母語と想像力の大切さ |
10月16日 (土) |
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今日はテューターの研修でお茶の水大学の内田伸子先生のお話を
うかがってきた。先生は幼児年代の言葉と心の発達を長年調査し
母語の土台がしっかりとているかどうかで英語などの他の言語の
学習のカギを握っているといわれる。
日本語で他者とのかかわり、伝えあい、共同する姿勢の苦手な子は
英語でも同様な場合が多いとも言われる。
母語の基礎を作っておけば思考力も高まり外国語習得にも力を発揮する
⇒10カ月ごろからイメージが働き、お腹の中18週で音として届き
聴覚も発達して音としてストックし歩くようになる1歳半のころに
語彙をしゃべり始める。
想像力=生きる力
暗記能力で生きてはいけない、自分でどうしたらいいのか考え答えを出していくには想像力が大事。
この時期にたくさんの絵本に出会い、絵を見ながらお子さんとの会話
したり子供との共有の時間を大切にすることで語彙力がアップし、
語彙力は会話・言葉の基本となる。
テューターの役割:一人ひとりの違いを敏感に察知して対応すること。
適切な、適時の援助。教導は慎重に(上から目線で教え込まない)
。テューターの言葉を抑えることも必要=子供の自発性が発揮される。
大人として子供を育てるときにとっても大事なことを内田先生から
いただいた:なんだろう?を育てたい⇔創造的想像力を育てる
・自分から本当にやろうとしないと自分の力にならない
・関心をもてばあっという間に習得
・文字が書けるかでなく、文字で表現したくなるような内面の育ち
こどもとの会話で心かけること:
・子どもによりそう
・その子自身の進歩を認める=他者と比べない
・禁止や命令でなく提案をする
・子ども自身が考え判断する余地を残すこと
↑
自立的思考力を育てる
母語の土台の上に英語教育をという内田先生の言葉一つ一つに
納得しラボの英語教育は英日の言葉で構成され絵本や物語で母語を大事にして英語の音に親しみ
異年齢の仲間の中でコミュニケーションしたり、まねっこしたり
しながら体を動かし、体を動かすことで言葉もついてくる幼児年代
に絵本や物語の世界に浸る時間の大切なことを確認しテューターとしての自信になった2時間でした。
「自由に発想、創造できるその環境を整えること=子供の言葉と
心の成長」
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