「JCBL地雷をなくそう!こどもキャンペーン&カンボジアツアー報告会」
4年前の「ラボ地球ひろば」がきっかけで、大山Pのこどもたちは、H&H子供支援団体が支援を継続的につづけている カンボジア・バングラデシュの子供達と文通をしたり、手作りノートやミニ・バザーをして集まったお金を給食費を、絵本をおくるための活動として手渡してきた。こどもたちは毎年、いろいろなテーマで、相手の国のことを知るために本を読んでしらべて、それをパーティーのみんなで共有できるようにクイズ形式でスタンプラリーしたり、手紙をかいたりしてきた。昨年、カンボジアのことをしらべていたら、地雷の被害が今でもとてもおおきいことがわかった。今年は地雷のことを知ろう!ということになった。土曜日クラスのこたちが、いろいろな地雷の本をよんでしらべた。わからないことがいっぱいでてきた。そこで、今回は地雷廃止日本キャンペーンの内海さんにおいでいただき、みんなで地雷のことを学び、何かひとつ自分たちにできることをやってみよう!とアクションすることにした。
大山Pのこどもたち、御父母、OBたち、たまがわ地区のみなさん、おともだちと、おもいもかけず、たくさんの人が集まってくれた!うれしかった!
まず、昨年末、H&Hのスタディーツアーに参加した遥とテューターの大山の報告を映像とお話でつづる報告会。ふたりとも予想をはるかに越えたカンボジアのゴミ山のひどさ、貧しさ、地雷の山、ポルポトによる虐殺の悲劇に心をいためながらも、一生懸命いきて夢を描くこどもたちの瞳の輝き、元気にふれて、翻って、日本にかけているものは何だろう?と考えてしまった。そして、自分たちが、同じ地球の友達としてできることをしたい!という思いが強くなった。
さあ、いよいよ内海さんの地雷のお話。まずは、地雷に関するクイズで。
*世界には何種類くらいの地雷があると思う? 自分が考えた数のところに並ぶのだが・・5~一万以上までみんなで並ぶ。正解は365種類。「もっと悪く、もっと悪く!とふえていくのよ」とのこと。円形の埋蔵型、パイナップルの形をしたワナ型、空から簡単にばらまけるおもちゃのような形の散布型、の3種類の模型で、特徴をおはなししてもらう。地雷は人を怪我させることが目的。手や足、眼や耳が失われてしまう。でも、被害にあった人たち、こどもたちはその被害を背負って生きていかねばならないのだ。「悪魔の兵器」
*その場所にいくつ地雷があったら、「地雷原」とよばれるのでしょう?
「一つでも地雷があると予想されたら、そこは地雷原」地雷をふまないように
、安全とだとおもわれているところを踏みながら子供たちは学校へ行くーーというお話に、みんなは体験したことのない「怖さ」を感じた。雨が降ったら地雷は流されてしまうとのこと。人間だけでなく、家族が生きていくのに大切な家畜、象たちも地雷の被害にあっている。「地雷をふんだ象」のお話を紙芝居で聴く。
*地雷をなくすには?「オタワ条約」は一人の思いが世界に広がって:
子供たちの感想から、とてもこの話に感激したとのこと。「自分と同じ被害にあってほしくない、これ以上地雷の被害にあってほしくない」という、あるアメリカ人の強いおもいが、まわりの人たち、そのまわりの人たちへ、たくさんの人たちに出会って伝わっていき、各国の人たちを動かし、世界を動かし、オタワ条約が出来た。だから、思いを他の人に伝えることはとても大切。たとえ最初は小さくても,大きな力に育っていくのだという真実。
*地雷廃止のためのちょうちょキャンペーン
現在39カ国がオタワ条約に未加入で、地雷の製造や使用、保有が続いている。この国々に宛てて、「条約早期加入」を訴えるメッセージをちょうちょのカードにかく。。現在でも被害のある国々にだれが地雷をうめたのか?今の紛争の状況など、こどもたちの質問に答えて内海さんがいくつかを説明してくれた。一匹のチョオウお羽ばたきが台風をも起こすというONR FLAP, Global Impactという理論。みんなの働きかけが、世界を動かしますように!
*参加したみんなからの感想:
「オタワ条約がどうやってできたのか?ふつうの人のひとつの思いが世界をうごかしたなんてとてもすごいな、とおもった。」
「地雷を作ったり持ったりしている国を責めるのではなく、「地雷をなくそう」という我われの仲間になってください!という発想、強くて優しくていいなあ!と感じました。」
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