校の低学年は、高学年の先輩たちにある意味見守られてのびのびと楽しみ、そんな中で「セリフが言えた!」「この表現楽しかった!」「○○が好き!」などの感想が出てきますが、小学5年生あたりから、「セリフが英日でちゃんと言えないとはずかしいかも。でもむずかしい」とか「表現したいけど、なんとなく照れる」という感情が芽生え、感想も「○○ができなかった」とか「もう少し覚えたかった」などちょっと後ろ向きなものがみられるようになっていました。よくわからないプレッシャーを感じるようになり、外から見ても、全体的に固くなってくるようです。今年6年生のTちゃんもそんな雰囲気でしたが、今回自分とまったく違ったキャラクターの役を迷いながらも引き受け、テューターとしてもこれが何かのきっかけになればと思っていました。はじめからテンション高く登場するので、どちらかというと冷静なTちゃんはほんとうに気持ちを寄せるのに苦労していました。まじめに取り組んでいるので英日のセリフは、覚えていますが、キディさんからも「CDの声と違う感じ」と言われてしまったり。それでもそのセリフはなんでこんなに元気なんだろう?とそれまでいきさつを想像したりして、やりとりを繰り返しているうちにだんだん自然に気持ちが入ってきているように見えてテューターも「いいぞいいぞ」と思ってきました。「どんどんいい感じになっているね」とみんなも声をかけていました。Tちゃんいわく、それがとても励みになったようです。その結果本番は、相手との呼吸もぴったりで、元気に発表することができました。この体験をTちゃんはどう感じただろうかということがテューターとしては知りたかったところ、感想が出てきて、「今回自分にとって一番難しい役に挑戦してがんばった、自分としてはいっぱいっぱいだったけど、もう6年生だから小さい子たちもまとめていかなくちゃいけないから、両方たやるのが大変だった。でも小さい子たちもがんばってくれたし、自分もがんばれてよかった」という内容の感想を書いてくれました。今までも面倒見のいいTちゃんでしたが、それを言葉にしてくれたのははじめてだったので、このテーマ活動の体験が何かを彼女に残してくれたんだとうれしくなりました。Tちゃんの挑戦に拍手!これを最後に休会に入る高3のC、これからパーティで一番上になる中3のYも自覚を持ってがんばっていたこともTちゃんに影響を与えたようです。テーマ活動を通してひとつの殻をやぶることができたTちゃんの今後が楽しみです。
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Re:殻をやぶるきっかけ(05月15日)
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さっちゃんさん (2012年05月23日 11時29分)
Tちゃん、発表を終えて少し成長したんですね。
うちのパーティの6年生も今までになく緊張したといってました。
高学年としての自覚、いろいろな意識が生まれたんでしょうね。
めぐこさんの日記を読んでなるほどと思いました。
事例集、報告も終わり、ライブラリー課題図書に取り組みます。
新着登録させてくださいね。
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Re:Re:殻をやぶるきっかけ(05月15日)
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めぐこさん (2012年05月26日 13時40分)
書き込みありがとうございます。さっちゃんさんの一日広場でのリポ
ートでも、発表会ではそれぞれのラボっ子にドラマがあるんだなあと思
いました。ライブラリーもこれから忙しくなりますね。ラボっ子の姿う
ぃ思い浮かべてがんばりしょうね。私も登録させてくださいね。
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