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海の楽隊**江ノ島遠足 |
04月07日 (水) |
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2日の金曜日は、強い風で、春の嵐だったけれど3日の土曜日、
よく晴れた空の下、パーティ遠足にいってきました!
実は、遠足の前、1人で下見に行って、江ノ島を堪能してきたせいもあり
今回子供達には見せたいものがいっぱい!地区のOテューターから、
「ここがおもしろいわよ~」といろいろ教えてもらっていたので、
あれもこれも経験させたくて、一番うずうずしていたのは私でした。
一日お預けを味わった皆は、私も含めて、やる気満々、集合時から顔が
耀いていました。
鷺沼から片瀬江ノ島まで、1時間ちょっとの道程です。意外と近い。
しかし、リゾート気分が味わえる「江ノ島」って小さい頃からちょっと
特別な憧れの響きを持つ島です。
10時到着、藤沢にお引越しした、小2と小4の姉弟君たちも一緒に参加
してくれて、ますますにぎやかになりました。
江ノ島は、江戸時代から弁財天を詣でに、やっぱりリゾート気分で
江戸っ子たちが大勢訪れてきた場所です。今でも弁天様の像は有名です
が、私達の遠足は、弁天様にはちょっと手を合わせてごあいさつして
早速水平線を見るために頂上へ。有料のサミュエル・コック園には
大きな展望タワーも在りますが、わざわざ登らなくても亀ヶ岡広場から
わぁ~っと広がる水平線を見ることができました。海の楽隊の、オープ
ニングのイメージです。子供達は、空を舞うとんびに気をとられたり、
走り回ったり。でも、この景色、皆と一緒に見たかったので、とっても
満足。そのまま島の裏側まで一気にクネクネ細い階段を下っていくと
突然目の前にうわっと海が迫ってくるポイントがあります。子供達も
思わず「ウワ~ッ!!すごい!」と大歓声。ついさっきまで足元の下の
ほうだった波が、急に目の前の高さに来る、起伏にとんだ地形は、中々
味わえません。稚児ヶ淵という岩棚が、自然の遊び場を作っているので
す。磯遊びの前にもうひとつのワクワク。それは岩屋の探検です。
有料ですが、自然の浸食でできた洞窟=岩屋のなかを歩きます。ポイン
トは、小さい板に立てて、灯が消えないよう、和紙で囲ったろうそくを
それぞれが手に持って暗い中をソロソロと歩くのです。まるでトムソー
ヤの探検みたいに・・・・短い距離ですが、第一岩屋と第2岩屋があり、
その二つを繋ぐ橋から見る海の景色も、素晴らしい景色でした。これも
子供達と一緒に見たい海でした。始めは怖がっていた子も、みんなと
行く!と一緒に冒険。きっと心に残ったことでしょう。
その後は広い岩棚で、磯遊びです。濡れても良い靴に履き替え、皆
すっ飛んでいきました(笑) 干潮で、磯溜りには、色々な生物がいまし
た。小さなミクロの世界に浸って、フト顔を上げると、ド~ンと大きな
波しぶき。あれていなくても、太平洋から来る波ですから、迫力です。
波の音と、子供達の歓声、それがなんともにぎやかで、海水も温んで
いて、本当にのどかで楽しいひと時でした。楽隊がにぎやかに演奏して
いるのはこんな空の下かしら、と思うようなお天気。少し日に焼けまし
た。稚児ヶ淵から、帰りは船です。一気に弁天橋の袂まで、10分ほどで
海路を戻ります。これも子供達と一緒に乗ってみたかったので、船が
運行していて良かった!小さな船なので、波次第で直ぐ運休になるそう
です。お昼は、江ノ島の入口で、優雅に?テーブルとイスを独占して
お弁当。ソフトクリームもたべました~!自分のしたい事をみ~んな
子供達と一緒にかなえている気分でした。
さて、まだ遠足は終りません!徒歩5分にある、新江ノ島水族館へGO!
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この日は神奈川県民入場料半額、というので、ラッキーでしたが、すご
い人出!春休みだし、仕方ありません。でも、それほど待たされずに
入館できました。バディをくみ、はぐれたら、出口に何時に集合、と
みんなで自由に見回りました。大水槽に泳ぐ海がめと、サメ、エイの
悠然とした姿に見とれ、水中で自在に方向を変え、まるでオーロラの
ような動き方をする魚柱を飽きずに眺め・・・・いつしかまるで子供と
同じように見入っている自分がいました。大きな水槽の下から眺めると
さっきまで荒っぽく寄せては返していた波の音も、全て静寂の中という
不思議な感じになりました。海の上から波を見下ろすのと、海の中から
上見上げる、どちらの視点も経験でき、私の頭の中は、海の楽隊の音楽
で一杯に。すると子供達も同じように思ったのか、いつしかだれかが
魚たちを見ながら、メロディを口ずさんでいるではないですか!
あ~、そうよね・・・今私達は同じ物を見て、同じイメージを共有して
いるんだ・・・・今、何も言葉では説明しなくても、頭の中がつながっ
ているんだ・・・・とすごく強く感じました。
大きなチューブの下から上を見上げると、頭の上をサメが泳いでいきま
した。それを見上げる私と中3のKh。前回話し合いの最中に出てきた、
「光りが差し込む海の中から、水面のほうを見上げているイメージ」
とだれかが言った言葉を 私達は同時に思い浮かべていたに違いありま
せん。私がKhに「あの下から見上げるイメージだね」というと
「うん、それを考えてた」・・・私達の中に「海の楽隊」のお話が
確実に根付いていました。「いくらみててもあきないねぇ」という水族
館も、イルカのかわいい姿を堪能し、実際のサメに触って見る体験をし
て、ようやく帰途に着きました。みんな満足そうです。
ひとつのお話を通じて、いろんなものを見聞きし、それを頭の中で
イメージとして膨らませる・・・それをみんなで共有していく・・・
この遠足も、マイPの宝物になりました。みなさま御協力ありがとうご
ざいました。
次回の合同練習、どんなイメージが出てくるのかすごく楽しみです!
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