|
|
|
|
|
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
海の楽隊**ハーモニー オブ マイP |
02月25日 (木) |
|
1月はいく、2月は逃げる・・・・昔の人の言うことは正しいなぁ・・・
あっという間に2月も終わりに近づきました。ご無沙汰してしまいました
黒岩パーティ、ただいま4月29日の たま川地区の発表会に向けて
始動しています。
今年取組む物語は「海の楽隊」。私が子供の頃からあるお話で、
よく親しまれている絵本ですが、今見てもすごく新鮮です。
もちろん絵本だけが新鮮なのではなく、物語も、何度聞いても飽きない
不思議な魅力に満ちています。そういうときに、改めてラボ・
ライブラリー(物語)の持つ力を実感します。
英語と日本語で、何も小道具を使わず、物語を体で表現すると
いう事は、改めて考えてもすごく奥の深いことだと思います。
どんな世界でも飛んでいける。海の中でも、上でも、自由自在です。
今回は海に住む生き物達が、船を救った御礼に、憧れの
オーケストラの楽器を分けてもらい、海の中で不思議な
メロディーを奏でるようになる・・・・という幻想的なお話です。
何度か動いた後に、高校生が
「このお話ってさぁ、小さい子にとっても、分かりやすい話だけど、
よくよく聞くと深~くも表現できるよね~」
としみじみ。ホント、それこそがこのお話の素晴らしいところです。
とは言え、実際出てくるオーケストラの楽器を弾いたことのある子は
数少ない。大きい子は、吹奏楽経験者も何人かいるのですが・・・
何も小道具使わない、といっても音を出す楽しさは実感してみたい。
そんなわけでいろいろ楽器を持ち寄ったり、作ったり。作るほうは
小さいペットボトルに米やらマメやらを入れて、マラカス?のような
ものですが。
あとは、うちにたまたまあった、ケルトミュージックなどで使う
小太鼓 BODHRAN(アイルランドの最も旧い楽器のひとつ、
直径50センチくらいの、片側だけ皮張りの太鼓)を引っ張り出したり。
これは「エメリアンと太鼓」のときも大活躍しました・・
100円ショップで買った、(以前クリスマスにあげた)オカリナが
出てきたり・・・ケルト笛や、もちろん、学校で使うソプラノ
リコーダーやハーモニカ、鍵盤ハーモニカ、鈴など、まるで
お遊戯会の練習?!のようなにぎやかさ。みんな楽しそうに音を出して
います。思う存分楽しんで、「気持ち」を体感してもらうことが
まずは大切。でもでも、そこで「あ~楽しかった!」で終って
しまったら、先につながらないのです。その体験をどう膨らませて
子供達の心の中に「本当のエッセンス」としてポトンと落ちていくか
が、ラボのテーマ活動の真髄なんだと思います。
でも、子供達は無意識に体得して、いつのまにか・・・・
なんですけどね、何時も。
******************************
今は、まだ、その過程を楽しんでいる最中。
太鼓をたたいて、大きな音を出しすぎて
「うるさくて皆の音が聞こえないよ!」といわれたRちゃん。
「太鼓は大きい音が出るから、もっと回りの音を聞いて、皆と
あわせて叩かなくっちゃ」。そんな意見が自然に出てきます。
みんなで作ったマラカスを、じゅうたんの上で転がしてたH君。
「ねぇねぇ、ほら波の音がするよ!」・・・うわぁ、ホントだ!!
テューターもビックリです。そのH君、おはなしの最後に
「この世ならぬ、不思議な音」という表現に
「いいなぁ~・・・聞いて見たいなぁ・・・」と独り言。
こういう感性に触れるとき、テューターはものすごく感動します。
******************************
「Bang,bangっていってるけど、これって何の音だろう?僕は打楽器だと
思うけど」・・・・大人なら「あぁ」ってかたづけてしまう
オノマトペも、初めて聞く子供達は一つ一つが新鮮で、
「これは○○の音だ」「これは○○だ」・・・・ってテーマ活動の友
にかいてあるんですけどね。子供はそんな注釈はお構いなし。
英語も”It's wonderful, just wonderful"って、クジラの言う
とおりに言ってきます。直ぐいろんな場面で応用するようになって、
普段の会話でも、このフレーズが一番よく出てきています。
でもおかしいのは、その言い方はいつでもクジラの声音なところ(笑)
******************************
自分達の頭の中にある音を出すのは、プロでも大変なのでしょうが
子供達は、頭の中にクリアーな音楽を描いているわけではないのに、
「世にも不思議なメロディ」を身体中で、いや心まで総動員して
表現しようとしています。
まだ、それぞれのイメージがバラバラで?ハーモニーになるのは
だいぶ先のようで(本当にハーモニーになるのか?!)すが
大海原にたゆたう、船のように、波のように、メロディが生まれて?
それがハーモニーになりますように!
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|